ところで、うちの子犬ですが、すくすくと成長しています。
乳歯が抜けて大人の歯が生えてきたり、おてんてんにふわふわの毛が生えたり、これまたまあ、生意気(恥ずかしい)なことに、
オレコの背中に飛び乗って『ロックの祭典か!』ちゅうくらい腰を振るわ、耳をなめるわ、かむわ、ひっぱるわの狼藉を働いたりの、
総括していえば、乱暴であったり、食いしん坊であったり、お利口さんの反対であったり、ま~、もう、ほんとに手がかかります。
仕事から帰り、ゲージを開けると、大谷君の剛速球ストレートよろしく、一目散に駆け出していき、そっからはもう、一瞬も目を離せない。
0.0001秒でも気を許したら、散々なことになるので、出すときは慎重に、周到に準備を整えて、ということになるわけです。
ちなみにオレコは、乱暴をはたらくころのことをいやがって、自ら、別室に隠れてしまいます。
本気を出せばオレコのほうが強いし、やっつけることもできる。けれども彼女はやらない。
いまのところ、静かに隠れて過ごすことを選んでいます。オレコはじっと、我慢の子です。
小さい子への配慮というか、やさしさというか、これがオレコのルールなんでしょう。
(まあでも、食いしん坊では負けていないので、食べ物の競り合いになると、モロのごとく、怒ります)
老犬と一緒の暮らしも大変でしたが、子犬は子犬で別の大変さがあります。
生後8ヶ月でやってきて、かしこく、おとなしく、気立てがよく、手がかからず、実に育てやすかったオレコと比べると、いやもう比べようがないほどなのでありますが、ただいまころすけ、アホアホ真っ盛り。
マンツーマンの時には、大も小も、トイレでできるようになりました(おやつ大作戦)が、ひとたび自由にすると、これがもう、ぱーっと頭にお花が咲いて、あちこち好きなところでしまくり、
さらに困ったことに、大きいほうすると、がつがつもぐもぐ食べてしまう(食ふん)こともあるのであります。
驚きはしましたが、身の回りに子犬時代にそういうことをする子がいたこともあって、食ふんの事実を知っていたことと、子犬子育ての勉強をしたときに学んで一応の理解はしておりました。
これについては、かかりつけの医師、生まれた犬舎、犬の育児のプロなどの指導を受けて、焦らず、時間をかけてゆっくりとやめさせていこう、という方向性でやっています。
が、ねー。
さーんぽ進んで2歩下がる~
じーんせいは ワンツーパンチ
まったく、チーターはよく歌った(365歩のマーチ)もので、よしうまくいった!と思うとすぐさま次には、ぷりぷりもぐもぐやっている。
これを目の当たりにすると、犬とは、子犬とは、と、頭でわかっていても、もう、ガックリきてしまうわけです。
さらにガックリくるのは、今まさにガックリ100%のところに、当の子犬がやってきて、ニコニコしながら、その口で、その舌で、ねろねろねろと、にんげんの顔や口を舐めてくること。
もちろん、うん子のにおいです。
ぎゃーーー!!!やめろぉーーーーー!!!
イナバウアーよろしく、のけぞってよけるわけですけども、その時点で大抵、唇を舐められている。
う、う、とむせび泣きながら(ウソ)おしり拭きで自分の唇をぬぐい、もろもろの処理をするような毎日(もう正直ブログどころじゃない)。
こんちゃんの時もそうだったけれど、こういうときは、見守ってくださるみなさんが励ましてくださったり、応援してくださったり、
ワワワーーーっと情報をお寄せくださったり、あれこれ親切にアドバイスや体験談などを教えてくださったりします。
中にはいくつか(いずれも名うての犬暮らしお歴々諸先輩)
「ほう!なるほど!すごいですね!」
と目の覚めるようなご提言を頂くこともあり、それらを活用させていただくこともしばしば。
心配してネットで調べてくださったり、人づてに聞いたりして「こんなん、どや?」と、そりゃもう、たくさーん、情報を寄せていただきました。
もう、ほんま、ありがとうございます。
ところがです。
いやはや、ありがたやーありがたやーという反面、これが、かかりつけ医師やプロのご指導、あるいは、
リアルこんころをよく見知っている犬仲間の経験談、そして、リアルこんころの実際の状況やらと、若干ズレていたりするわけです。
「うーん、ありがたいけど、ちょっと的外れかなー」
いうご意見が集まってしまうのは、ある意味、仕方のないことで、
それというのも、みなさん、リアルこんころを見たこともなく、私も、ここですべて(100%)を語っているわけではないわけなので。
中川家 パートから帰ってきたオカン
中川家の言葉を借りると『説明すんの、しんどいねん』というような心境(複雑で面倒ということもありますが精神的にしんどいこともあるのじゃ候)で、省略している部分が、かなりあります。
で、本音の方は、省略している部分にパンパンに詰まっていたりするわけです。
食ふんのことも、オープンにするかどうか、かなり迷いました。まあでも、書いておいたほうがいいだろう、と思い至りました。
『ほな、なんでおまえこんなもん書いてんねん、ノートに日記でも書いとけや』
というご意見、聞こえて参ります。
ごもっともです。
このブログと別に、毎日の簡単な記録として、犬日誌を書いています。
ですから、これはもう、自分のためであり、自分の犬たちのためであり、それ以外に目的はないと言っていい。
備忘録的につらつら書いて、介護の記録、成長のしるし、いずれ先々、自分たちが役立てるため、記録しています。
ですので、ここでは、どうしたらいいか?という情報を求めているわけではありません。
時に、心配をかけるようなことも書き残すことがあるでしょうけれども、
「は~、お宅は、そうなんやねえ」
程度に、遠目に眺めていただければ幸いです。
どのみち、わたし自身はのんきな楽天家で、嫌なこと、つらいこと(それ以外の重要なこともそうでないことも)ほとんどすべて、きれいさっぱり忘れてしまいます。
なので、忘れたくないことを書いています。
『それじゃあ、わざわざ人の目に触れるような形式でやるんじゃなく、非公開にすればいいじゃないか』
というご意見、聞こえて参ります。
ごもっともです。
なんならそれもありだな、と、思ってはいます。いずれ、そうするかもしれません。
ところが、中には、私が既に忘れたような、過去の詳細(痴呆や病気やその経過など)を参考にしてくださっている方もいて、それを支えにしてくれている、というメッセージを頂いたりもします。
そういえば、私も同様に、ほかの方たちのブログを見ては一喜一憂していました。その気持ちはもう、切実に、わかるのです。
今現在もそういう方たちがいらっしゃるので、しばらくは、公開のまま、いこうと思ってます。
ただ、先に申し述べましたとおり、仕事をしながら、子犬を育てています(ついでになんちゃってパート主婦でもあります)。
いちにちの自由な時間が限られており、お問い合わせメッセージ等々、リアルタイムでの、諸処の対応は、できておりません。
元来マメなたちでもないもので、現状、ごく親しい人とのやりとりで精一杯でございまして、その点は『ごめんなさい』でございます。
医療方面の質問ご相談もよくいただきますが、こういった情報はすぐ古くなりますし、私も犬全般のプロではない(自分の犬たちのみのプロ)ので、お答えはしていません。
信頼できる先生と、面倒を見ている飼い主さんが、よく話し合って、決めていくことこそが、犬にとって、もっとも大事だと思います。
さて、うちのこまったちゃんですが、『あほやあほやアホアホマンや』と言われながらも、アホな子ほどかわいい、とはよく言ったもので、
オレコに避けられようと、飼い主にがっかり失望されようと、ちっともへこたれず、気にせず、ニコニコと、コロコロと、それはもう、ちっちゃい太陽のように、熱と光を振りまき、みんなの心をガッチリつかんでおります。
出身の犬舎の特性でもありますが、ほんとに(正直、オレコやこんちゃんほどに賢く、お利口さんのクチではないかもしれないはらたいらに3000点、倍率ドンさらに倍)気立てのよい、明るい、やさしい、いい子です。
このくらいアホアホマン(私の脳内では赤いマントを翻している)のほうが、育て甲斐があるというものです・・・。
わたくし浪速の出身で、オットは骨の髄まで江戸っ子気質、夫婦そろって身近なものへの表現がアレなので、心根のやさしい方々からすると、まあ、なんてひどい!というような言いっぷりに聞こえることもあるとは思うのですが、
『アホアホマン』の呼び名の中には、私たち家族(オレコ含む)みんなの、たっぷりの『かわいいねかわいいねアホアホマンたら、あ~かわいいね(はぁ~らぶらぶ)』が詰まっておりますので、ご安心ください。
それに本人は、たぶん、アホアホマンというのは、最高のほめ言葉だと思っています。
さて、今夜はこのあたりでお別れです。
また、気まぐれに更新しますが、立ち読み気分で、かるく、読みとばしていただければいいな、と思っております。