トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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矢部宏治著「日本人はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」を読んだ方からの、憲法改正についてのコメントをお待ちしています。 コメント受付用記事 のアドレス http://blog.goo.ne.jp/kanra-toriko/e/a08c500525a4ba2e568012c53edbaa6f

テロ特措法…

2007-10-18 21:27:19 | 政治や経済
政策や法律や制度の出来の良し悪しだけではなく、遂行する個人や団体のレベルも判断のポイントなんだよねえ…。点検や改善が為されてこなかった事項が、今年だけもどれほど大量に明るみに出たと思う? 外交ですか…。狭くて浅い知識なのに書いてしまいますが、日本って外交下手な部類に入ると思う…。 才能は不明だが、経験は圧倒的に不足している。島国が長らく鎖国してきたのだから。例えば英仏といった国が、失敗も多いが国際社会にもまれてきた歴史を持ち、戦争で弱った分野は多いにしても、それなりの地位を占めているのと比べてしまう。国際関係では、政界よりも経済界が間違いなく目立っているのでは? そして、政治・行政による国際関係を支えてきた太い柱が、ODAだ。戦後は、アメリカについていけば大丈夫・逆らったらやっていけない、だけで方針を決めることができた。同じ敗戦国側でも、旧西独は欧州の中央で、4大国や東西陣営や中東諸国から突き突けられる課題の数々を、時にはアメリカの意向に反して解決や回避をしてきた。その上、今や旧東独と再統一し、EU加盟国としても歩むようになった。その間の日本の外交経験と言えば、どんなだった?で、アメリカはどうなんだ? 戦争では、第2次大戦後、東側との戦争とアラブ・テロリストの戦いは、ほぼ全部泥沼化しているのでは? 中南米諸国への侵攻は、やり遂げたかもしれないけど。外交では、どのような成果があったのだろう? この42年間に延べ何十年、戦争してきたのだろう? 戦争は外交の一部…という立場から考えても、外交上手な国ではないと思う。 で、その日本がそのアメリカの良きパートナーとして頑張ろうというのだが。頑張っちゃっていいのかしら?一般に公開されている情報の分析からの成果は大きい、と読んだことが何度もある。なのに、米軍の公式サイトすらフォローしていない人達に外交センスはあるだろうか?いや…。外国軍への給油活動なんて過去ずっと行なってきたというなら、まだちょっとわかる。しかし。少なくとも戦後初の、重大な決定だったんだよ。やりっぱなしにしていたとは。随時に、給油量から負担金額とか予想するくらいのことはしているかと思ってた。負担額のことも気にかけてほしい。給油量からの米軍の動きなど分析くらいはしているかと思っていた。戦争は放棄していても、軍事関係の分析力は訓練されているかと思っていた。なんてちょろい国だろう。防衛庁職員の集計ミスだとか米に確認したから、とか。その程度の人達が押す太鼓判って、信頼できる? 信頼といえば。盲目的に信頼を寄せることは、時には相手に有害である。いえ、個人的な、人間関係ではそうだっていうことですけどね…。世界、世界と言うけれど。イスラム諸国の中には、アメリカの方針を受け入れたくない国もあるだろう。そうではなくても、アメリカの誤爆を含む兵器の使用の悲惨な結果をまのあたりにすれば、アメリカという国はなんだか相容れない所がある、という感覚があっても自然に思われる。日本への原爆投与・ベトナムでの枯葉剤散布…。そういった蛮行も、必要悪と割り切り、振り返らない。他国に対し、この先どれほどの悲惨を与えるのか? 心から不安。テロ特もいいけどね。日本は日本なりに、「テロとの戦い」を考える必要がある。どう考えても、「イスラムのテロリスト」は少なくともこの先数十年間は戦い続けるだろうし(いや、勢いが弱まりながらも、という場合もあるか…。アメリカの先住民達が人数を減らしてきたように。だが、風化しても事実が消えるわけではない)。その間に、当方も先方も嫌な体験が増えていくだろうし。こじれればこじれるほど、安定的な終結は難しくなるし。つまり、泥沼は私が生きている間ずっと泥沼のままだろう。私でさえ、誤爆され恐怖で狂ってしまったアフガニスタンの小さい子供の表情は、一生忘れられないぞ。