これエレ!  ~これはこれはエレガントなブログもあったものだ~

日常で起きたことを面白おかしく書いたり、小説書いたり

あと

テンプレと表示絵がよく変わるのはいつもの事

ひさびさに寒かったですねぇ

2010-02-28 20:23:22 | Weblog




皆様ならわかると思いますが



それぐらいしか書く事がないんです



そろそろ新しいことをやり始めないとこのブログも書く事ないんですよね




んー・・・ 新しく趣味を持てといわれましても


直ぐにはできませんからねえ




ま、適当に期待しててください

まあ 昨日の続きですよ

2010-02-27 18:24:16 | Weblog
「これはお前の仕業か?」
銃らしきものを頭に押し付けながら男はいう、声からして俺より年下か同年代ぐらいだろう。
「ま・・・まさか?お前の仕業じゃないのか?」
どうやらこの惨劇の犯人を俺と決め付けているらしい、それは少々腹立たしい事で抵抗を試みてみた。そしたら押さえつけている銃口をより強い力で押さえつけてきた。
「ふざけんな!」
「ふざけてないよ・・・・、俺はここに来れば脱出させてもらえるって聞いたからきただけだよ」
その言葉の後、男は少しの間沈黙をしていた、この様子からすると男も俺と同じく呼ばれたクチらしい。このままでは埒が明かないのでとりあえず銃をおろしてもらいたかった。
「・・・逆に聞きたいけど君があの惨劇をやったんじゃないよね?」
「違うな」
そういい銃をおろした、どうやら警戒を解いたようだった。
「悪かった・・・突然な質問をして」
そこにはどうやら俺より年下であろう男が立っていた、見た感じではあまり学校には行ってそうも無い風貌、髪は染めているのだろうか光に当たると赤く変色する。
「俺は向島治人(むこうじま はると)っていうんだ・・・」
この場はとりあえず相手にペースを握られないほうがいいだろうと思った俺は先に自己紹介をした。
「・・・高田」
苗字しか名乗らなかったのはどうやら完全には信用してもらっていないという証拠らしい、それもそうだろうつい数分前に会ったばかりの人間をどうやって信じたらいいのか俺にもわからない。ましてやこんな状況である、疑ってかかったほうがいいだろう。
だが相手を刺激してその手にある拳銃で撃たれては仕方ない。俺は平静を装い握手を求めた、その行動に応じるように高田と名乗った男は手を差し伸べる、そのときその右手に注意がいったのか拳銃を左手に持ち替えて握手に応じようとした。
俺はその一瞬、なぜか体が動いていた。
その全神経は左手に軽く握られている拳銃へと向けられた、その行動に気づいたのか高田は必死に拳銃を死守しようとするが一瞬だけ判断が遅かったので俺の手が先に握られる。
そのまま力だけで引き剥がそうとするが思ったよりも焦りが大きく上手く力が入らない、そんな中も揉みあうように地面に転げてしまった。
このとき偶然にも相手の左腕の上に自分の体が乗りその拍子に拳銃が落ちる、それを俺が拾い奪うことに成功した。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
拳銃を取った俺は立ち上がったが高田は虚無感に襲われたのか座り込んだままであった。
「・・・・・・」
高田は黙っている、覚悟を決めているという様子とは少し違う。
「こんなもの持って・・・俺を一体どうするつもりだったんだ?」
「さあな?」
目線を合わせず適当に返事をした、この状況のどこにそんな余裕があるのか俺には疑問でしかなかった。その後も幾度となく質問を繰り返しても同じような返事しか返ってこないさすがに俺も腹を立て威嚇するように銃口を高田に向けた。
だがそれでもなお高田は平然とした表情をしていた。
「怖く・・・・ないのか?」
「ああ、全くな」
そういい高田は立ち上がり指を指してこういった。
「それには弾が入ってないんだよ」
一瞬は錯乱させる為の作戦かと思ったが弾が入っていないのであれば高田のあの余裕な態度には説明がついた。
俺は試しに地面に向けて引き金を引いてみる、カチンという金属が当たる音だけが聞こえた。
「・・・・・・」
「もちろん本物の弾も無い」
その言葉までは信じられるものではなかったがとりあえずこの拳銃だけでは何の脅威でもないようであった。
「俺がこんなことをした理由は・・・・・俺はどうしても賞金を手に入れないとならない、そのために一緒に行動してくれる奴を探してた」
「いきなりそんなことを言われて信用できないね」
そういい拳銃をポケットに突っ込んだ、本物の拳銃はモデルガンなんかとは違いかなり重い。不自然なまでに変形したポケットが実に怪しかった。
「わかった、俺の荷物を全部見せる。だから話だけでも聞いてくれ」
「話だけ・・・はね」
高田という男は荷物を開けて見せてきた、その中には食料は入っておらずペンチと大きめの布、それに地図にコンパスと先ほど奪い取った拳銃だけらしい。
「ひとつだけ聞いてもいいか?」
「ん?」
「アンタの鞄の中身は何なんだ?」
不意に聞かれた質問にドキっとした、そういえば俺は鞄の中身など確認せずにここまで来たのだった。
無駄に重い鞄を地面に置きその中身を確認してみる、中には数種類の食料に水の500mlペットボトルが2本、そして何かの鍵が一個だけ入っていた。
「鍵・・・?何か知ってるかい?」
「・・・・俺は自分とアンタの分しか見てないからな、よくわからない」
相変わらず目線は合わせないがどうやら嘘はついてるような気がしない、だが俺と高田との目的が違うので協力できるとは返事が出来なかった。
「鍵か・・・・、実に興味深いな」
「!!!?」
突如、後方から大人らしき人物の声が聞こえた。俺たちは二人して振り向くとそこには身長が180前後だろうか、姿勢のいい男性が1人立っていた。
「話は聞かせてもらったよ、俺にもゴールをしないといけない理由があるんでな。もし良かったら俺も混ぜてくれないか?」
男は丁寧な口調でこちらに歩み寄ってきた、どうやら敵意はなさそうだ。
「突然現れて混ぜてくれなんて話が良すぎるね・・・・」
「疑う必要はあるとは思うけど、頭ごなしに否定するのも無粋だとは思わないかい?」
そういい男は近くにあったちょうどよさそうな岩に座り込む。
「1人で行動するよりも多数で行動したほうがこの場合有利だと思うね、それにどうせ何人かゴールできるような設定だろうし・・・・自分達だけでお金を独占できると思うのも愚かだ」
「っく」
「とりあえず、一緒に行動してみるだけの価値はあるんじゃないかな?」
「ま・・・まあ、名前も知らないしね」
「名前? そうかそういえば名乗ってないな・・・、俺の名前は・・・岩崎だ、岩崎健吾(いわさき けんご)」
「・・・・俺は」
「あ、いいよ、君ら二人は・・・さっきから聞いてたしね」
そういいあまり興味のなさそうな感じでさえぎった、どうやらその態度が気に入らないらしく高田は少し不服そうな表情をしていた。
「まあ・・・・仲良くやろうじゃないか、一緒にに行動するわけだしね」
こうして半ば強引に岩崎という男は俺たちに接触し、行動を共にすることになった。


現在 1日目  午前10時00分

参加人数 92人→83人


まぁ、これで一話は終わったわけですが



1話で大体1万文字前後あります


ええ



むちゃくちゃ多いです



今現在の進行速度から考えると完結までにおそらく



20話程度使うかと・・・・



どれだけ長いんだーーー!!



まぁ


ちょっとした長編でも読んでる気になって気長に読んでやってください



2話はまた2~3週間後にでも貼り付けます

ちょっとめんどくさいので

2010-02-26 17:26:26 | Weblog
小説はこのまま貼り付けます


似てる作品があるとのことで指摘を受けてますが


ボクは書きたいのを書きたい通りに書いてるので・・・


まあ 似ててもおそらくその作品は知らないかもしれませんね


ワリと有名作品には疎いので



いやぁ



長いです



これはまだ序章にも至っていません



1話として区切るには中途半端でしょうが・・・




とりあえず 2~3週間に1度程度のペースで載せれたらいいなあと思ってます


よかったら 感想ください!



orz



そして・・・  できたらタイトルも orz


そして 長すぎて入りきらなかったので・・・ orz


2つにわけますね orz



とりあえず 1話の前編です


「遅いよ~向島君」
「すみませ~ん」
ここはどこにでもあるような小さなコンビニである、俺はここのコンビニでアルバイトをしている普通の学生である。学生とはいえ親の脛をかじっているわけにもいかない、だから自分で専門学校の学費を払うためにこのバイトは必要不可欠なのであった。
今日も客足がいいとはいえないいし、態度の悪い客も多いが俺は別にこの仕事は嫌いではない。むしろこういった日常を俺は気に入っていた。
「向島君、そこの肉まん補充しておいて」
「はーい」
身長は170の俺よりもちょっと小さく、頭が少し薄くなってきているのが特徴的な店長が言う。服装のセンスが抜群に悪くなぜか少し短いズボンをはいている。
そのメタボ気味の体には似合わない細い足から生えているスネ毛が見えるのが実に生々しく普通の長ズボンを履いてきてほしいと思う今日この頃であった。
そんな特別個性的とはいえない人物ばかりが周りにいるバイト先だがそれもまた悪くは思わなかった。
「お疲れ様~っす」
「向島君、明日はちょっと混むから気合入れて頼むよ!!」
「ういす」
適当な返事をして帰路につく、夕方を過ぎているので少し薄暗いがそれもまた俺は嫌いではない。むしろ俺にとって嫌いなものはないと言い切れる・・・・・、ということにしておこう。
強いて言うなら争いごとが苦手だろう、ゲームやら勉強やらで順位を競う程度のことならいいのだが本格的な勝負事などは自分は全く向いていないと思う。確かに頭は決して悪くはない、200人近くいる同学年の中でベスト30に入る程度の頭脳は持ち合わせてはいるもののだからといって上位10名に食い込むわけでもない。運動だって標準よりは上だろうが特別目立った能力があるわけでもない。
いわゆる一般人だ。
それでも俺は自分の存在が気に入っていた。
そんなことを考えているうちに家まであと数十分と言ったところまで来ていた、ちょっと前までは実家に暮らしていたのだが実家に姉が旦那を連れてきたことによりいささか居辛くなったので今はボロアパートに住んでいる。
ボロとはいうもののリフォームをした形跡が見られるので外見ほど中身は汚くはなかった。
あと1つ角を曲がればあとは一直線、あと電信柱が12本、そして大きな木が庭に植わってる家が3件・・・・・。
突如、目の前が暗くなった。
何者かが後ろから俺のことを押さえつけているのがわかる、どうやらこの状況はピンチらしい。このあたりはいわゆるベッドタウンみたいなものでこの時間帯はほとんど人が通らない。
いつもならもう少し遅い時間に通るのに今日は少しだけ明るかったので油断をしていた。
俺は抵抗むなしく連れ去られてしまったのだった。

目を覚ましたのはそれからどれぐらいだろうか、どうやら車の中で急に眠気に襲われて眠ってしまったらしい。
よく見たらホテルの一室のような場所に連れられていた、もしかしたらここがいわゆる天国なのかもしれない。そんな冗談めいたことを思っていたら突然ドアが開いた。
そこには長身で黒いスーツとサングラス、絵に書いたような怪しい男が入ってきた、そして俺が目覚めたばかりの脳みそで必死に状況を整理しようとしているときにこの男が急に話し始めた。
「おはようございます、お目覚めはいかがでしょうか?」
「・・・・ああ、おはよーございます」
俺はいつもの能天気で返事をしてしまう。
「お名前を登録していただけますか?」
そういい書類のようなものを渡された名前の登録というワリには分厚い用紙にいろいろな質問が書かれている、さすがの俺もこれは怪しいので書く気にはならない。
「こんなの書くわけないでしょう・・・・・・」
「作用ですか・・・、しかしそれでは賞金の方が授与されませんがよろしいですか?」
「賞金?何を意味不明なこと言ってるんですか、明日もバイトなんで早く家に帰らせてくださいよ」
賞金などという響にさも興味がないような返事をしてしまったのだが実のところかなり興味があった。いわゆる一般的な貧乏学生というジョブをエンジョイしてる自分にとってお金というものはそれなりに、いやかなり興味を引くものである。
だがここで食いついて変なバイトなどされたら嫌なのも確かである、巷で噂の死体洗いや有名な鮪漁船、そんなことをやるほど度胸など備わっていなかった。
「ちょっとしたゲームをして旦那様を楽しませてもらうだけなのですがね」
そう残念な言葉を残し書類をしまい始めた。
俺は少しだけ名残惜しそうに見送る、だが俺は平穏を愛する男。この程度の餌に釣られて危険なことに首を突っ込むわけには行かない。
俺はそんな人間のはずだった。
「ちょ、ちょっとだけ考えさせてください!!」
「そうですか、では最終確認に2時間後伺います」
そういい無造作に書類を置いていった。
その用紙の注意事項を見ると所々引っかかるところが多いものの内容としてはただのゲームのようなものだった。
「これって・・・もしかしてテレビ番組かな??」
こういうサバイバルゲームを模したテレビ番組などはたまに見かける。そうだきっとそういう類に決まっている。
確かにこのゲームの参加中に怪我をした場合一切責任を負わないなどという文章があるが今の日本は平和そのものと形容したほうがいい、確かにニュースでは物騒な事件が多く報道されているようにも見えるがアメリカなどの外国を筆頭に考えれば日本などまだ何もない温室と言っても差し支えないのである。
「ん~・・・・」
だけどそんな俺でももう1つ気にかかることがあった。
「賞金・・・・・・3億」
年末ジャンボのような値段設定、これは少し躊躇うものがあった。
もしかしたら・・・・命が失われるようなことも、などというとんでも設定が頭をよぎったが自分の考えがばかばかしくなり鼻で笑った。
俺は男が確認に来たときに参加希望と返事をするつもりになった。一般人である俺にとってそれ以上に3億という魔力は強すぎたのである。
このゲームに参加すると。このときはまだ深くは考えていなかった。普通に考えればありえないようなこの状況が何を物語っているのかということを、自分の甘さを数時間後何度も認識させられることになるのであった。
書類にサインをしてから1時間ぐらいしてからだろうか、突然呼び出された。
部屋の中にいるので時間の感覚が無いがお腹の減り具合からするともう夜だろう、当然いつもなら味気ないカップ麺をすすっている頃である。
俺が連れてこられた部屋には俺以外の人間が大勢集まっていた、あえて表現するなら朝の朝礼で呼ばれた1学年分といったほうがいいだろう、ざっと見て100人程度の人数が集まっていた。
その集まっている人間はどうやらランダムで選びだらしく明らかに共通点のなさそうな人間が集められていた。見た目からすると大体サラリーマンといったところだろうか、明らかに髪型が変なのは恐らく個人の事情なので触れないでおこう。それに女子高校生のようなあどけなさの残る少女もいた、だが中には明らかに屈強そうな男も混じっている、その空気は明らかに只者ではなかった。
「突然集められてさぞ混乱されたことでしょう」
突然大きな声が聞こえた、そのハリのある声からしてその本人は相当の自信家であることが伺える。
「でもあまり緊張なさらないでください、皆様にはゲームを少しやっていただこうかと思った次第なのです」
身長は高め、黒のスーツが似合う伊達男と説明したほうがわかりやすいだろうか。髭も綺麗に剃られているのでさわやかな感じもする。
「ルールは簡単です、ゴールを目指して進むだけ。この島にはトラップなどの仕掛けは一切ございません、そしてゴールすればなんと・・・3億円が山分けできるのです」
3億という言葉が出たとたん会場がどっと沸く。その時周りを見回してみたのだが驚いてる人だけではなく微動だにしない人もいた。
「兄ちゃんよ、何キョロキョロしてんだ?」
突然後ろから声をかけられた、少しガラの悪そうな声で声だけで判断するなら50前後だろう。振り返ってみてみると年齢の割りにはお腹が目立たない調子のよさそうな顔つきのおじさんが立っていた。
「はあ?こういう場所だと緊張しちゃって」
「まあアンタは少し冷静そうだから言っておくがよ、死にたくねえなら逃げることを考えるんだな」
「へ?死ぬ?」
「まあ、アイツの説明を最後まで聞いたらまた教えてやるよ」
そういわれたので気になったが注意を元に戻す。
「そしこのゲームを途中でやめたくなった場合は脱出口を設けてあります、そこにくれば係りのものがいますのでこの島から出ることができます。しかしこの場合は賞金はなくなりますのでご注意ください」
とりあえずこの説明でわかったことは嫌なら途中棄権できるってことだけだった。
「制限時間は36時間、それまでにゴールにたどり着いた皆様に賞金が渡されます」
この発言の後、会場が盛り上がりすぎたせいでもう何を言ってるのか聞こえない。だがこのルールは破格だと思われた。
なんにせよゴールさえすればいい、そんな簡単なことで3億がもらえるのならそんな夢物語のような気がした。
「兄ちゃん、気づいたかい?」
「・・・・・・」
「上手い話はないんだよ、3億の山分け・・・・無事に終わるとは思えねえ、早めにリタイアしたほうがいいぜ」
「なんで俺にだけそんな忠告を?」
「そりゃ俺の気まぐれさ、気にすんなよ」
そういい男は表情ひとつ変えずに俺の目の前から去っていった。
俺はその後もあたり一面を見回す、どうやら俺のように何も知らずに連れ去られただけではないような人間も多数混じっているようであった。
退屈で貧血を起こしてしまいそうな説明を大体1時間程度聞いた頃だろうか、各自部屋に戻るようにとの指示が出た。この時数名が全く違う方向へと連れて行かれた、話の流れを読むとリタイアする人たちだろう。
皆暇ではない、仕事や家庭もある、そういう決断も決して間違いではないと思った。

俺は自分の部屋で何気なく携帯をいじってみた、だが電波が届かず誰とも連絡が取れない。どうやらこの場所は県外なのだろう。
それでも何もしていないと退屈で死にそうだったので携帯の履歴でメールを見て時間をつぶそうと考えた、読み返してみると何気ないメールが懐かしい思い出となって浮かんでくる。
あの時はどういう気持ちだったのか、あの時はどういう状況だったのか。
まるでその時に戻ったかのような感覚にさえ陥るほどであった、だがその気持ちもたった1つの雑音によってさえぎられてしまう。
コンコンとノックをする音が聞こえた。
俺は突然の出来事に身構える、だが続けて何度もノックが聞こえるので用事があるのだと思った。だがこの時ふと頭に浮かんだ男は先ほどしゃべりかけてきた中年の男の姿だった。もしかしたら3億が目当てで共闘でもしないか?なんて言ってくるに違いないそんな想像をしながらドアを開けてみた。
「やあ」
そこには少し気の弱そうな30代ぐらいの男が立っていた、身長は180くらいだろうか。痩せ型で眼鏡をかけている。
近くのコンビニにでも行くような軽装なので先ほどの会場では全く気づくことは無かった。
「ええと・・・・」
「ああ、私は広末というんだ」
男はいきなり自己紹介をし始めた。
「あ、俺は・・・」
「いいよ、名前はとりあえず話しだけでも聞いてくれないか?」
半ば強引に自分の話題に持って行ったが強制的に会話を続けるようなそぶりは見せない。
そしてやや無表情な目のまま淡々と語り始めた。
「ここは少しおかしい・・・・一緒に脱出をしないか?」
「え?脱出ならさっき出来たじゃないですか」
確かにあの会場では帰りたいなら送ると言っていた、その言葉に裏はなさそうで数名が帰る意思を示し帰ってた様子があった。
「あの時帰ればよかったよ、3億なんて餌に釣られてこんなくだらない場所に残っちゃうなんてね」
男は少し周りを気にしながら少しずつ小声になっていく、そんなに聞かれてはまずい会話のようにも思えなかったが自分も少し緊張してくる。
そして目線をそらしながら考えた後、広末は急に顔を近づけた。
「どうもね、この3億がもらえるって言うのは嘘らしいんだよ」
「ええ!?嘘・・・!?」
「しー!声が大きいよ」
広末の焦り方を見るとどうやらこの話は本当のようであった、もしこの話が本当ならこんな場所に一分一秒でも居たくは無いそう考えたら急に落ち着きが無くなってきた。
「どうしましょう・・・ええと、そうだ今からあの黒服の男達に言ってここから帰りましょう!!」
「それがね・・・・」
男はもったいぶる様にうつむき加減で言った。
「私もそれを交渉したんだ、だけどもうゲームは始まっている・・・ってね」
「そ・・・・そんな」
頭の中が真っ白だ、これは高校のときに1度だけタクシーに轢かれそうになったときに感じた感覚に似ている。目の前に映っている全ての物ははっきりと色がついてるのだがなぜか認識できない、それでいて音も何も聞こえず全身の力が抜けて今すぐにでも座り込んでしまいそうだった。
「そんなに気を落とさないでくれ・・・、これから私達はね・・・・脱出を試みようと思うんだ」
その言葉で失っていたすべての感覚がよみがえる。
「それは・・・・」
「ああ、君はまだ確認していないようだがここのクローゼットにはさまざまな道具が隠されているんだよ」
そういい男はポケットからナイフを取り出した。この出来事に対処できずに一瞬実をこわばらせる。
「そんなに身構えないでくれ、別に脅すわけじゃないよ」
そういいナイフをしまった、男はどうやら他に食料と懐中電灯があったらしい。
「ナイフなんて使わないとならないってことは危険ですよね?」
「ああ、私もそう思う・・・・。とりあえずこのゲームのスタートは明日の8時かららしい・・・・」
「8時ですか?」
「ああ、10時にはこの屋敷の中にいる全ての人間は追い出されて強制参加だというんだ」
この男は黒服の男にさまざまなことを聞いたらしくかなり詳しかった、この話は重要だと思い働かない脳みそをフル回転させて次々と言葉を詰め込んでいく。
「だからね、9時に・・・・」
そういい地図を取り出した。
「この場所・・・・この建物から出てちょっと行った場所にこの建物の発電所があるらしいんだ」
「おお・・・」
「そこに9時から9時30分まで待つからもし脱出がしたいなら来てくれないか?」
「ええと他にメンツは?」
「今は君を含めて5人に声をかけた、なるべく大勢で行動したほうがいいからね最終的には20人程度に声をかけるつもりさ」
「そ・・・・そうですか」
あの会場の中には明らかにカタギの存在とは思えない人もいた、この場合一緒に行動してくれるなら心強いだろう。
「後・・・忠告なんだけどね」
「へ?」
「どうやら・・・このゲーム、危険思想を持った連中もいるらしいからさ・・・・自分の身は自分で守ってね」
「あ・・・はい」
その言葉を残し広末と名乗った男はドアをゆっくり閉めた。俺はふと時計を見てみる、0時12分。どうやら日付は変更されているようだった。
その時計を見てようやく時間の感覚が戻りまたしても睡魔に襲われた、せっかく寝心地のいいベッドがあるのでそこで寝よう、明日になれば脱出をしてそれで終わり。
俺の悪夢は、明日の午前中までなんだ。現実逃避のように脳内でつぶやいていた。
気がつけば何時間たったのだろうか、実際寝てしまっていたみたいなので時間の感覚が全く無い。俺はダルくて仕方ない体を無理やり起こして時計を眺めた。
長い針が8をそして短い針が9を半分以上進んだところに存在していた。
一瞬この状況が把握できなかったが次の瞬間全身に電気でも流れたかのように飛び起きた。俺はどうやらあのまま眠ってしまっていたようだった。
急いで支度をする集合する時間といわれた時間よりも大幅に寝坊をしてしまっている、このままでは置いていかれて自分ひとりの力だけで脱出口にまで向かわなければならない。
自分の荷物を1つの鞄にまとめる、元々手持ちなどほとんど無かったのですごく軽い、そして昨日言われた言葉を思い出してクローゼットを漁ってみたら少し重い鞄が1つだけ置かれていた。俺はその鞄の中身を確認せず手に持ち部屋から出た。
どうやら俺以外はほとんど残っていないらしく人の気配が無い、そんなことを考えている余裕がある自分に少しだけ安心をしながら走り続けた。
「ええと・・・ええと・・・」
建物を出てから改めてみると不気味な研究施設のようでもあった、こんな場所に1日いたと思うと少しゾッとするが俺はこれから脱出する身である。そして目線を少し横に逸らしてみる、そして小さな建物を見つけたのでそちらに向かうことにした。
遅刻気味なので他の人に迷惑をかけていると思った俺は足早に向かう、後ちょっとでたどり着くといったところで少し異変を感じた、なんとも鼻につく臭いが辺りを包み込む、まるで錆びた鉄の臭いでも嗅いでるような感覚だった。
その臭いが次第に近づく、俺は嫌な予感を振り払うように走ってみることにした。
だが、その淡い希望は視覚が脳に伝える頃には打ち砕かれていた。
数えたくも無いのだが全部で8つ、全てが磔にされているようにも見える、そしてもっとも注目する点が首がないことである。
「ぐっ・・・うぇぇっ・・・」
何も考える余裕など無しに吐き気に襲われる、俺は耐えることなどできずにその場にこぼしてしまう。そのこぼれ落ちる音の不愉快さでさらに吐き気が強くなった。
「あぐ・・ぐ・・・」
俺は必死になり状況を把握しようと試みる、どうやら女性が3人男性が5人、服装では誰だかはわからないがひとつだけ見に覚えのある服装があった。
「広末さん・・・?」
そのラフな服装は誰が着ても同じのように見えたがその他の人間の服装などわからない。最低でもわかった事は8人が目の前で死んでいた、もし俺が時間通り来ていたらここの死体が9つあったということだろう。
もう何も残っていない胃からさらに何かが出そうな気がする、その苦痛に耐えるように俺は胃を抑えながら茂みの中に入るよことにした。走るというよりは転げるかのように滑り込む、そこでじっとこの吐き気がおさまるのを待つことにした。
それから10分程度は経っただろうか、体感ではもう20分も30分も経っているような気がする。そろそろ動くことの出来るコンディションになってきたと思った頃突如後ろから足音が聞こえた。
その音は次第にこちらに近づいてくる、俺はその足音に耐え切れず走り出す、今度はまともに走ってはいるが気持ち悪さのせいでどれぐらいの速度が出ているのかがイマイチわからない、このままつかまればきっと9人目にされてしまう。
その恐怖だけが体を動かした、だが混乱して動いた程度の体では足元の石に気づかず転んでしまう。
「ぐぅっ・・・げほっ・・げほっ・・・」
突如、後頭部に冷たい金属のようなものが押し付けられた、俺は一瞬で理解した。実物は見たことが無い、でもそれ以外には考えづらい。
拳銃だろう。


残りは明日にでもはりますよ



ええ


手抜きです

お肉をさっぱり食べたい時は・・・

2010-02-25 17:15:48 | Weblog
用意するもの

肉(牛がいいけど豚でも鳥でもいいです) 100g~200g

たまねぎ半分~1個

だいこん(おろします) 適量


たまねぎを薄くスライスしておき水にさらしておきます


そして だいこんもついでに摩り下ろしておきましょう


よーし メインのお肉なんですが


焼きます  直火がいいんですが  家庭じゃ難しいのでフライパンで


塩コショウで軽く下味をつけてからがお勧め

そして おさらにたまねぎのスライスを敷いて  肉を載せ



ダシコンおろしをのせて ポン酢をかけると・・・・






あら簡単!



すぐにちょっとした一品が完成




これは牛肉を使用してますが 豚でも鶏でも美味しくいただけます



たまねぎがだめって人は 茹でたもやしでもいいかも?

天気がいいからか・・・ 少し元気だった

2010-02-24 17:20:09 | Weblog
今日はなぜか元気があったので外をぶらぶらしていました



理由はないなあ・・・


天気がいいってすばらしいね




さて


このブログを書いてる今現在



すばらしく眠いわけですが



がんばって起きてたいとおもいます



あとちょっと待ってください



そーすれば今現在手をつけてる小説がある程度書き終わり



書いてる本人にも余裕が出てきます、そしたら載せますね




自由に書けばいいんだ・・・そうだ




フリーダムだ!



(眠気で記事が変ですね