これエレ!  ~これはこれはエレガントなブログもあったものだ~

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あと

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信念の挨拶

2011-01-02 16:06:29 | 小説
どんだけ挨拶したいんだよ!


まあ



新年早々  小説のあいさつを更新しますよ~って意味です



ええ


今回の話はシビアなので・・・ 読みづらいかも


まあ  多少こーいうのあったほうが ギャグ方面が際立つんじゃないかな・・・



というわけで  あいさつ  18話



11月に突入、ようやく忙しくなり始めた。
やはりこの時期に入るといろんな業界もムードが一転してくる、取引先の人たちも大分目にギラつきが出始めてきた。忙しい時期になると機械も音を上げるらしくて修理などや交換などの話が出てくる。
こうなると谷中さんの表情も変わってくる、暇な時期などは結構ダラダラしてる人だななんて思っていたが、朝から少し無言の時間が続いている。基本的にはひっきりなしに電話がかかってきて普段行く事の無い場所にまで出向く事になった。
「次は岩井工務店行くぞ」
「はい」
その一言だけしゃべってから、鞄を漁る。そして必要になりそうな資料を片っ端から出していた。
「いやー、助かるよ。君はいつも対応が早いからね」
「恐縮です。では、早速作業に取り掛かります」
いつもなら軽やかでシャープなトークが炸裂するのだが、今日は殆どしゃべらず作業に取り掛かった。この会社に入って結構経ってるがまだ一人で全部の作業を出来るわけではない、基本的には谷中さんの手伝いだった。
「早くしろっ!ボサっとしてんな!」
「は、はいっ!」
ここ数日は忙しい日々が続きピリピリしている、ここでの作業も殆ど手伝う事が出来ずに終わってしまった。
俺は今までやってた感覚でいた、自分ひとりでもある程度は出来ると思っていただけに、ここで何も出来ないショックは非常に大きいものだった。
そのクヨクヨしている雰囲気がなんとなく伝わったのだろうか、谷中さんはしゃべりかけてきた。
「おい、俺たちは二人で遊びに来てるわけじゃねえんだ、解るか?落ち込んでる暇あるなら動け」
「・・・・・」
言葉が出なかった、最近は少し慣れてきたと調子に乗っていたのかもしれない。
「返事は無えのかよ」
それだけ言うと突如かかってきた電話によって一度会社に戻る事にした、元々行く予定だった場所に必要な物が足りないので戻るという電話の内容だったみたいだ。
俺は無言の車を必死に走らせた。
「宮、コイツ置いていてくから、よろしくな」
必要な物をとったら即座にキーを俺から奪い取って車に乗り込んだ、俺はやはり呆然と立ちすくむしかなかった。
「あ~ぁ、怒らせちゃった?」
宮内さんも忙しいのに俺の事を気遣ってくれた、俺は何故か悔しくて涙が出てきた。
「まあ、アイツさ馬鹿だから・・・・・、きっと言った言葉はさ、長谷部君が受け取ったままの意味じゃないと思うけどね」
今までも散々失敗して怒られてきた俺だったが、あっさりと置いていかれた。
これはショックだった。
「とりあえず珈琲でも入れてくれるとうれしいんだけどね」
確かにクヨクヨしてても埒が明かない、俺は鼻をすすりながら珈琲を人数分配った。
「悔しいなら、謝りなさい。それで許してもらえなかったら許してもらえるまでがんばりなさい」
そういい山積みになった書類を渡した。
「これをパソコンに入力する前に最終チェックをしないといけないの、見てもらえる?」
俺はありったけの元気を込めて返事をした、少し声が震えていたのかもしれない。だが、先ほどの様子とは違う事は自分でも理解できた。
俺がチェックしている間にもひっきりなしに電話がかかってくる、俺は慣れないながらも対応に追われた。宮内さんは余裕そうにこなしているが恐らく必死だろう、保田さんも杉本さんも各々大変そうだった。
そうして、いつもより遅い時間になって谷中さんが帰ってきた。
「あ・・・・、谷中さん、お、お疲れ様でした」
「おう・・」
「す・・すみませんでしたっ!!直ぐに・・・返事するべきでした、まだ・・・ダメな部分ばかりですが、一緒に営業回らせてください!!」
恐らく事務所に鳴り響いただろう、だが構わなかった。
「わかったよ・・・、その代わり明日からもっと厳しくいくからな」
「ありがとうござい・・・ま・・」
最後までは言えなかった、それは不甲斐無さではない、喜びなのかはわからない。何か涙みたいなものが流れ出ていた。





まあ・・・ 実体験のような・・・ そうじゃないような


まあ


誤字脱字あったら ごめんなさいね



なんか 編集できなかったのです orz