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日常で起きたことを面白おかしく書いたり、小説書いたり

あと

テンプレと表示絵がよく変わるのはいつもの事

製麺戦隊 ラーメンジャー 6話

2014-07-18 15:46:01 | 小説



多分




世界で誰も待ち望んでないと思いますが





貼り付けます




第六話「レッドの武器、醤油サーベル」

「死ねファシャアアーー!」
「ちょっと待て!」
 五醜星の一人、悪臭のファッシャーの臭激により、早くもピンチに陥ってしまったラーメンジャー、しかし、須宇から渡された武器らしきものを使い応戦を試みるラーメンレッド、果たしてこの武器は戦況を変える程の力があるのだろうか。
「ふぁしぇふぉいっふぇ、ふぁふふぁふぁふぁふぃふふぁ!(待てと言われて、待つ馬鹿がいるか!)」
「っち、仕方ねえ、ぶっつけ本番だ!」
 包みを開ける、そこにはラーメンを伸ばす為の棒があった。
「くそ!これでどう戦えって言うんだよ!」
「ふん、そんふぁものふぇ、おれふぁまをふぁふぉふぇふふぁふぁ!(ふん、そんなもので、俺様を倒せるかな)」
 仕方なく棒を構える格好になったレッド、だがその棒が突然光りだした。その姿は最早ただの棒とは言えない、剣のような形になっていた。
「ふぁふぃ!?」
「なんだこれ・・・すげえ」
 その頃、包みの中に入っていた説明書をアプリコットが読んでいた。
「うーん、なになに・・・ラーメンが好きな気持ちに触れると剣の形になる、その時ずっと気力を持ち続けないと武器としての形状を失う・・・・なんかざっくりした説明だね」
「これって自分達が使ったら剣にならないって事すか?」
「いや、多分変わると思うよ、ただ武器の特徴が久志君に合ってるんじゃないかな」
「なるほど、あの熱血馬鹿向きってことですね」
「まあ、彼の身体能力は俺達の中では一番高いし、後の武器もきっと個人個人合ったものを作ってくれるんじゃないかな」
「っち、せっかくのチャンスだが、俺達が出て行ってもアイツの足手まといになっちまうのか、歯がゆいぜ」
「ま、自分達は見守るしかないな」
「だね、でもただ見ているだけじゃダメだ、攻略法を探そう」
 四人は話し合った、剣というオーソドックスな武器では使用者の技術が出てしまう、動きを見ても剣を振り回しているだけのように見える。ただそれだけでは勝てないと思ったグリーンは発言した。
「もしかしたらなんだけど」
「なんだい?」
「あの武器って、隠れた能力があるんじゃないかな」
「どういう意味だ」
 龍谷が質問する。
「この場合アニメだと、隠れた能力がある筈なんだ、そうじゃないと専用武器として渡された意味がないからね、久志君にしか使えない何かがあるんだと思う」
「いや、でもアニメじゃねえしな」
「そんな事どうだっていいんだ、早くこの戦いを終わらせて、家でアニメを見たいんだよ」
「なんでそんなに戦いに無関心なんだよ!」
「まあまあ・・・」
 だが、棒がラーメン好きの心に呼応して剣の形になるという性質にアプリコットが発言した。
「もしかしたらだけど、彼の気持ちが武器の形状を変えるんじゃないか?」
「どういう意味ですか?」
「普通の武器として作ったなら最初から剣の形にすればいいと思う、しかし、最初は棒だった、それが彼の闘志に反応して形状を変えたと考える」
「でもそれだと、なんで最初から強い武器にならなかったんだろ、もしかしてあの形状が最強形態なのかな」
「これも予測だけど、彼はこの武器の使い方に迷いがあるんだ、だから武器が実力を出し切れてないと考えてみるのはどうだろう」
「なるほど、それなら自分も納得できます」
「その事を彼に知らせないとね」
「で、誰が言う?」
「それはもう声の大きい内海君が適任だと思うな」
「自分もそう思う」
「俺もー」
「なんか皆って、自主性ないよね」
「そういう訳じゃないんだけどね」
「やっぱり適材適所っていうの?」
「自分よりも、お前の方が良いと思って推してるんだ」
「わかったよ・・・・」
 その頃、ファッシャーの臭い攻撃により、うまく攻め込めない久志がいた。
「ふぁふぁふぁふぁしゃー!」
「くそっ、くせーーーー!」
「レッド、聞いてくれ!」
「なにっ!?」
「なにふぁ、ふぁふふぁんふぇふふぁ!(なにか、たくらんでるな)」
 ファッシャーはラーメンジャー達の行動に気づいたらしく妨害をした。
「うぁああ、くせええええええ!」
「その武器はお前の闘志に反応するらしい、頼むから思いっきり戦ってくれ!」
「なに!?」
「だから!その武器は!」
「ふぉしゃしゃしゃ!くらふぇすめるふぁふぁっふ!(ははは、食らえ、スメルアタック!」
「うぉおおお、目にも染みる、腹の底からくせぇえええ!」
「駄目だよ、声の大きさ云々じゃなくて聞こえないっぽい」
「そうだな・・・・プラカードに書いて見せるっていうのはどうかい?」
「それだ!」
 内海達は何か書けるものを探した、近くに文具店があったが、店主がいないようなので代金だけ置き勝手に品物を使う。
「おーい!これを見てくれ!」
「悪い、後にしてくれ、さっさとコイツを倒すからよ・・・・」
 臭いだけではない強敵に手こずる久志、このままではジリ貧だった。


「くそっ、アイツ俺の話なんて聞いてくんねえ」
「まあまあ、敵の強さも尋常じゃないしね」
「早く帰ってアニメみたいな・・・」
「いや、それは自重した方がいいべ」
「えー・・・」
 四人はまたもや考えた。久志もいっぱいいっぱいなのだ、気持ちに余裕を持たないことにはこの戦況は変わらないと。
「でも、自分達が戦いに加わった所で邪魔なだけだべ」
「いや、たった一瞬で良いと思う、皆で隙を作るんだ」
「でも、それじゃあ危なくない?」
「だからって俺は指をくわえるだけってのは嫌だぜ!」
 ブルーは飛び出した、久志とは喧嘩ばかりだったが、考えてみたら腹の底から喧嘩が出来る相手だという事だ、口は悪いが心は素直なアイツは俺達の代表として戦っているはずだ、なのに俺達が全く戦わないのはいけない。
 そう思ったブルーは押され始めたレッドとファッシャーの間に入り込んだ。
「ふぉ?ふぉふぇ!(おん?どけ!)」
「相変わらず何言ってるかわかんねーけど、俺だって諦めたわけじゃない」
「てめぇ・・・このブルー野郎、邪魔だからどいてろ」
「ふざけんな、俺だったらこんな奴、武器なんてなくてもすぐ倒してやるよ」
 そう言い相手に突っ込む、強引に殴るがダメージがない。
「いって・・・ふぁふぁあああ!ふぉくふぉ!!!(痛いです、このおおおおお!よくもお!)」
 ラーメンブルーこと内海が戦いに参加した、だが以前戦ったときとはくらべものにならないほどのパワーだった。
「くそっ、全然ダメージなさそうだ」
「テメー、いいから下がってろ、俺がやる」
「駄目だ、俺達全員でチームじゃねえか」
 必死に戦っているのだが、完全に足手まといになってしまっている、その状況にブルーは焦っていた。
「無駄に前に出過ぎてるね」
「やばくね?」
「うぁ、死亡フラグだ」
 三人はブルーに下がるように言葉をかけようとした、その時だった。
「めふぁふぁふぃふぁふぃふぇ!(目障りだ死ね!)」
「!!!」
 悪臭を圧縮して作った強烈な悪臭を浴びせる。
「ぐああああああ」
「ブルー!!」
 レッドが急いでかけよるが、残り香で最早気絶しそうな程である。
「くそっ、近づけない」
「ふぁふぁふぁふぁふぁ!」
「て、テメーよくも!」
「ふぁふぇふっふふぁふぁふぁふふぃんふぁ!(たてつくから悪いんだ)」
「やっぱり何言ってるかわかんねえ、ゆるせねえ!」
 レッドは前にもまして激しい攻撃を続けた。
「ふぉ?ふぁかふぁかふぁふふぁ!(ほう?なかなかやるな)」
「うるせえ!ハッキリしゃべりやがれ!」
 その言葉にファッシャーが切れた。
「ふぉおおおお!!」
「うぁ、何だこの野郎・・・」
 ファッシャーはスイーツ脳に入る前、苛められていた。理由は滑舌の悪さだった、小学校までは悪ふざけで済んでいたが、中学、高校といじめがひどくなり、学校を休むようになってしまった。
 その時にインターネットを見ていると、自分の思う通りの世界を作るという触れ込みのサイトを見つけて、そこをよく観覧するようになる、それはスイーツ脳が作ったHPだった、彼等はネット上の甘い考えを持つ者を集め軍勢を作っている悪の集団なのだった。
「ふぉふぁふぇみふぁいふぁふぁふふにふぁふぃふぁふぁふぁふ!(おまえみたいなやつに何がわかる!)」
「うるせえ!」
 取りあえず会話にはなっていないものの、適当なやり取りは行われているようだ。
「うぉおおお!」
 レッドは何を言われているかわからないストレスで前よりも激しく攻撃を繰り返す、その事が功を奏したのだろう、武器の形状がだんだん変わってきた。
「ふあ?(なに?)」
「なんだこれ、どうして・・・・いや、勝機!」
 レッドは全身全霊をつぎ込んでファッシャーに攻撃をする、武器はどんどん大きくなっていった。
「ふぁぁぅつ・・・・よく・・も・・・」
 五醜星のファッシャーは巨大な剣で貫かれている。
「お前、強かったぜ、せっかくそんなに強いのに、なんでこんなことをするんだ」
「・・・・・・」
 ファッシャーはてっきり罵声を浴びせられるのかと思っていた、だが、目の前にいる敵は自分の事を称賛した。
「お・・・れふぁ、ただ・・・いじふぇが、にくふぁ・・った・・」
「ようやく何ってるかわかるようになったじゃねえか」
「・・・・そう・・ふぁ、おれが・・・よわいふぁら、いじめら・・・れふぁ」
「違うな、お前のせいだけじゃない、だがお前もはっきりと発言する事で、危害を加える事なく相手に訴える事も出来た筈だ」
「目がさめふぁ・・・、おまえのおかふぇ・・・ふぁ」
 ファッシャーの体は解け始めた、まるで霧のように消えていく。
「さいふぉに、おまえふぉ・・ふぁふぁかえて、うれしふぁった、ありが・・・とう」
「ああ、俺もお前の意見聞けて良かったぜ」
 ファッシャーは消えた、彼の苛められたくないという怨念は消え去った、それはレッドの体当たりの言葉が心に届いたからだった。
「そうだ、ブルー!」
 戦いが終わり、皆で内海の所に駆け寄る。もう臭いはないものの、内海が動く気配もない。
「・・・・・」
「くそっ、無茶しやがって・・・」
「柚居店長になんて説明をしたらいいんだろう」
「自分、信じねえ」
「あ、アニメだったらふ、復活するんだけどさ」
 そんな都合のいい話はない、そう思っていた。
「う・・・ううん」
「あれ?」
「ん?」
 内海が寝返りをうつ、その時の顔はとても幸せそうだった。
「おい、起きろ!」
「ん・・・?あれ、ここは?」
「戦いは終わったんだ」
「ああ、あまりの臭さで死ぬかと思ったら気絶してたのか・・・」
「なんだよ」
 とりあえず生きていた内海を起こした。
「よし、強敵も倒した事だし、皆で飲みにいこうか」
「内海も生きてたしな」
「え、でも俺はこれからアニメを・・・」
「おめーもくんだよ!」
「そんなぁ」
 悪の幹部、ファッシャーを倒した、だが敵の幹部はまだ四体残っている事を彼等はまだ知らなった。



次回予告


久志「だりぃ、こんなのがまだ四体もいるのかよ」

東「確かにね、今回はかなり苦戦したし」

龍谷「ありえねえ」

基樹「はぁ、帰ってゲームしたい」

内海「え、なんでそんなにネガティブなの?」

次回 「ラーメンの命」

柚居「ちなみに次回はギャグ回だ」

内海「え?」





製麺戦隊 ラーメンジャー 5話

2014-07-03 17:51:17 | 小説


やっとかけました




代わりにストックが消え去りました






五話「五醜星 ファッシャー 臭激」

「あれ、臭くね?」
「マジだ、変な臭いすんな」
 ゲーセンで遊んでいる中学生が雑談する。
「ファーシャシャ」
「うぁ、なんか出た!」
「うぁああ、くせええ」
「このファッシャー様のフレグランスアタックを食らえふぁあぁああ」
 ゲーセンの中がすっごく臭くなった。
「ファーシャシャ、このフレグランスアタックを使って全国のラーメン屋にいる客の食欲を下げてやるふぁーー」
 大事な部分を言ってるので、妙に滑舌のいい五醜星のファッシャーがいるのだった。
 その頃、ラーメンジャーは。
「よく五人そろえてくれた」
「俺にかかればちょろいっすよ」
「ああん、テメーがやった事ってとくにねーだろ?」
「テメーだって人の事いえねーだろが!」
「まあまあ、喧嘩するところじゃないよ」
 東が止める。
「全く、全員そろったのにまとまりがねーな」
「で、ラーメンジャーってどんな活動をするんですか」
「そうだな、全員そろったことだし、少し昔話をしよう」
 UZラーメンの店長である、柚居はゆっくりと椅子に腰を下ろした。
「これは昔、世界を救ったヒーローたちの話さ・・・」
 その昔、日本全国の店をおっぱぶに変えるという、実に恐ろしい事を考えていた組織がいたこと、それを阻止する為に六人の若者が立ち上がった事、そして、悪の組織は滅ぼされたが、その悪意は残り、姿や名前を変えていまだに存在しているという事だった。
「だけど、それと自分らの話には関係は?」
「龍谷君、よく聞いてくれた」
 柚居は少し間をおいてしゃべりだす。
「これはラーメン屋だけの話ではないんだ、このままスイーツ仙人の動きを野放しにしておけば、周りに悪い影響が出る」
「ならさっさとアイツ等を倒しちまおうぜ」
「まて、確かに君らは超人的な力を得た、だがまだ奴等の方が戦力を多く蓄えている」
「くそっ、それじゃ勝てないのか」
「まあ最後まで話を聞け」
「でも」
「それに対抗する為の武器を、俺の仲間が作ってくれている」
「店長、それは本当なんだな?」
「ああ、今日はその武器を五人で取りに行ってほしい」
「それだと五人もいらないと思うんだけど」
「ああ、ただの武器じゃない、この戦局を変える程の代物さ、万全を期してほしい」
「わかった、場所を教えてくれ!」
「よし、場所は・・・・」
 五人は言われた通りの場所に向かうと、小さな工務店があった。須宇工務店と書かれている。
「どうやらここのようだね」
 東が開けようとするが、扉が動かない。
「あれえ・・?」
「自分がやってみますよ」
 龍谷がノブを押してみる、だが動かない。なので引いてみるがやはり動かない。
「おし、俺がやる」
 久志が押しても引いても駄目なら、スライドさせればいいと思ったがやっぱり動かない。
「もしかしてこれ、シャッターみたいに下からあげるんじゃないの?」
「ああ~、なるほど」
 しかしやはり動かなかった。
「ぶっ壊すしかねーんじゃね?」
「なんでテメーはそんなに短絡的なんだよ!」
「ああん?」
「まあまあ」
 皆がもめていると後ろから人が来たようだ。
「お前ら何をやってるんだ」
 体格のいい男性がたっていた。
「貴方が須宇さんですか?」
「ああ、そうだ」
「お前達が柚居の言っていた連中か」
「はい、店長からすごい武器を頂けると・・・・」
「話はいい、とにかく入れ」
「はい・・・」
 結局話を聞いてもらえず、その後沈黙のまま工務店の事務所に通された。
「で、お前達が戦っている連中はどんな奴等か知っているのか?」
「いや、まだそんなに戦ってないんで」
「おかしな連中だろ」
「テメー・・・もったいぶってないでちゃんと喋れよ」
「まあまあ」
「ふん、人の話も聞けないのか」
 須宇は、まあいいとぼやきながら包みを出した。
「お前等の中でレッドは誰だ?」
「俺だよ」
 久志が不服そうな表情で名乗り出る。
「ふん、お前か、まあいい、これを持っていけ」
「なんだよこれ」
「お前の専用武器だ」
「だから何なんだって・・」
「それは自分で確かめるんだな、また出来上がったら柚居に連絡する、今日はもう帰れ」
 たったこれだけの事で呼び出すなんてと久志は大声で反抗したが、何食わぬ顔で事務所から押し出された。
「まいったね、これが何だかもわからないし」
「とりあえず、帰ってから開けてみんべ」
「ここで開けちゃおうぜ」
「駄目だ、ここで開けて変なもんだったら、警察とか来て俺ら捕まんべ」
「ああ・・・・確かに」
「ラーメンデバイスといい、変なのばっかりだからなぁ・・・」
 五人は仕方なく一度UZラーメンまで戻る事にした。

「なあなあ」
「なんだよ」
「ちょっとゲーセン寄って行かない?」
「なんでだよ」
 内海が久志に何だか絡んできた。
「俺もちょっと行ってみたいかも」
 いつもなんでも乗り気ではない基樹も行きたいらしい。
「まあ、思ったより早く終わったし、息抜きぐらいは必要かもしれないね」
「ちょっと行ってみんべ」
「マジかよ・・・まあ、俺もゲーマーだし、ちょっと腕を見せてやろうかな」
「ほほぅ、俺と勝負すっか?」
「おうよ、ベアナックル6で勝負しようぜ」
「それならぜってー負けねえな」
 火花を散らす二人が意気揚々とゲームセンター内に入った。二人はお目当ての台を見つけ、すぐに戦いを始める。お互いレベルは同じらしく、一歩も譲らない。勝手は負けの繰り返しで負けた方がリベンジをするので、一向に終わらなかった。
「お前の負けだ久志」
「なんだとこの野郎」
「早く帰んべよ」
「そうだよ、その包みだって気になるしね」
「今日はアニメの再放送あるし、早く帰りたいんだけど」
「ちょっと待て、決着がつくまでだ!」
「だったら久志、テメーの負けだ!」
「ちょっと待ってろ、ぼこぼこにしてやるから」
 一向に終わらせる気がない、東と龍谷はもうどうにでもなれという表情だったが、基樹だけが冷めた目線だった。
「両方がボコボコにやられたら、帰る?」
「ああん?俺を倒せたらな!」
「わかった、内海、代わって」
「え、あ・・・うん、わかった」
 渋々代わる、何やらぶつぶつ言い始めた基樹だったが、キャラを選んでから大人しくなった。
「っけ、瞬殺してやんぜ!」
 ゲームがスタートすると同時に、久志のキャラが宙に浮く、そのままガードもできないうちに連続コンボを食らい、いつの間にかヒットポイントが消えていた。あまりの光景にぽかーんとするが残りの2Rも全く同じ光景だ続いた。
「さて、帰ろうか」
「お・・・おう」
 四人は基樹が本気を出すと、結構すごい奴だという事を知ったのだった。
「熱くなりすぎて悪かったよ、でも最後にちょっとドリンクだけ飲んでいいか?」
「それぐらいならいいよ」
 久志は熱くなりすぎたのかゲーセン内の自販機でスポーツドリンクを買ってきた。
「さて、飲むかな・・・あれ・・・?臭い・・・」
「なにが?」
「このスポーツドリンク・・・・いや、臭いが近づいてきてる!」
 五人は臭いの方向へと振り向いた。そこには前に見た、不摂生な体系の男がいた。
「ふぁーしゃふぁしゃふぁしゃふぁ、きしゃふぁしゃ、ここでふぁっふぁふぁふぁくふぇんふぇ!」
訳「ははは、貴様ら、ここで会ったが百年目!
「くそっ、相変わらず何言ってるかわかんねえ!」
「こふぉにあふしゅふのふぇしんであるふぁっしゃふぁふぁが、このふぃふぉふぃでしょくふぉくふぉふぁくし、ぜんじんふいをやせふぁせふぇ、ふぁりふぁりにしてふぁるよ!」
訳この悪臭の化身であるファッシャー様が、この臭いで食欲を無くし、全人類を痩せさせ、がりがりにしてやるよ!
「とりあえずわけわかんねーし、ぶっとばすか」
「そうだな」
「遅かれ早かれ、彼とは戦わないといけないみたいだしね」
「倒すしかねえべよ」
「えー・・・・、帰ってアニメみたい・・・」
『ラーメンデバイス! チェンジ、ラーメンジャー!』
 五人は初めて、戦隊ヒーローのように変身をした。
「きしゃふぁしゃふぁ、ふぁーめんふぁーふぁっふぁふぉふぁ、ふぁふぁふぁふぁ、ふょうふぉいい、ふぃふぁふぁふぁふぉふぁおしふぇ、ふいーつ仙人ふぁまへのふぉうもつにしふぇふふぇふぉよう」
訳 貴様等、ラーメンジャーだったのか、ははは、ちょうどいい、貴様等の首をスイーツ仙人様への献上物にしてくれよう。
「こんな間抜けな野郎すぐ倒してやるぜ!」
「まつんだ内海君、迂闊に飛び込んだら・・・」
「ふふぁふぇ、あくしゅうふぁああああ(くらえ、悪臭波)」
「うぁおおあああ、くせぇえええええ」
 ラーメンブルーこと、内海が倒れこむ。
「この前はこんな攻撃なかった、もしかして、手を抜いて戦ってたのか」
「ふぉふぉふぉうふぃ、きさまふぁのなかふぃもきれふぉもがふぃるな(その通り、貴様等の中にも切れ者がいるな)」
「何を言ってるかわからない、もしかしてこれも罠なのか・・・」
 五人はどうにか態勢を立て直したが、臭いが強烈過ぎて近寄れない。
「ふぁしゃしゃしゃ、くらふぇ、あふぇふふぁっふゅ!(ははは、くらえ汗フラッシュ!)」
「うわっ、汚ったねぇ・・・」
 汗が飛び散った、しかしその汗は汚いだけではない、臭いも凶悪だった。
「くさい、イエロー近づくなよ!」
「たのむ、少し離れてくれないかな?」
「ヤバいですよ、その臭い」
 久志、東、基樹がかなり距離をとった。
「さっきの悪臭攻撃食らって鼻が馬鹿になったから多少は耐えれるけど、ヤバい臭いですよ」
「マジかよ、うぁ、くっせぇ・・・・なんか気持ち悪くなってきた・・」
「ふぁしゃふあさうああ!(ははは)」
「くそっ、気持ち悪い笑い方しやがって・・・」
「落ち着くんだ、まだ勝機はあるはずだよ」
「久志、アレ、使ってみたらどうだべ?」
「あれって?」」
「例の包みもらったべ」
「ああ、そういえば武器らしいしな」
「ふぁしゃーー!」
 このまま悪臭の化身であるスーツ脳五人の刺客、ファッシャーに何もできずに殺されてしまうのか、初めて戦隊物のような空気になった瞬間、ピンチに陥るラーメンジャー、来週へ続く。



次回予告


龍谷「これはやべーな」

東「だね、俺達は丸腰だし、それについても危険だと思うな」

久志「いや、あのいけ好かない男から武器もらったじゃん」

内海「でもなあ、使ったことない武器って難しいよな」

基樹「そうだね、初めてやるゲームは難しいしね」

久志「いや、それとはちょっと違う気がする」


次回「レッドの武器 醤油サーベル」


久志「うぁ、名前だっせぇ・・・」

四人「そんなことないよ(よかった、この武器じゃなくて)」





どうにか 隔週でかけそうです






製麺戦隊 ラーメンジャー 4話

2014-06-17 17:09:31 | 小説




ようやく書きました




ええ



なんか微妙な回となりました







来週・・・




更新できるだろうか





第四話「スイーツ脳の刺客 五醜星(ごしゅうせい)」

 ここはスイーツ脳の幹部達が集まる、スイーツ仙人の部屋だ。
「今回もまた、邪魔が入ったようだな」
「もうしふぁけごふぁいまふぇん、しふぁし、今度もこの俺ふぁ、すぐに片づけてみせまふ」
 五醜星の一人、ファッシャーがスイーツ仙人に話しかける。
「・・・もう一度言え」
「え?ですふぁら、この俺ふぁ、すぐに敵なんふぇふぁふぉしふぇふぃふぇふぁふ!」
「何っているかわからん」
「ふぉんんふぁ、ふぃふぉいっふふぉ!」
「スイーツ仙人様、そんな何言ってるかわかんねーの相手にしててもぉ、意味ねえっすよ?」
 このやや挑発気味でしゃべる男は、五醜星の一人。チューオーである。
「俺にかかれば、一瞬っすよ」
「わかった、貴様に今回は任せよう」
「え?ふょっふぉまっふぇくだふぁいよ!」
「ちょっとお前口の中手術してこいよぉ」
「うるふぁいんふぁよ!」
「何言ってるかわかんねーっつーの」
「ぐへへへ、俺も、俺にも戦わせてれよぐへへ!」
 このぐへぐへ言ってるのが、五醜星の一人、グヒマである。
「あ、あの、ぼ、ぼくも戦い・・・」
 そしてこの内股で気持ち悪い坊ちゃんヘアーの男がヅメチュウである。
「おやぁ?この前のシュークリーム店襲撃作戦の時、何もできなかったヅメチュウさんじゃないっすあかぁ?」
「う・・うう・・・・」
「シュークリーム作戦に限らず、大体の戦いでは意味ないもんなぁ?」
「う・・・・うう・・・・」
「シュークリーム!シュークリーム!」
「うるせー、シュークリームシュークリーム言うんじゃねえ!!」
「ああ、キレちゃったよ、こうなったら作戦なんて任せられる状況じゃないっすねえ?」
「わかった、今回はチューオー貴様が戦え」
「へっへ、俺に任せて貰えば他の雑魚に出番なんてないですよ」
 そう言い醜く消えた。
 五醜星は名前にも入ってるとおり、五人いる。そして凄まじく醜い、それは姿だけではなく、心も醜い。あと最後の一人であるミラーが居ないのは、今後の戦いにおいて、最もラーメンジャーが恐怖する事になるのだが、彼等は知る由もなかった。
 その頃ラーメンジャー達は、破壊されてからようやく修復が終わった、UZラーメンの新装オープン記念に呼ばれていた。
「一時期はもう駄目かと思ったけど、君たちのおかげで少しづつ形になった」
 柚居は皆に礼を言う。彼等四人は少しづつだがお金を集めてきてくれていた。もちろん利子は無しで貸している。別にあげたわけではない。
「しかしな、せっかくのオープン記念なのに集まってるのはまだ君だけか」
「うす、先にいただいときます」
 龍谷がおいしそうにラーメンを頬張った。
「ちょ、俺は!?」
「そうか、お前もいたか」
「おーいい!!」
「突っ込みの腕が落ちたな」
「なんだよそれ!」
 UZラーメンのバイトである内海と柚居の仕事中のやり取りが久しぶりに見えたので、龍谷はホッとした。
「さて、全員そろってないが、あと一人戦士を探してもらわないとならない」
「あと一人って言われてもなあ」
「あれから探したんすよ」
 久志を仲間にしてから、かなり積極的に仲間を探していたのだが、思うように見つからなかった。
「ああ、ラーメンデバイスが反応する程のラーメン好きでなければ意味がないからな」
「ちょっとした反応はあるんですけどね」
「そうだな、少し反応して終わるって感じだな」
「もちろんその程度の反応もあるだろう、だが根気よく探してほしい」
「ういっす」
 内海はバイトが上がり龍谷と一緒に帰る事にした。
「客にそれっぽい感じの奴はいないのか?」
「つなぎのバイト先とかでも見てたんすけどね」
「よし、こんな所でうじうじしていても意味ねえ、食いに行くぞ」
「え?」
「だから、ラーメンだって」
「いや、さっき食べたじゃないっすか」
「まだ食えんべ?」
「無理っす、さっきから作り続けたせいで気持ち悪いっす」
「そんなんじゃ見つかんねーべ」
「えぇ・・・」
 内海は仕方なく行くことになった、だが店に行く途中の交差点で、車に乗っている青年から大きな反応が見えた。
「うぉ!龍谷さん!」
「凄い、俺らよりも反応強くねえか?」
「とりあえず追いましょう」
「タクシー・・・って、そんなの待ってたらおいてかれる!」
 二人は走った、龍谷は食べたものが逆流しそうだった、内海も疲労困憊で限界だった。しかし、走った、走って走って走り続けて。ついには吐いた。
「うげぇ・・・・」
「もう無理・・・」
 吐いてる最中に見失ってしまった。反応もない。
「くそっ・・・」
 内海は残念がっている。
「安心しろ」
「そんな悠長な・・・、せっかく見つけたんですよ!」
「車に会社の名前があった、それをネットで探せばいい」
「なんで走る前にそれを言わないんですか!」
「なんとなくだ」
「意味わかんねえ・・・・」
 結局、その名前を調べてすぐに見つかった。後は二人を加えて勧誘に行くだけだった。

「やあ、君はラーメンが好きかい?」
「・・・は?」
 冷たい目線で返す。
「だ、だから・・・よかったらこれからラーメンを一緒に食いに行こうかなって・・・・」
 内海は負けずに返す、しかし、最後の一人も負けていない。思いっきり冷たい目線で返す。
「仕事中だから、後にしてくんない?」
「あ、おう・・・」
 内海は逃げかえってきた。
「おい、今のはなんだ」
「申し訳ない」
「あの話題の振り方は不自然極まりないと思うな」
「本当に申し訳ない」
「バカじゃねーの?」
「うるせー!」
「ああ、なんで俺にだけ突っかかるんだよ!」
「じゃあテメーがやってみろよ!」
「わかった、やってやんよ!」
 次は久志だった。
「あの、すみません」
 得意の営業スマイルで話題を出してみる。
「・・・・はい?」
 先ほどに比べたら冷たい目線ではない。
「今ですね、この地区でおすすめのラーメン屋を取材してまして」
「はあ?」
「よかったらご協力してもらえると助かるなーって」
「良いですけど・・・」
「じゃあ、これから一緒にラーメン屋に来てもらえますか?」
「いや、それは仕事中なんで・・・」
「あ、そうですよね・・・」
 久志も大した成果が挙げられず戻ってきた。
「惜しかったな?」
「なんだてめぇ・・・・」
「まあまあ、これじゃ埒が明かないよ」
「とりあえず仕事終わりを狙うべ」
「それがいいかもしれねーな」
「ああ・・・」
 四人は仕方なく待つことにした、まだ午後の2時ちょっとなので恐らく数時間は待たないとならないだろう、仕方なく喫茶店に入って待つ事にした。
「アトモスフェアね・・・、名前がちょっとおしゃれかな」
「こんな所に喫茶店あったんですね」
 喫茶店特有の扉の開く音が聞こえる。
「いらっしゃいませ~」
「ええと、コーヒーを4つで」
「はーい、少し待っててくださいね」
 東はたまに来るが、他の三人はあまりこういう場所にこないのでそわそわしている。
「で、どうやって仲間にするんだ」
「デバイスが反応したって事はさ、俺らに負けず劣らずラーメン好きって事なわけだ」
「テメー久志、なんでテメーが仕切ろうとしてるんだよ」
「ああん?」
「まあまあ」
「一つ俺に案があるんだが、聞いてくれ」
 龍谷が言葉を発した。
「どうすんすか?」
「俺達で怪人を自作自演すれば、早いと思う」
「確かに・・・・」
「その案でいこう!」
 4人はぶっちゃけると、他にいい案が思いつかなかったので困った挙句に乗っかった。コーヒーを飲みほして店を出る。そして再び最後の一人の会社で張っていた、ちょうど仕事が終わる時間だったらしい、彼は帰るところだった、そして案の定ラーメン屋に入る。
「よし、じゃあ龍谷さんがこの怪人のマスクをかぶって」
「俺嫌だよ」
「俺も嫌だな」
「俺もパース、お前が着ければいいじゃんかよ」
「うるせー久志!」
「やんのかコラ!」
「まあまあ、ここは内海君が被れば解決すると思うんだ」
 内海は知らぬまに押し付けられていた。最後の一人がラーメンをすすっている所に怪人のマスクを付けて登場する。
「俺様はええと、スイーツ脳からの刺客、ええと、ウーロン茶仙人だ!」
 三人は前回の怪人のパクリだと思ったが、なるべく触れないであげた。しかし、店内は怪人の登場なんてお構いなしに食事が続けらえている。
「すみません、他のお客様もいますので、食券を買って外で待っててください」
「いや、だから、俺は怪人のウーロン茶仙人だから!」
「ああ、何言ってるんだよ、警察呼ぶぞ!」
「待て、警察はマジで勘弁してくれ、でも俺は怪人だから!」
「意味わかんねーよ!」
 明らかに登場のタイミングがわからないが三人は取りあえずこの場を収めるために登場した。
「待つんだ、ウーロン茶仙人ぶっとばしてやんぜ!」
「君たちの好きにはさせない」
「みんな迷惑してるんだし、やめねえか?」
「来たな、ラーメンの未来を守るために組織された正義の味方、ラーメンジャーめ!」
「よし、皆この馬鹿みたいなのを倒すぞ!」
 三人は各々攻撃をする。軽くという事前の説明通りに攻撃したのは龍谷と東だけだった。
「テメー!なんで本気で攻撃するんだよ!」
「うるせーな、加減が難しいんだよ」
「やっぱりテメーは許せねえ・・・・」
 がっつりと組み合う二人、それを止めようとする残りの二人、ラーメン屋の中はカオスな状況へと陥っていた。
「ぐははは!俺様の名前は寒天仙人様だ、貴様らのような高カロリーの物を食べ過ぎる豚どもを食物繊維の力でスマートにしてやる!」
 四人が茶番を繰り返していると、本物の怪人が現れた。
「な、何だお前ら!」
「やべ、本物が来た!」
「どうすんべよ?」
「戦うしかないんじゃないかな?」
 ここで内海は思った、このマスクどうするべきなのかと。
「ふふふ・・・実は俺はウーロン茶仙人なんかじゃない、ラーメンジャーさ!」
 店内はまさにコミックショー状態だった。そんな中最後の一人のポケットから携帯ゲーム機が落ちてしまった。
「ああ、俺のゲームが!」
 最後の一人は店内が混乱しているのにかかわらず、ゲームを拾いに来た。
「アイツあぶねえ!」
「くそ、俺が助ける!」
 内海が身を挺して最後の一人を守った。
「やるじゃねえか、しかし、お前を寒天まみれにしてやるぜ!」
「ふん、お前は一つ勘違いをしているぞ」
「なに!?」
「お前が寒天だと思ってるもの、それは、寒天によく似た別の海藻なんだよ!」
「なにぃいいいい!」
「隙あり!!」
 この一撃で勝負が決まった、しかし怪人は迷惑にも爆発してしまった。この店も営業するために掃除が必要である、スイーツ脳の怪人は地味な嫌がらせで最後散ったのだった。
「ありがとう・・・」
「ああ、一つ頼みがあるんだ」
「ゲーム機を助けてくれたんだ、一つぐらいいいよ」
 四人は変身を解いた。
「俺達の仲間になってくれ」
「え、さっきの変な人達・・・」
「な?いいだろ」
「え、でも・・・」
「一つぐらい頼み聞いてくれるんだろ!」
「わ、わかったよ」
 こうして強引に最後の男、基樹を仲間にした。
 しかし、この時四人は思った、今週はあまりラーメン関係ないと。




次回予告


基樹「はぁ・・・・なんか失敗した気分」

龍谷「来てそうそうネガティブだな」

基樹「もともとこういう人助けとか向いてないし」

東「まあまあ、俺だって実際向いてないしね」

龍谷「自分も向いてないな」

基樹「で、来週はどんな話なんですか、敵の組織壊滅ですか?」

龍谷「いや、早すぎんべ」



次回「五醜星 ファッシャー 臭撃」


東「敵ってまだあんまり出てきてないよな」





さて



余談ですが





隔週ぐらいでやらせていただきます







製麺戦隊ラーメンジャー 3話

2014-06-05 14:54:36 | 小説



もう ストックが追い付きそう




今週中に少し書きますよ


ええ


書きますってば・・・







第三話「四人目のヒーロー」

 ラーメン屋に現れたマテ茶仙人、たった一人で戦うブルー、しかし、健闘むなしく倒れてしまった。その時、偶然居合わせた四人目の戦士、彼はこの戦いの突破口になるのだろうか。
「そのアプリを起動するんだ!」
「え、意味わかんねーし」
「いいから!」
「わかんねーよ、こええし」
「くそっ、このままじゃこのラーメン屋が・・・」
「ふん、こんな店、おいしいマテ茶が飲めるこじゃれた喫茶店に変えてやる」
「そんな事させるか!」
 内海は変身が解けた後でも、必死に抵抗する。だが変身前の力では全く歯が立たない。
「ぐぁ・・・くそ」
「ははは、お前も客としてくるがいい、おいしいマテ茶をごちそうしてやるぞ!」
「待てっ!!」
「ちょっと待て!それは俺の台詞だ!」
「黙れ、テメーが何だか知らないが、この旨いラーメン屋をそうそう潰させるかよ!」
「ほう、貴様程度がどうするというのだ?」
「このアプリを起動させたら、俺も戦えるんだな?」
「・・ああ、お前の熱い気持ちなら、絶対に倒せる」
「わかった、俺もラーメンに命を預けてみる」
「待て!早まるな、ここは健康的なマテ茶に命を預けるんだ!」
「黙れって言ってるんだよ!」
 ラーメンデバイスが起動された、全身を麺が覆い変身した。
「すげえ」
 久志の脳内にこのラーメン屋の店主がどれどだけ苦労しているのかが流れ込んできた、おいしいスープを仕込むためにこだわった素材を厳選し、何時間も煮込み続ける。その苦労を知った久志のスーツは、真っ赤に染まっていた。
「てめえ、許せねえ」
「待て!俺はただ・・・」
「問答無用!」
 赤く染まった久志は次々と攻撃を当てる。
「ぐぁ・・なんて強さだ、だがまだまだ甘いぞ!」
 負けじと反撃をするマテ茶仙人だが、久志も負けていない。
「どうした、そんなさっぱりとした攻撃では俺は倒せんぞ!」
「くそっ、もっとコッテリしてれば」
 二人の戦いは拮抗しているように見えるが、マテ茶仙人の方が若干押している。
「やばいな、このままじゃアイツ負けるぞ、どうしたら・・・・」
 この時内海は、里井から封筒をもらっていたのを思い出した。
「なんだこれは・・・」
 そこにはカードが入っていた、背脂、にんにく、野菜、スパイス、すりおろしショウガなどと書かれている。
「これをどうすれば」
 説明書も入っていたのだが、それに気づく余裕がなかった。
「ええい、これを使えばきっとどうにかなるんだろ!」
 背脂と書かれたカードを久志に投げる。
「それをつかえ!」
「え?どうやって?」
「知らない!」
「ふざけんなよ!」
「スキありぃい!!」
 久志は一瞬のスキを突かれて攻撃を受けてしまった。
「ぐあ・・・てめえ」
「ごめん」
「よし、これでお前を倒して、ここでゆっくりマテ茶でもいただこう」
 久志はベルトの位置にラーメンデバイスがある事に気づいた。相手が勝を確信して油断している間に、そこにカードを当ててみる。
「認証しました」
 お世辞に可愛いとは言えない感じの声がする。
「な、なんだ?」
 突然久志の腕が光り、腕の部分が巨大化した。
「うぉ、キモッ」
「ふん、今更どうなる!」
 マテ茶仙人はとどめの一撃を放ったが、その巨大化した腕で簡単に防がれた。
「なるほど、さっきのカードを使えば、こういった強化が出来るのか」
 内海が冷静に分析する。
「俺のフォローのおかげだ、よかったな」
「てめえ、知らないで投げただろ!」
「そんな事いいから早く倒せ、相手は攻撃を防がれて驚いてるぞ!」
「わかったよ、いいか、覚悟しろよ!」
「ぐ、待て!」
「馬鹿野郎が、そうやって待つ馬鹿がいるはずねえだろ!」
 巨大な腕で思いっきり殴った、その一撃の威力は強くマテ茶仙人は吹き飛んだ。
「ぐ・・・・せめてマテ茶を・・・・飲んでほしかった・・・」
 その一言を最後に、マテ茶仙人は霧のように消えていった。
「はぁはぁ・・・」
「よく戦ってくれた、助かった!」
「なんだよこれ」
「俺もよくわかんねーんだ」
「なんだそりゃ!」
 二人の間に微妙な空気が漂い始めた。
「な、なあ、これからも一緒に戦ってくれるか?」
「いや、意味わかんねーし」
「頼むよ、あと一回!あと一回だけでいいから!」
「ふざけんなよ!」
 久志は内海を振りほどくようにどかしてから、携帯を投げて返した。
「いいか、俺はこの店を守りたかっただけだ、悪いが協力はできない、だから他を当たってくれ」
「・・・わかった」
 せっかく見つけた四人目の戦士だったが、彼を仲間にする事はかなわなかった。


 かなりの店を周ってようやく見つけた戦士だったので、内海は諦める事が出来なかった。仕方なく帰るがこれを仲間達に話した。
「なるほど、四人目は見つかったようだね」
「そっすね」
「だが、断られたんだろ」
「そうなります」
「要するに、説得を一緒に行ってほしいわけだね」
「そうっす」
「わかった、俺達も、力になろう」
「あざっす!」
 三人は久志の居場所を知らなかったので、とりあえずこの前の店に行ってみる事にした。
 店内は大惨事だったが、どうにか営業できる状況にまで戻したらしい。普通に営業をしているが、襲撃があったせいなのか前日と違い客がまばらだった。
「この店っす」
「中々おいしそうだね」
「せっかくだし、食べていこう」
 店内に久志の姿は無かった、だがそこに美味しそうなラーメン屋があるのに食べに入らないのは悪い、そう思った三人は入った。
「スタミナラーメン」
「俺は、野菜ラーメンの野菜大盛りかな」
「背脂濃厚豚骨」
 三人はそれぞれラーメンを食べた、全員食べ物の趣味が違うので、全く違うメニューを注文する。
「ニンニクが効いてて最高だ!」
 内海はにんにくが入ってるラーメンが好きらしい。
「うん、野菜のシャキシャキ感が食欲をそそるね」
 東は年齢のせいなのか、健康に気を使ったラーメンを選らんだ。
「うまい」
 がっつり系を食べるのは龍谷だ、彼にはこういうラーメンがよく似合う。
 それぞれ食べ終わってから店を出る、今日は収穫がなかった、また時間を作って今度捜索に来ようと思ってた時である。
「あ、向かいのラーメン屋にいる!」
「え?」
 食べ終わってから見つけてしまった、しかも標的はラーメン屋の中である。
「・・・・・二人とも、まだ食べれます?」
「いや、ちょっとキツいかな」
「カロリーきつい」
 内海は思った、このまま出てくるのを待ってるのも有りだ。だけど、それだとまた逃げられてしまうかもしれない、幸いまだ彼の前にはラーメンは出ていない。
「入りましょう」
「何言ってるのかな?」
「マジでありえねえ」
「このまま待っててもチャンスは来ませんよ!」
 内海は店の中に入り、店員の指示を待たずに久志の隣の席に着いた。
「・・・・またアンタか」
「ああ、今日は仲間を連れてきた」
 そう言い二人を指す。
「誰を連れてきても、やらない事はやらねえぞ」
「まあまあ、そんな事言わずに話を聞いてくれよ」
 年長者の東が怒りそうな久志をなだめる。
「・・・わかったよ、話だけな。ってか、アンタ等何を頼むんだよ」
 三人は少しドキッとした。ぶっちゃけなくてもお腹いっぱいである。
「俺は、半ライスと餃子のハーフ・・・・」
「あ?」
「俺は・・・ミニラーメンかな」
「ああん?」
 二人のどう考えてもふざけてるメニュー選びに怒ったようだ、もちろん久志には先ほど食べたなどという情報はない。
「・・・・わかった、マスター、俺このにんにくデラックスマウンテンラーメンの麺大盛り!」
「何言ってる、死ぬぞ!」
「そうだよ、俺たちと同じように・・・」
「それじゃ駄目なんですよ、俺達が守りたい物は、ラーメンだけじゃない、ラーメンを気軽に食べれる環境でもあるんだ!」
 そう言い、目の前に殺人級のラーメンが現れた。最近はこういうごっつり系のラーメンが増えてきたが。ここはキチガイである。どんぶりの大きさもアホ程で、ニンニクの香りで食欲が増えるどころか、減るレベルまで入ってる。
「うぁ・・」
「マジかよ・・・」
 近くにいる客にまで引かれるほどだ。
「おいおい、こんなの食えるのかよ・・・」
「当たり前だ、ラーメン大好きだからな!」
 内海はラーメンにがっつき始めた、最初の数口は美味しく感じる、だが次々に襲い掛かってくるニンニクの強い匂いでむせ返りそうになっている。
「げほっ」
「大丈夫かよ?」
「やめておいた方が良いよ、俺達もう食べたじゃないか」
「そうだ、無理したって良い事ないぞ」
「・・・どういう意味だよ」
「俺達はね、君を探すためにこの前会ったというラーメン屋に行って、普通にラーメンを食べてきたのさ」
「じゃあ・・・・」
「ああ、アイツはお前に誠意を見せるために、あのアホみたいなラーメンを食べてるんだ」
 このメニューを考えた店長ですら引く状況に耐えながら、内海がラーメンを食べ進める。最初は皆引いてたのだが、この訳の分からない状況に皆が注目し始め、最終的にはがんばれコールが出てきた。
「がんばれ!」
「あと半分だ!」
 必死に食べる姿を見て、久志は思った。こんな馬鹿が命を懸けて守っている物がある、それに少し興味がわいてきた、ちょっとだけ手伝ってみてもいいかもしれないと。
「わかった、お前が、それを食べきったら俺はお前の仲間になる」
「げほっ、ほ、本当か?」
「ああ、だから絶対残すなよ!」
「あたりまえだああああ!」
 内海は食べた、心臓はとうに限界を超えている、だが箸を進めた。後半になり、満腹感と疲労で箸が重く感じる、水すら受け付けない。だが、最後のスープまでしっかり飲み切った。
「うっぷ、うぷ・・・」
 久志は感動していた、どう見ても馬鹿みたいな量のラーメンを食べている馬鹿を見たからだ。
「わかった、俺はお前たちの仲間になる」
「お・・おうぷ、ちょっとトイレ・・・」
「ああ、わかった・・・」
 感動してる久志は気づかなかったようだが、皆は何が目的でトイレに向かったのかわかったので、必死に目を背けていた。


次回予告


久志「今思うと、なんであんなので感動したんだろうか」

東「うん、俺もそれが気になったよ」

龍谷「ねえわ、俺だったら逆に拒否するわ」

久志「だよなぁ」

内海「え?俺は必死に頑張ったじゃん!」

久志「確かにそうかもしれないけど、ねえわ」

東「もう少しスマートなやり方があったんじゃないかな」

内海「例えば?」

東「うーん、みんなでキャバクラに行くとか?」

内海「ええ!?」

久志「奢りなら考えたな」

内海「マジかよ!」

次回  「スイーツ脳の刺客 五醜星(ごしゅうせい)」

内海「俺の頑張りって・・・」




前回と違い 話の数が少ないので


自然と内海視点が多くなります





ブルーなのに主人公枠っていうのが奇抜ですね(何






製麺戦隊ラーメンジャー 2話

2014-05-30 16:19:33 | 小説



今度



精神的な余裕と肉体的な余裕があったら



ラーメンジャーの面々の




立ち絵を書いてみたいと思います






期待しないでくださいよ





絶対に期待しないで下さいよ






第二話「メンバーを探せ!」

 UZラーメンの店長、柚居は店の復旧の為に動いてる為三人には手を貸せないといった。その時、スイーツ仙人を倒す為にあと二人のメンバーが必要な事、あとラーメンデバイスを詳しく説明できる人物が居ること教えた。
「ええと、住所はここか・・・」
 携帯ゲームなどを配信している会社だ、あまり大手ではないがクオリティの高いゲームを排出している事で、一定の支持を得ている。
「全く、仕事がないのが俺だけだからって、一人で来させるのはちょっと薄情だろ」
 ぶつぶつと文句を言いながら、言われた通りの人物に会う事にした。指定された時間に行くと待ち構えられていたように、応接室へと通された。
「君か、名前は・・・・」
「内海です、里井(リー)さんでいいんですか?」
「まあ、そうなるな」
 変わった人間だった。柚居から聞いていたが、少し面食らう。
「ラーメンデバイスで変身出来たって事は君は、ラーメンが好きなんだな」
「はい」
「なら話は早い、全国のラーメン屋を救ってやってほしい」
「どういう意味ですか?」
「奴等スイーツ脳と呼ばれる集団は、自分に都合の悪い物を次々と壊滅に追い込んでいる連中だ、趣向品は人類の英知だと俺は考える」
 そう言いブラックコーヒーに砂糖を入れて飲み始めた。
「やはり、ブラックコーヒーは最高だな」
「はぁ」
「このまま趣向品の数々が消えれば、人類の発展の妨げになるだけではない、欲求を満たす先がなくなった人間は、犯罪へと手を染めていくだろう」
「そんな大げさな・・・」
「大げさ?」
 里井はPCの画面を見せてくれた。
「スイーツ脳によって、菓子パン、揚げ物、酒などを販売する事が出来なくなってからの犯罪傾向さ」
「確かに犯罪率は上がってる・・・・」
「今まで多くの戦士が立ち上がり、菓子パンマン、揚げ物レンジャー、飲酒ライダーなどが戦ってくれた、だがスイーツ脳の悪事を止める事は出来なかった」
 飲酒したらバイクには乗れないのでは?と思ったが、あえて聞かなかった。
「本当に心からラーメンを愛してる気持ちがある者を五人集めて欲しい」
「だからってなんで俺なんですか」
「今まで我々は自己申告だけで戦士を選んでいた、その結果、情熱が足りず遅れをとったわけだ、しかし今回はラーメンデバイスを完成させた、これはラーメンに対する並々ならぬ情熱がないと反応しない」
「でも、俺はつけ麺の方が・・・」
「つけ麺も同じだ、どちらでも反応するようになっている」
「あ、はぁ」
「さて本題だ、君は戦士として戦い、ラーメン屋を守ってくれるか?」
「もちろんですよ」
「そう言ってくれると思った」
 里井は砂糖入りブラックコーヒーを飲み干して握手を交わした。
 その頃、スイーツ脳の本部では。
「くそう、今回もふぁた邪魔が入ってしまっふぁ」
「どうした、随分苦戦しているな」
「ファシャ? スイーツ仙人様ではないでふぉか」
 どう見ても太り過ぎた根暗なオタクのようなこの人物が、スイーツ仙人である。
「俺の分身を貸してやらないこもないが」
「ファシャシャ、なら今回は分身ふぉつかっふぇ、なんだっけ、何かの集団をふぁふぉしふぇふぉふぁんふぃふぃふぇふぁふぉう!」
「何言ってるかわからん」
「倒しまふぉ!」
「わかった、期待してるぞ」
 スイーツ脳もラーメンジャーを倒す為に、戦いを仕掛けようとしていた。

「うぁ、次の営業先だりぃ・・・」
 久志(ヒサシ)は仕事の途中だった、ちょうど時間は昼頃、腹の虫もなっている。
「ちょうどいい所にラーメン屋があるぞ、入るか」
 車を止めてラーメン屋に入った、中からは豚骨系のいい匂いがする。
「ええと、豚骨しょうゆの大盛り!」
「はいよ、とんしょうの大一丁!」
「うぇーい!」
 威勢のいいというか、よくわからない返事が厨房から返ってきた。
「はぁ、あと二人探せって言われてもなあ、なんだよラーメンデバイスって」
「(うぁ、何かぶつぶつ言ってる、コイツヤバいんじゃないか)」
「さっきの説明をなんか真に受けちゃったけど、よくよく聞いたらおかしな理論しかないじゃんかよ」
 久志の隣には、内海がいた。さっきの事を思い出して愚痴を言ってる。
「ラーメンに命かけれる人間を探すとか、どうしたらいいんだよ、その辺にいるわけないじゃん、ってか俺だって流石に命はかけられないよ」
「(なに言ってるんだよコイツ) うるせえな・・・」
「ん?」
「やべ・・・」
 つい声が漏れてしまった。
「あ、すんません、声が漏れちゃってて」
「いえいえ(やっぱりヤバい奴なのか、さっさと食って出よう)」
 久志は出てきたラーメンを頬張った、中太麺がしっかりとしたスープに絡み、実に食欲をそそる。
「うめえ、これはいいな」
 ずるずるとすすっていると、視線を感じた。
「!!」
 内海が見ている。
「な・・なんだよ」
「いや、アンタ、ラーメン好きそうだなって」
「好きだけどなんだよ」
「頼む!このメルマガに登録してくれ!」
「いきなりなんだよ」
「大丈夫、怪しくないから!」
「嫌だよ、さっきから命かけるとか聞こえてたし」
「頼むからー!」
「うるせーよ!」
 二人が謎の言い争いをしていると、突然客がざわめき始めた。
「私は、マテ茶仙人だ、そのラーメンの摂取は待て!」
「なんだお前!」
 店員が取り押さえようとする。
「お前か、太る原因を横行させてるのは、許せん!待てと言われてもこんな店めちゃくちゃにしてやる!」
「迷惑行為してると外に出すぞ!」
「そぉい!」
 店員は一発でのびてしまった。
「な、なんだあれは・・・」
「っち、こんな時に!」
 内海は頼まれてしまったので、仕方なくラーメンデバイスを起動させる。
「ラーメンデバイス起動! 変身!」
 ラーメンデバイスから無数の麺が出てくる、それが絡みつき戦闘スーツになった。
「うわっ、キモッ!」
「うるせー!」
 ラーメンブルーこと内海は、一人でマテ茶仙人と戦い始めた。
「待て、話し合おう!」
「なんだ?話し合いで帰ってくれるのか?」
「なんてわけあるか!」
 不意打ちを食らい倒れこむブルー。
「ぐあ・・・卑怯だぞ」
「待てと言われて待つ方が馬鹿だ!」
「くそっ!」
 ブルーはピンチになる。それを見て久志は逃げようとした。その時、ダメージでブルーの戦闘スーツは解除されてしまう。
「くそっ、なんでだよ」
「貴様、心に迷いが見えるぞ、取り合ずマテ茶でも飲んでリラックスしたらどうだ!」
「うるせー!」
 最後の抵抗をするが無駄に終わる、逆に手痛い攻撃を受けてしまう、その時スマホが久志の前へと飛んでしまう。
「頼む・・・・、そのスマホを俺にパスしてくれ」
「え、俺?」
 久志は仕方なくスマホをとった、そして投げようとした時である。
「画面が光った?」
「まさか、お前もラーメンに命をかける戦士なのか?」
「え、何それ?」
 知らぬ間に戦士にされた久志、敵にぼこぼこにされている内海。このままラーメン屋はめちゃめちゃにされてしまうのだろうか?




次回予告


久志「なんか、変な事に巻き込まれた感じが強いんだけど」

内海「大丈夫、どうにかなるって」

久志「なんねー気がするんだよなぁ」

里井「大丈夫だ、ラーメンデバイスを信じろ」

久志「それが一番頼りになんねーんだよ、てか、テメー誰だよ」

里井「俺か?俺は・・・・、そうだな、お前たちの味方とだけ言っておこう」

久志「答えになってねーし・・・」

次回「四人目のヒーロー」

久志「ってか、これって本当にヒーローなの?」




前作に比べて皆のキャラが立ってないけど、それは徐々につけていくんで


よろしくお願いします