うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

海街diary。

2015-06-17 23:29:20 | 映画


K君の具合も薬のおかげで落ち着いてきたので、「映画でも見て来なよ」のお言葉に甘えて、「海街diary」を観てきました。

1年かけて撮影した鎌倉の四季は、風景もさることながら、古い日本家屋に住む四姉妹の生活からも懐かしさを伴って、伝わってくるものがありました。

縁側でくつろいだり、庭の手入れをしたり、冬はこたつでみんなで温まったり。

古い家を通して、今は「孤」になりがちな家族の本来の在り方を見た気がします。
四姉妹もそれぞれの性格や個性がしっかり色分けされていて、家族の中でも役割分担されていて、設定がさしっかりしているな~と思うとともに面白くもありました。

綾瀬はるかちゃんのしっかり者ぶり、長澤まさみちゃんの奔放だけどしっかり姉をフォローするところ、夏帆ちゃんの独特な世界観を持ちつつも、長女と次女の性格を熟知して自分の役割を分かっているところ、広瀬すずちゃんは微妙な立場を好演していました。
サッカーをする姿が意外で改めてすごい子!って思いました。

原作が漫画なだけに、映画になるとさすがに展開が早く、ちょっと急すぎでは?と思う部分もいくつかありましたが、伝えたかった主題は分かるから、展開が急でも節目節目は押さえているからアリかな~とも思いました。(法事や葬儀のシーンが多いのはそれに関わるからでしょうね)

私自身、今は家族とか別れとかに敏感に反応してしまうので、いろいろ心に染みてきました。
コメント
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