トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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矢部宏治著「日本人はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」を読んだ方からの、憲法改正についてのコメントをお待ちしています。 コメント受付用記事 のアドレス http://blog.goo.ne.jp/kanra-toriko/e/a08c500525a4ba2e568012c53edbaa6f

菅議員「生産性」発言

2007-02-09 19:06:32 | 政治や経済
いやー…。くだらないなあ。柳沢発言のことを追って書いてきたからこれにも触れないと終わらせられないけど。この発言を取り上げれば反撃になると思っている人達って、柳沢発言がどう問題であるかが今だわかっていないのだろう。問題の本質がみえていないということは、柳沢伯夫氏と感覚が極めて近いのだ。何が問題視されているかわからないから、的外れな反論をしている。「柳沢発言を非難する人達は言葉尻をとらえているだけ」という前提だから、大臣は内容について反論も説明も放棄して、ひたすら頭を下げてきたのか? みくびられたものね…。与党にもわかっている人達はいるだろう。彼らは一連のできごとに「あちゃ~」と思いながら、過ごしている。だが、彼らの考えが反映されていないということは、与党の多数派だか実力者達がこういうカラーなのだ。まずい経営者と追随する上司達。「将来この会社はどうなってしまうんだろう」と憂える社員達。下っ端は辛い(会社員なら「上が馬鹿ばっかで、やってらんないよ!」と酔っ払ってわめくところだが。議員だもんなあ…。口の堅い高級料亭で飲むしかないのでしょうか)。野党も悪いのです。責めるのではなく問いただす。何がどう問題なのか、明るみに出た内容を整理して、まだわかっていない与党の面々に示す。与野党がこの論点をどう解釈しどう使いたいかを、国民に示す。それができないから、議論が迷走してしまうのだ。そう。与党議員が野党に移住したくなっちゃうくらいの議論をする。それを目標にしてください。野球では、裏でも表でも攻撃できるのはバッテリーだけ。国会で政府と議論できるのは野党議員だけだ。野手やベンチや観客に歯がゆい思いをさせるな。柳沢発言から引き出せる論点は、日本の社会のあり方の大半をカバーできるほどに、意義深いものだ。与野党はもちろん、研究者や一般男女などを国会に招いてじっくり議論したらいい(どうせ、何年も「対策」とやらを実施したが不発なのだ。急がば回れ、ではないか)。与野党共々、国会議員だけでは実りが貧しくなる、いや、時間と労力の無駄になる気配。まさか…。与野党双方が、この「お前の母ちゃんでべそ」レベルのやりとりでも有権者には有効…と敢えてやってるんじゃないだろうね?

続・仕切りは「お巡りさん」

2007-02-09 19:03:25 | 昭和40年代に子供だった
書く場所を1月29日のコメント欄にしようかと迷ったので、遅くなった。東上線そばの交番にいて、自殺志願の女性を止めているうちに、電車に轢かれて重体になっている警官(宮-<正>です。ネットのどこかで確認しただけで書いてしまったのです。申し訳ないです。2月28日-巡査部長)がいる。社会や制度が変わっても、職業として・それとも人としてスタイルや信念を保ち続けられる人はいたんだ…。いや。詳しいことはわからないけど。交番勤務というのは、非定型的で仕事の線引きが難しいと想像している。どの職業にも、自分は線の内側だけと割り切ってそつなく過ごす人も多いのに。生じる隙間をさりげなく埋めていてくれる人達。そういう人達が、いつまでも完成されない社会というものを、支えているんだと思う。具体的に誰、と浮ばなくても。1ヶ月に1度くらいは、世の中のどこかにいるそういう人達に感謝の念を送っておいて間違いはない。

堀江貴文さん

2007-02-09 19:03:09 | その他ニュース関連
堀江貴文氏はかつて一部の人達の憧れだったと思うんだけど。それは人格とか生活だけが理由ではなくて、主に、成功者だからだった。あれほどの成功を収めるくらいに能力が高いと思われたから、彼の耳障りなコメントさえ、「そういう考え方もあるかも」と、一部の人達の価値観を揺るがせたのだ。現実に、能力はどうだったのか?フジテレビ…じゃない、ニッポン放送の件で。ニュース番組でキャスター達を相手に、彼はマスコミ論などを述べた。マスコミや報道についての基本的な本にすら必ず載っていそうなことの一部を、不器用にぶつけるだけ(自分に関する報道からわかったことをメインに話したこともあったが。ある程度の年齢の人ならとっくに察しているような内容で、基本的な本にもちろん書いてある)。玄人であるキャスター達は、わかりきった内容を稚拙な表現で半端に示されて扱いに困ったろうな。ホリエモン相手に講義するうちに放送時間を終わらせるわけにはいかないから。大学をわざわざ中退せずに、普通に知識を取得すれば良かったのに。しみじみ思った。国会議員立候補のときは。年金も大変なことになってるじゃないですか、(「社会保険労務士の話をきいたりして」と言ったと思うが記憶に確信なし)相当勉強したんですけど、とインタビューに答えていた。マスコミ論でかっこ悪かったから、今度はちゃんと勉強したんだろうな、と思った。しかしその理解度を知る機会はなかった。ライブドア事件に関するコメント。経理や会計は素人だから側近に任せていた・彼らが悪いことをしても把握できない…というような理由で、自らの関与を否定。それは己の能力(管理能力・責任感)の欠如を認めることでもある。私はテレビに映ったところくらいしか知らないけど。生まれてから・社会人になってからの年月が自分よりずっと長い人達に対して「かまして」いたのは、年商100億円企業の経営者である(営業・企画を担当している…ではない)実績だったではないか。こういう人が「年金問題を相当勉強した」と言っても、たいした質量ではなかったろう。堀江元社長は、はったり屋の度合いが高かったのだと思う。有能だったのかもしれないけど、本人が言うほどのレベルではなかった。でも、まだまだ成長ざかりの年代だ(うらやましい…)。