以前の記事『桃源郷~幻想的なクラブアップルの世界へ~』でご紹介したお花
何の花だったか覚えていらっしゃいますか?
実は、この記事に、最近カナダの方からもコメントが入ってびっくりしておりましたが・・・
その方Angela Maikoさんはかなり「これ」がお好きな様子
これはリンゴ…バラ科マルス属の【クラブアップル】の花。(和名:ハナリンゴ)
品種は≪Ormiston Roy crab apple≫
これは宮城県農業園芸総合研究所に伺った時に撮らせて頂いた写真なんですが、
農園研の菊地さんから、その後の果樹たちの写真が届きましたので
ご紹介しましょう
4/28に満開だった≪Ormiston Roy crab apple≫の花もすっかり終わり・・・
今は緑色の小さな実が鈴なりになっているそうです。
濃いピンクのつぼみとグラデーションのある鮮やかな花の時期から一変。
葉っぱも実も、緑・緑。
葉っぱに負けじと、緑色のビー玉のような実が
まるで水滴が勢いよく弾けるように、枝からポンポン飛び出している様は
何故かこちらまで気持ちが弾けます
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続いては、おなじみ、食用のリンゴたちです
突然ですが、クイズです!!
こちらは、青りんごの≪王林≫と、赤いリンゴ≫≪ふじ≫。
どっちがどっちでしょうか?
王林は?ふじは?
正解は・・・もちろん≪王林≫が上
と思いきや、実は≪王林≫は下
≪王林≫は黄色い果実になるのに、幼いときは赤いんですって。
赤ちゃんのほっぺというよりも、熟女並の濃厚な赤さですが・・・
逆に、赤い≪ふじ≫は幼いときは赤くない・・・
とっても薄い緑です。
果樹の七不思議のひとつ・・・かしらん?
こちらは・・・≪つがる≫
リンゴの中でも早生種のつがるは、もうかなりリンゴの丸い形が
出来上がってきています。
リンゴって、表面がツルっとしてるのに、
この頃はうぶげのようなものがあるんですね
菊地さんのお話では、この後リンゴ自身がうぶげを落としていくんだとか・・・
夏になると、自分で毛の処理をするんですね・・・
まるで、海に行く前のうらわかき乙女のようなリンゴさん・・・
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乙女と言えばこのお方夏が似合う美しき乙女・・・
しだれの桃≪ひなのたき≫からこんにちはの美女は
キャンギャルマイスター(なんかすごそうだ!)いーちゃんさん
こちらも、4/28にはいーちゃんさんとの夢のコラボを見せて
くれていましたが、花が終わり・・・
約3週間後にはこの姿。
実もつき始めています
さらに約2週間後。
今月初旬の様子です。
実がこんなにふくらみました
ほんのりピンクに色づいて・・・
桃のうぶげもうっすらと・・・
まだ、びわのような形ですが、よ~く見ると、
桃の真ん中の線(縫合線)がぷりっと
これから丸みを帯びて、どんどん桃らしくなってくるんでしょうね
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最後にご紹介するのは、ベリー&ベリーです
≪ブラックラズベリー≫ ≪タイベリー≫
こちらも意表をついて、黒っぽくない方がブラックラズベリーだそうです。
≪ラズベリー≫
着色し始めてますね
実は、真ん中にモモと同じ縫合線があるんです
何故、ラズベリーに
雌しべの基部にある膨らんで袋のようになっている部分を[子房]というんですが、
ラズベリーは、ひとつの子房から発達して多数集まって出来るんだそうです。
つまり、その子房部分を食べているわけですね。
桃も同じように、1個の子房が大きくなって・・・
やはり私たちが食べているのは、その子房の部分。
桃もラズベリーも同じバラ科なんですが、他にも、
同じバラ科のサクランボ、ウメ、アンズ、スモモ、そしてアーモンド!
これらはすべて、子房を食べている仲間なんですね~
しかーし
同じバラ科でも、リンゴは、子房が5本合体!!!!!
これを花托が包んで、どんどん肥大・・・
つまり、リンゴは『花托』を食べるんですね
うーん、奥深し、果樹の仲間・・・
成長過程、すごく面白いです
でもやっぱり食べるのがイチバン楽しみですが・・・
写真をご提供下さった農業園芸総合研究所・菊地さん、
ありがとうございました
・・・何故か途中から字が太字になりましたなんでか分かりません
季節は早いもので,もう6月。梅雨入り。花の管理に追われて,摘果に追われているなあと思っていると,もう小梅の収穫。
ブルーベリーの早生の収穫も始まりです。カーランツもラズベリーも来週には,収穫はじめ。早いですねぇ。
でも,こんな果物達の季節変化も,食べる方々にはなかなか伝わらない。かおりさんのブログから,少しでも果物表情が伝わってくれればと思います。
バラ科の果物の解説は完璧といいたいところですが,アーモンドだけちょっと違いました。アーモンドは,「仁」を食べます。でも,勉強した成果があってすごいです。
ちなみに子房は痩せて食用になりません。なお,ラズベリーの小さな果実は「小核果」といいます。数えてみたら,50個くらいあります。
果樹園ではこの後,20日頃に,梅酒用の青梅の収穫,小果樹類の収穫が続いて,梅干し用の梅,そして桃と続きます。
酒の好きな人の間では,どうも梅の品種によって梅酒のできが違うとか。収穫期も影響していると思うのですが,果肉から出るエキスの成分の差があるのかもしれませんね。知人がある品種で作った3年物の梅酒は,ブランデーに優ると言っておりました・・。
お好きな方は,品種の違いで是非挑戦を・・。
いつも感心です。私はちん・ぴん・かん・ぷん・・なぜか昔から生物という教科がが苦手で、おしべやめしべが出てくると、頭から花粉が飛び出していくような感じになっってました
落葉果樹専門店さまのご教授、嬉しいですよね。
ところで、リンゴは産毛なんですね~~
人間様は産毛と言わずに・・・むだ毛。
むだなものはないので、うら若きかおりんは、脱毛処理は、ほどほどに~~~
りんごの色も、産毛もびっくり。
本当に植物の不思議ですね。いつもスーパーとかで見る成熟した姿しか見てないけど、それはほんの一部分でしかないんですね。
眼から鱗です。
ありがとう
写真から香りまで漂ってくるようです・・
落葉果樹専門店さんの、お話にもついついひきこまれてしまいます・・がっ!
残念なことに、左の耳から右の耳
右の耳から左の耳へと・・・「聞くこと」だけが得意な私
でもクイズに当たって、今日はラッキーこれから、スーパーに行きますが
梅や、りんごや、べりーの前で、しばしたたずんでしまうかも・・・
「ひなのたき」綺麗ですな~キャンギャルマイスターい~ちゃんも!
そっか~アーモンド!完全に私の、メモミスです
ラズベリーの小核果は50個ですか!?
今度見かけたら数えてみます。
前沢小梅、ありがとうございました!!
梅、そうですね、品種によって違いますね。
南高梅はやっぱりいい味でますね。高いですが~
では、また果物たちの成長を教えて下さい
でも私たち、イマデモオトメーズでしたねムダなシワなどもリンゴのように勝手になくなってくれるといいんですけどね
私も生物はいつも赤テンでした
おしべ&めしべもよくわかりませ~ん
お邪魔した時、菊地さんのお話が分からず、おしべ&めしべを絵にかきました
柿とかなら割と見かけるから分かるけど、
リンゴとか桃、ベリー系はスーパーなどで、
完成形しか見ないもんね。
ほんと、生物の不思議、授業は面白くなかったのに、いまさら楽しく思えています
教科書だけじゃなく、実際に見たり、ふれたり
じゃないとダメですね~
彩ちゃんが江戸にまつわるところに出かけているように・・・
なので、メモは欠かせません!!
zoromeさんのお弁当レシピもメモってましたでしょ?
でもでも・・・メモって、こうやって記事にしても、記憶が私の脳みそから、犬に追われる羊のように、バーっと逃げてゆくのですぅ~
それはそれはあっという間の出来事で、なす術もありません
クイズ、ご正解おめでとうございます!!!
スーパーでごゆっくりお買いもの下さいませ
ハナリンゴ・オーミストン・ロイは、蕾が深紅色で、花の咲き始めが美しい白花を咲かせますね。でもこの花は日本の園芸店では、滅多にお目にかかれませんね。
そうなんですよね~
蕾の深紅色とグラデーションがかった白花との
コントラストがなんとも美しいですよね
確かに、私も仙台の園芸店では見かけたことありません。
だいたい「レモイネ」という品種です。
そして、私はそれを買っちゃいました
初めての越冬です。大丈夫かなぁ・・・
少し心配ですが、花を見るのが楽しみです
Hiromiさんも何か育てていらっしゃるのでしょうか