前回の 小説の内容で 変な部分があったので 直しておきました
今見れば直ってる状態でみれます
orz
と・・・ いうわけで
小説 あいさつ 19話
いや~ 話数がなんとなく連続ドラマっぽい!!
へへっ・・・・ orz
12月の暮れ、あと数日でこの会社も年末年始の休日がいただける。だが、最後の最後まで部長とその付き人である横田さんは全く働くようなそぶりを見せなかった。
まあ、いつもの事だしな。と、半ば諦めがかった言葉を言われた。
だが、俺はあまり納得がいっていない、当然谷中さん達も納得してるわけではない。あの時のファミリーレストランの光景は嘘ではないはずだ、横田さんは何かを隠してる・・・。
そんな事を考えていたら、俺はいつの間にか目線が横田さんに向いていたらしい、怪訝な顔をしてコチラを見ている。
「・・・なんだよ」
前に比べると何故か大人しくなったような感じもする、だからこそ思う。この人はなぜ、部長の後ろをずっとくっついているのだろうか。
そんな事を考えていたら谷中さんが頭を小突いてきた。
「営業行くぞ、準備しろ」
「はい・・!」
もう最後の方なので大して忙しいわけではない、というか挨拶周りのようなものであった。
むしろ年明けの方が忙しいかもな、という谷中さんの不吉な声が頭をグルグル回っていた。それは連休明けで急に動かした機械が止まったなど、いろいろ変なトラブルが続くらしい。
そんな不安を今から抱えながら帰りの道で車を走らせていた。
「谷中さん・・・」
俺はやはり横田さんの事が気になっていた。
「・・・・横田の事だろ?」
「・・・・」
「あの人はな、昔はあんなんじゃなかったんだけどな・・・、出来たら昔のあの人に戻ってほしいよ」
「昔って・・・どんな人だったんですか?」
俺の方を向いて一瞬考えてから口を開き始めた。
「ん~・・・俺より仕事できてたんじゃねえか?」
そう言って助手席に座っていた谷中さんはだら~と足を伸ばした。
語るような口調になった、この人がこういう感じになるのは珍しい。女の子を本気で落とす時ぐらいだろう。
昔は良く怒られたよ・・・と、タバコにゆっくり火をつけながら言い始めた。
「おい谷中!てめー何度やれば覚えるんだよ!・・ってな」
「谷中さんもそんな時期があったんですね」
若い頃の谷中さんは仕事は出来ていたのだがいろいろミスの多い人だったらしい、そのたびに横田さんに怒られていたのが強く印象に残っているとの事だった。今からは全く想像は出来ないが、多くの会社の契約を結んで今の会社の基礎を固めたと言っても過言ではないとのことだった。
だが、そんな人だってやはりミスをする。
たった1回の大きなミス、それは会社全体から見るとたいした事ではなかった。日ごろからよくしてくれたからこれぐらいのミスは気にしないと、お客さんが言ってくれたそうだ。
それは横田さんの地道な営業が功を奏したと言っても良い、多少なり損害を弁償してそれで済む話だった。
ハズだった。
しかし、今まで人の前に立ってきた人間の挫折というのは思いのほか大きかったらしい。
人が変わったようにふさぎこんでしまったそうだ、それからというもの営業の成績は転落。一気に窓際社員になる。
その時助けた人間がいる、それが今の部長である間倉だった。
「・・・それで、間倉部長に付きっ切りなんですね」
「たぶんな、あの人は律儀な人だったからな・・・・、恩を返そうとしてるだろ」
今の横田さんからは想像できない事を聞き驚いている、というよりもあの人の事を何も知らなかったのだと改めて判った。
「でも、なら、谷中さんの話が本当なら、やり直せれば・・・」
谷中さんは目を合わせないように言った。
「一度折れちゃった刀ってな、二度と元には戻らないんだ・・・・それは強度や見栄えの問題じゃねえんだよ」
恐らくプライドの事だろう、一度ダメになってしまったものは本人がどうかしない限り元には戻らない。
「すみません・・・」
「ん?ああ、いいって事」
いつの間にか付いていたラジオのリクエスト曲だけが寂しく鳴り響いていた。
余談なんですが・・・
機械パーツのお仕事っていつが忙しいんでしょうかね・・
ボクの勝手な推測で書かれてる仕事のシーン
変な部分あったら教えてください!!
今見れば直ってる状態でみれます
orz
と・・・ いうわけで
小説 あいさつ 19話
いや~ 話数がなんとなく連続ドラマっぽい!!
へへっ・・・・ orz
12月の暮れ、あと数日でこの会社も年末年始の休日がいただける。だが、最後の最後まで部長とその付き人である横田さんは全く働くようなそぶりを見せなかった。
まあ、いつもの事だしな。と、半ば諦めがかった言葉を言われた。
だが、俺はあまり納得がいっていない、当然谷中さん達も納得してるわけではない。あの時のファミリーレストランの光景は嘘ではないはずだ、横田さんは何かを隠してる・・・。
そんな事を考えていたら、俺はいつの間にか目線が横田さんに向いていたらしい、怪訝な顔をしてコチラを見ている。
「・・・なんだよ」
前に比べると何故か大人しくなったような感じもする、だからこそ思う。この人はなぜ、部長の後ろをずっとくっついているのだろうか。
そんな事を考えていたら谷中さんが頭を小突いてきた。
「営業行くぞ、準備しろ」
「はい・・!」
もう最後の方なので大して忙しいわけではない、というか挨拶周りのようなものであった。
むしろ年明けの方が忙しいかもな、という谷中さんの不吉な声が頭をグルグル回っていた。それは連休明けで急に動かした機械が止まったなど、いろいろ変なトラブルが続くらしい。
そんな不安を今から抱えながら帰りの道で車を走らせていた。
「谷中さん・・・」
俺はやはり横田さんの事が気になっていた。
「・・・・横田の事だろ?」
「・・・・」
「あの人はな、昔はあんなんじゃなかったんだけどな・・・、出来たら昔のあの人に戻ってほしいよ」
「昔って・・・どんな人だったんですか?」
俺の方を向いて一瞬考えてから口を開き始めた。
「ん~・・・俺より仕事できてたんじゃねえか?」
そう言って助手席に座っていた谷中さんはだら~と足を伸ばした。
語るような口調になった、この人がこういう感じになるのは珍しい。女の子を本気で落とす時ぐらいだろう。
昔は良く怒られたよ・・・と、タバコにゆっくり火をつけながら言い始めた。
「おい谷中!てめー何度やれば覚えるんだよ!・・ってな」
「谷中さんもそんな時期があったんですね」
若い頃の谷中さんは仕事は出来ていたのだがいろいろミスの多い人だったらしい、そのたびに横田さんに怒られていたのが強く印象に残っているとの事だった。今からは全く想像は出来ないが、多くの会社の契約を結んで今の会社の基礎を固めたと言っても過言ではないとのことだった。
だが、そんな人だってやはりミスをする。
たった1回の大きなミス、それは会社全体から見るとたいした事ではなかった。日ごろからよくしてくれたからこれぐらいのミスは気にしないと、お客さんが言ってくれたそうだ。
それは横田さんの地道な営業が功を奏したと言っても良い、多少なり損害を弁償してそれで済む話だった。
ハズだった。
しかし、今まで人の前に立ってきた人間の挫折というのは思いのほか大きかったらしい。
人が変わったようにふさぎこんでしまったそうだ、それからというもの営業の成績は転落。一気に窓際社員になる。
その時助けた人間がいる、それが今の部長である間倉だった。
「・・・それで、間倉部長に付きっ切りなんですね」
「たぶんな、あの人は律儀な人だったからな・・・・、恩を返そうとしてるだろ」
今の横田さんからは想像できない事を聞き驚いている、というよりもあの人の事を何も知らなかったのだと改めて判った。
「でも、なら、谷中さんの話が本当なら、やり直せれば・・・」
谷中さんは目を合わせないように言った。
「一度折れちゃった刀ってな、二度と元には戻らないんだ・・・・それは強度や見栄えの問題じゃねえんだよ」
恐らくプライドの事だろう、一度ダメになってしまったものは本人がどうかしない限り元には戻らない。
「すみません・・・」
「ん?ああ、いいって事」
いつの間にか付いていたラジオのリクエスト曲だけが寂しく鳴り響いていた。
余談なんですが・・・
機械パーツのお仕事っていつが忙しいんでしょうかね・・
ボクの勝手な推測で書かれてる仕事のシーン
変な部分あったら教えてください!!