トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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国会の議論の内容を逐一おさえてるわけじゃないけど。

2007-10-11 19:36:34 | 昭和40年代に子供だった
長井さんの件でのミャンマー政府への対応と人質になっているという横国大生らしい人の件でのイラン政府への対応は、とりあげられているのだろうか?近頃思うのだが。時代なのか地域なのか、学生時代は人命第一という雰囲気にもっと浸っていたような気がする。中・高・大に、兵士として戦場に駆り出された経験を持つ教師が1人(たぶん)ずついて、授業中ふとそのことを語った授業が2人は1度、1人はもっと多い回数あった。中学は普通の教師・高校は非常勤(定年後の?)・大学は定年の年齢がかなり上だったが、ああいう人達はいつごろ引退されたのだろう。みんな授業上手でした。あの人達の授業で眠ったことはない。あの人達が担当していた科目は理系も文系もあるが、苦手意識は持ったことがない。ほんっとに戦争は嫌だった・戦後日本に戻って焼け野原だったけどずっとましだった、という気持ちは共通していた。あの人達の世代は青年期以降も仕事も希望もあふれた時期を過ごし、同年輩の男性の人数も少なかったから、たぶんとてももてたと思う。何よりも戦場よりずっとましだと思いながら生きていたんじゃないかなあ。故・宮澤喜一元首相は、戦争時代を体験した政治家としての責任感を感じておられたが。「ぶつかることも多いが、とにかく、生きてるんだ」とう感じでさばさばしたあのおじさん達が漂わせていた、雰囲気というか空気というかオーラというか…。言葉に置き換えるのが無理そうな、単純な希望というか、不思議なわくわく感。あれを感じさせてくれる年長者と知り合うことがなくなった。的確に伝える能力が私にあったとしても、ぴしっと切り捨てられそうな感覚ではありますが。う~ん。この年になって思い出すと、さらにいい感じ。ちょっとパワーアップしたような。まあ、私にとっておまじないみたいなものなのかも。

長井さんの不幸

2007-10-11 19:36:17 | その他ニュース関連
他人について考える際に、「相手の考え方」を想像してみることが多い。かつて、ものすごい性差別が行なわれていた職場にいて。話をきいてくれそう・かつ・位が上のおじさんにわかってもらおうと頑張ってみたことがある。「ああいうのはセクハラです。自分が女であれを言われたら嫌だと思いませんか?」そのおじさんは、でへへと笑いながら「だって俺は女じゃないもん」「それなら、娘さんがあんなこと言われたら嫌だと思いませんか?」「うちには息子しかいないぞ」「じゃあ、息子さんの奥さんが」「専業主婦させる」…というような経験を経て、そういう考え方を試してみる人はわりと少ないんだろうと思うようになりましたが(ああ…。若かった私)。倒れながらもカメラをしっかり持っている長井さんの映像を見ながら、性懲りもなく始めてしまった。学生時代のひととき。ある趣味に夢中になっていた時期があります。音も光も意識しなくなっているのに一瞬気が付くのですが、すぐまたそういう状態に入っていく。あっとういまに数時間が過ぎたらしく、いつのまにか朝になっていることが当たり前だった。就職活動とか卒論とかの時期になるとそんな趣味をすることもなくなり、自分の不備な点とかいろいろ(「自己分析」をやってると泣きたくなったよ…)補強してなんとか社会人になり。その後は社会人であり続ける努力に興味が移っていった。ああいう瞬間を延々と味わえる人生に憧れるところもある。長井さんだけでなく、演奏家とか画家とかスポーツ選手とかは、私のとは違うのだろうけど、他人にはわからない状態を体験しているのかもしれない、と想像している。私に関して言えば。趣味でしかない(=飯の種などにはなり得ない)ものなので、あくまで学生時代の思い出ですが。カメラマンとか演奏家とか、生計だけでなく生活が成り立たない(ものすごく不思議な絵を描く画家に妻子がいると驚くのは私だけだろうか?)場合もあるだろうに。それでも、追究したくなることもあるんだろうなあ。まあ、人類が他の生物とはこんなに違う進化を遂げた原因の1つとして、先天的なのと後天的な多様性があるのだろうから。現状を捉えて人に伝えたい。伝えるべきでもある。そういう仕事に、もしも「あの状態」を見い出していたのなら(いつも想像力が暴走している私)、それが長井さんにとっては不幸なことだった。不幸とは思えるけど、愚かとは思わない。愚か者のリストを私が作るなら、ものすごい低い順位になる。しかし、幸福だったかと言うとどうだろう~? 伝える仕事って、自分だけでなく相手(=受け手)のあり方も要素だからなあ。ちゃんと受け止める人が一人でもいれば良し。そんなふうに思っていたりしたかなあ。

イランで人質になっている大学生のこと

2007-10-11 19:36:01 | その他ニュース関連
まだ不明な点が多い事件だが。今までの人質事件のようなバッシングも出てくるのかなあ。イランじゃなくて、もっと平凡な観光地で誘拐されても、「自己責任だ」「甘やかすな」「身代金に税金は使うな」とか言われちゃうのかな。昔、中国返還前に香港に行ったのだが。「試着室に入ると隠し扉から人が出てきて誘拐されるんだよ~」という類をいろんな人からアドバイス(?)された(あの人達、どこでそんな情報を得ていたのだろう)。あの時は、ちょっと緊張したっけ。裏取引とか貸し・借りとかではなくて、人脈といったものはないのかな。シャー時代にビジネスが盛んに行なわれていた過去があるから、かえって日本は嫌われてしまっているかもしれない。ただ放置しているだけでは、芸も能もない。なんとか取り組めないだろうか。