K君のイタズラ書き。
K君はよくわたしの物にイタズラ書きをした。
わたしのキーホルダーとか、メガネスタンドとかに勝手に顔を描く。
だいぶ前(何年か前?)、部屋の掃除をしたとき、このパンダのキーホルダーはもう捨てようか~とK君に相談したら
K君は
「いつか僕がいなくなったとき、それを見て思い出すかもしれないよ」
なんて言ったから
結局捨てられなかった。
今
確かにこれらを見てイタズラ大好きだったK君のことを思い出す
あの時の言葉、どういう気持ちで言ったのかな
K君の言葉が沁みる
イタズラというか、ひとを笑わせるのが好きだったんだよね
K君はぬいぐるみとかキーホルダーとか、そんなガラクタを「捨てたらかわいそうだから」と取っておくひとだったから
わたしもかわいそうでいろいろ捨てられなくなってしまった
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