この前の記事で日程は書いてあるので、写真と感想を中心に紹介しましょう。
初日の訪れた佐賀県農業試験研究センターを訪れ、イチゴや山菜(品種は忘れました^^)の栽培研究をしている農場を案内してもらいました。左が研究センターの中島さん。真ん中がチョアン地区で有機農業のタンポポを栽培しているアン・ムンジャさん。右が南楊州市農業技術センターのパク・チャンスチーム長。
写真を撮っているのがキム・ソンスさん。出発の前々日に奥さんのお母さんが亡くなり、葬式を済ませてようやく参加しました。
総務のチョ・ヨンシムさん(左)はバイタリティーあふれる’お姉さん’。もう大学生の娘さんもいるそうです。
センター前での記念写真。中島さんからは、気候変動へ対応する品種開発や栽培技術の研究をしているという話があり、みなさんもこれらの点にはとても関心があるみたいでした。
その次の見学先。鹿島市のイチゴ農家です。ここでは働く人の負担を軽くするためにイチゴのポット(というのかな、要するに鉢植え=土の部分)が地面より高くなっています。専門業者から機材を購入して、自分で工夫しながらこの施設を作ったそうです。
ビニールハウスは約500坪(のはずです、メモがないので、数字は不正確です)。
お土産(韓国のり)を渡しているのがチョ・ギョンマンさん。野菜を作りながらアパートで直販をしています。今回の参加者では一番若い! 本当は30才代が4名ほどいるのですが、家の農作業が忙しくて、今回は不参加でした。
次の日の午前中、訪問したみかんの選別場です。じつは、あまり期待をしていなかったのですが(というのもみかん農家がいないので)、スケールの大きさと説明の詳しさ、そして農民たちの好奇心や積極性のおかげで、思った以上にいろいろと勉強になりました。
作業場の前にある見本。このように分けるそうです。
うわ、写真で見ると長い! けっこう感動しました、この大きさに。ここで選別するのですが、規格外は集めて農協で加工用として出荷するという説明を聞いてアン・ムンジャさんがしきりに関心していました。
これはイチゴの選別マシン。ひとつずつ、トレイに入れて餞別するそうです。また、イチゴの鮮度をたもつために、部屋全体を冷やして作業をするそうです。
案内をしてくれた農協職員の原田さん。プレゼントは相変わらず韓国のりです。
次に訪問した有機農業でみかんをしている佐藤さんの農園におじゃましました。
今回のツアー参加者のほぼ全員。僕を入れて14名です。2名が非農家。1名が農業技術センター職員、そして残りの11名はみなさん農家です。
佐藤さんと握手。実はチェ・ウンギ代表が持っているビンがカギです。訪問のお礼というより、ただで焼酎をもらったお礼のようです。
ということで、鹿島市役所農政課の下村さんには本当にお世話になりました。気がついたら、下村さんの写真が、ない! 今度、また訪問しますので、そのとき写真を撮ります。
鹿島で気がついたことは、みかんという同じ果物で、ひとつは慣行栽培もたいへんだな、という感想ですね。ダンボール1箱のみかんの大きさが均一だと、それだけ価格が高くなるという説明は納得です。
いっぽう、佐藤農場では完全有機農業のみかんを見せてもらい、農協の選別上でははじかれる外観ですが、中身で勝負をしているわけです。、こんな気づきが連続したツアーでした(続く)