今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

【告知】おおあさトークショー(訂正あり)&ナイト・コスモス&薔薇

2013年05月09日 22時59分09秒 | きもの

今日はあたたかな一日だった。
いいね、あったかいって!

秋櫻舎のベランダ庭園では薔薇の花がひらきはじめた。
薔薇の美しさって人の心をゆらす美しさだと思う。
思わず見ちゃうでしょう?
それが人んちの庭でも、どこかのパーティ会場でも、
花屋であっても。

海をわたった西洋諸国では
古い時代から薔薇の美しさに魅せられた人たちが
それこそ星の数ほどいる。

一方、面白いのは日本。
昔研究していたのであれなんだけど、
薔薇のもつ表象っていうのだろうか、
薔薇という花がもつ「イメージ」は
今と昔では全然ちがうのだ。

境界線はやはり近代。
西洋諸国の文化や政策を国をあげて
懸命になって取りこんでいたあのときから変わった。

それまで薔薇というと、日本では花のヒエラルキーの
上層部には全く来たことなどなかったし、
ロマンティックとか、恋愛とか、美しい女とか、
情熱とか、アンニュイとか、酒とか、憂鬱とか、誘惑とか・・・
まあそういう甘い響きや妖しのニュアンスとは程遠く、
かろうじて中国からの渡来花で仏教色の強い赤い花、
という印象にとどまっている
(書物や絵画で確認できる薔薇はほとんどが赤である)。

実際「源氏物語」とか「枕草子」のメジャー古典にも
「薔薇(さうび、しょうびと読む)」という記述は極めて少なく、
他の古典でもその扱いは同じ。
ちなみに「長春(花)」という表記で出てくることのほうが多い。
これは四季咲きで花も大輪じゃなくて中輪のコウシンバラのこと。

このように近代より前の日本では、
薔薇はヒエラルキーの上どころか、
むしろ忌み嫌う花の部類に入っていたのは
今となっては結構驚きだけど。
それは、あの「棘」によるところが大きかったりするわけで。

結局「薔薇の美しさ」というのは、西洋から輸入された
薔薇にくっついている様々な文化的記号やイメージとともに
発見された側面がかなり強い、というか。

ああ・・・なんだか長くなりそうなので、
ここで留めておきます。


さてまずは告知のし直しから。
浅草での見学の時間が変更になりました。

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おおあさトークショー

講 師:林博章  ゲスト:中谷比佐子

阿波忌部は麻や穀を扱い、その祭祀力と航海力、技術力をもって、
ヤマト王権成立の立役者となり、日本各地に進出し、
衣食住に関係する様々な文化を伝播した産業技術集団でした。
その阿波忌部と関東地方との関わりについてお話します。

その後、中谷比佐子さんをゲストにお迎えして、
忌部氏と江戸文化の関わりなどを楽しいトークでお送りします。


日時:5月19日(日)

浅草見学:11:0010:00~に変更※
講演会:13:00~
懇親会:15:00~(17:00頃終了予定)

※10:00より浅草の長国寺と鷲神社を見学します。
  集合場所・・・鷲神社の境内  地図はこちら
  (無料・自由参加 現地集合・解散)


講演参加費:4000円
懇親会参加費:2000円

会場:カナエル(渋谷のセルリアンタワーの裏手) 
   渋谷区桜丘29-33渋谷三信マンション501 TEL03-6416-5788
   アクセスはこちら

申込先:nagayoshi@raijin.co.jp 長吉秀夫

   メールタイトルを「5月19日講演会申込」とし、
   氏名、参加人数、連絡先、懇親会の有無をご記入の上、
   メールにてお申込みください。詳細を返信いたします。


*定員30名の小さなスペースでの、アットホームな催しです。
*講演後には交流パーティを予定しております。是非ご参加ください。
*定員になり次第締め切らせて頂きますので、お早めにお申込ください。


林 博章 プロフィール
阿波歴史民族研究会 会長
主著:「倭国創生と阿波忌部」
「日本の建国と阿波忌部~麻植郡の足跡と共に~」
「オオゲツヒメと倭国創生」

中谷比佐子 プロフィール
きものジャーナリスト。光文社・週刊「女性自身」
「二人自身」の編集記者と経て(株)秋櫻舎(こすもすしゃ)を設立。
きものを切り口にして、日本の文化、日本人の考え方の基本を学び、
その伝承に努めている。

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まだ予約を受け付けております。
麻に興味のある方、麻を知りたい方、
どうぞご参加くださいね。


そして明日は「ナイト・コスモス」。


5月 10日 (金) 18:30~20:30
会費 3,150円 手作りの夕飯付
会場 秋櫻舎

ゲスト さとう めぐみさん(手帳セラピスト)
    プロフィールはこちら

テーマ「暮らしに役立つ地球暦」

心と身体、そして日々の出来事のつながりを
「地球暦」を使って読み解いてみませんか?
願いを叶える、シンクロを受け取るなどなど、
幸せを呼び込む暦の見方をお話します。


参加ご希望の方は、食事のご用意がありますので
当日の15時までにご連絡ください。
よろしくお願い致しまーす。




ここぞとばかりに白大島を着ているワタシ。
きものが花柄なので、帯は蝶々に。

きものも帯も白っぽいので、帯揚げと帯〆を
替えるとけっこう印象が変わるのだ。
と思って(信じて)かなりのヘビーローテーション。

あ、また同じの着てる、と思っても
どうかそっと見守ってやってください。

それでは明日。







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