韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

旅行日本語会話~トラ・ジャパ その2

2008-08-30 02:18:37 | 韓国あれこれ
 一週間、ブログの書き込みできませんでした。
 いつの間にか北京オリンピックも終ってしまい、日本の野球の<元気のなさ>というか<自信のなさ>が目に付きましたね。そのぶん、女子のソフトや400メートルリレーは凄いですね。実力を100%、きっちり出したから、メダルに結びついたのでしょね。
 
 韓国もようやく静かになりました。オリンピックの<熱狂>は日本以上ですし、まあ、冷めるのも早いですから。でも、野球場はオリンピックの熱気が続いているみたい。一度、こっちのプロ野球を見てみないと。

 この一週間、旅行日本語会話~トラベラーズ・ジャパニーズ=トラ・ジャパの会話例文つくりとその翻訳で、みっちり時間を費やしました。まあ、これから手直しをする必要はありますが、いちおうの枠組みができたので一安心。これで、原稿料の一部をもらえます。よかった!

 さあ、この<トラ・ジャパ>、いまらかどのくらい売れるかなと、そんな計算ばかりしています。他の出版社の本を見ると、1年に2刷から3刷ぐらいしているみたいです。1回の印刷で2000部から3000部ぐらいだから、わあ、すごいぞ。
 というぐあいで、一人で盛り上がっています。さあ、どうなることやら。

北京オリンピック 2

2008-08-23 01:48:02 | 韓国あれこれ
 野球、負けましたね。韓国で実況放送を見ているのは、なかなかつらいものがあります。韓国のアナウンサーも解説者もものすごく興奮して、<原色的>なアナウンスや解説をするので、テレビを消したくなりますよ。
 でも、目立ったのは日本チームの異常なまでの緊張、そして韓国チームのたくましさですね。選手の顔を見ても分かるのですが、あれじゃまともな試合ができませんよね。女子ソフトのたくましさがあればなと思うのは、僕だけじゃないでしょう。
 
 いま、テレビではテコンドーの試合をやっています。韓国生まれの足技中心の格闘技で、オリンピックの種目です。日本ではあまり知られていないテコンドー。韓国人が強いのは当たり前ですが、本当のインターナショナルなスポーツになるには、もう少し時間がかかる気がします。

 最後に、ソフトボールと男子400メートルリレーは、すごかったですね。見ていて、興奮しました。特に、リレーはライブで見たので、どきどきしました。あとメダルが取れそうなのは、何が残っているのかな? 

旅行日本語会話集のこと 1

2008-08-19 13:08:56 | 韓国あれこれ
 最近、旅行の仕事が少ないので、他のこともやっています。実は、以前日本語を教えていたことがあり、その関係で、韓国人向けの旅行日本語会話集というものを作っています。
 
 いろいろな場面ごと、例えば<入国審査>とか<ショッピング>とか<ホテル>などの場面ごとにシュシュエーションを決めて、会話の文章があるスタイルの本です。日本でも旅行英会話集があると思いますが、あれの日本語版です。

 日本語だけでなく韓国語の翻訳とハングルでの発音の表記があるので、韓国人の知人にも手伝ってもらっていますが、なかなか大変です。今日も、ここはどんな韓国語にするのだと、怒られてしまいました。韓国人と日本人が一緒に食事をする場面で、日本人が韓国人に向かってこう言います。

 「さあ、どうぞ。/ さあ、食べましょう。」

 ここの、<どうぞ>が問題です。どんな意味で使っているのか。日本人と話していたら、よく出てくる言葉ですが、韓国語には一言で該当する言葉がなかなか見つかりません。こんなあいまいでいろいろな意味のある単語を載せてはダメだ、言われてしまいました。

 そうなんですよね。<どうぞ>は、会話の流れの中でとても大事な言葉なのですが、翻訳しにくい言葉です。果たして、この<どうぞ>を、どう処理するか。いま悩んでいます。


 

今日は光復節

2008-08-15 09:24:08 | 韓国あれこれ
 日本では終戦記念日(僕はあまり好きではないですね、この言い方。敗戦記念日でしょ)ですが、韓国では光復節です。日本の植民地支配から解放されたという意味で、台湾でもこの言い方をするそうですね。

 韓国にずっと暮らしているせいか、この日は特別な日と感じます。テレビなどでは、光復節の記念番組を流し、セレモニーも行われるわけですが、日本と韓国での視点の違いを痛感させられるわけです。日本では自分たちが戦争を始めたということに目をつぶって<終戦>という言葉を使うのも理解できません。
 一方の韓国では、日本の植民地批判が主張されますが、感情的な批判や視野の狭い主張が混じっているため、なかなか主張の中身が日本に伝わっていない気がします。

 もっと、具体的な事実、特に体験を正直に伝えていくことが日本にも韓国にも必要だと思います。今日、ちょっと調べていたら、興味深いHPを探しました。

海外神社(跡地)に関するデータベース で、神奈川大学21世紀COEプログラムが作製したもので、韓国の神社の資料もたくさん載っています。

 この資料にもあるように、日本の植民地時代、韓国にはかなりの神社が創られましたが、いま残っているものは全くありません。有名な朝鮮神宮も日本の敗戦後、すぐに取り壊されてしまい、まったく痕跡がありません。
 もともと、神社は日本固有のもので、韓国人の信仰生活とは関係の無いものでした。これを、植民地ということで神社への参拝を強要したという歴史的な事実があります。このようなこと、一つとってもあまり知られていないようです。

 太平洋戦争の終戦を想うとき、当時の植民地であった朝鮮半島がどんな状態だったのかをも考えたいと思います。

<韓国博物館百科>その後

2008-08-09 15:40:33 | 韓国あれこれ
 「日刊ブログ新聞 ぶらっと!」ではじめた<韓国博物館百科>。
 少しずつ増やしていっています。今のところ博物館の紹介は、ソウル中央博物館、戦争記念館、扶余博物館、公州博物館を載せました。これから、少しずつ書いていきますので、ぜひ見に来てください。

「日刊ブログ新聞 ぶらっと!」 
<韓国博物館百科>のページ

北京オリンピック

2008-08-09 12:21:37 | 韓国あれこれ
 昨日、北京オリンピックの開会式がありましたね。ソウルの自宅のテレビで見ましたが、時間の長さにびっくり。あれじゃ選手だけじゃなく、観客もちょっとかわいそうですね。他の人も書いているように、せいぜい2~3時間でしょう。

 入場行進が漢字の画数順と言うのも、今日になって知りました。韓国のテレビのアナウンサー言ったのかな。けっこう長くみていなのですが、その辺はあまり話してくれませんでした。それよりも韓国と北朝鮮の選手が一緒に入場行進できなくて、残念です。そんな、ちいさな交流の積み重ねが大事なんですが、金剛山観光の観光客射殺事件がきっかけとなって、韓国と北朝鮮の対話ムードがまったくなくなってしまいました。また、対話が始まればいいのですが。

 注目の競技はサッカーと野球ですね。
 サッカーは、日本代表に韓国籍から日本国籍に変わった元在日韓国人選手がいるし、韓国籍なのに北朝鮮代表には在日韓国人がいるし、なかなか考えさせられます。在日韓国人の生き方にもいろいろあることを痛感しました。

 野球は韓国戦を期待しています。韓国のマスコミの果たして日本チームのどの選手が登場して紹介されるか、いまから楽しみです。

 

 

語学堂のこと

2008-08-05 09:56:47 | ソウル・メモリーズ~7080
 僕が延世大学の韓国語語学堂(한국어학당)に通ったのは、1989年の3月から翌年の2月までです。語学堂で1年弱、韓国語を勉強したわけです。そのあと、高麗大学の大学院で民俗学の勉強のまねをしました。

 もう20年も昔の話です。当時の語学堂は、図書館の横の2階建て(もしかすると、地下1階、地上2階建てかもしれない)の小さい建物でした。僕の入学したときは、ソウルオリンピックが終ったばかりで、ちょっとした韓国ブームのとき。語学堂の入学者数が増えだした頃です。ですから、一番やさしい1級から3級まではこの建物で授業を行い、4級から6級は大学の裏側にある寄宿舎の一部を利用していました。あのころは、学生の過激なデモも盛んな頃で、催涙ガスの臭いが残る中、勉強した覚えがあります。

 僕は日本で少し勉強していたので、2級からスタート。でも、独学だったので、発音をあいまいに覚えてしまったため、今でも発音と正確な書き取りでいつも間違えてばかりいます。ですから、これから勉強する人には「最初が肝心、ちゃんとした先生から教わったほうがいいですよ」と、いつも言っています。

 最近思うのは、語学堂でいっしょに勉強した人たちです。日本人、在日韓国人、在米韓国人、アメリカ人、ニュージーランド人、台湾人、ドイツ人、イラン人、シンガポール人、イギリス人…。いろいろな人と一緒に勉強しました。年月が経ったせいなのか、韓国に係り続けているせいなのか、かつての同級生に会いたいなという気持ちが強くなってきました。

 それで、語学堂の<同窓会>をネットでやりたいなと思っています。<goo>のコミュニティーなどを使えばできますよね。いっしょにやってくれる人がいたら、ぜひ始めてみませんか。語学堂同窓会ネットワークを作れば、いろいろな情報交換もできるし、韓国関係の仕事を続けている人にとっては、プラスになる面もあると思います。興味のある人は、ぜひ書き込みお願いします。

清渓山(チョンゲサン)

2008-08-04 01:18:10 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 ソウルの周辺には1~2時間ほどで登れる山がいくつかあります。一番有名な山が北漢山(プッカンサン)。800メートルぐらいの山ですが、大きな岩場があったり、山城と山門があったりして国立公園になっている有名なところです。いちど、このブログでも紹介しました。

 最近、よく行く山が清渓山(チョンゲサン)。ソウルの南、ソチョ区とカチョン市にまたがっている山です。何箇所か登山道の入口がありますが、僕が良く使うのは<원터골 ウォントコル>というところ。この登り口の前には、ネンミョン、カルビ、ビビンバ、スンドゥブ(豆腐料理)などの食堂と、登山用品の店が並び、週末にもなると多くの人で賑わいます。
 
  
 清渓山、ウォントコルの入口 


 高さ600メートルのメボンという峰まで1時間少しで登れるので、手ごろなトレッキングコースと言えます。北漢山が岩場が多いのに比べ、こちらは土のところが多く、尾根道を歩けるところもあるので、比較的楽に登れます。
 
 
 メボンの石碑。記念写真を撮る人が多くてようやく撮りました。 

 
 実は、この山は、タレントや歌手などが良く登りに来るので知られているんです。韓国で国民的なMCとして有名なキム・ジェドン、歌手のイ・ヒョリ、映画俳優のチョン・ジヒョンなどが登っているそうですよ。入り口にあるキンパップ(海苔巻き)専門店のアジュマに聞いてみたら、そのほかにもいろいろ有名人が着ているそうです。2週間に1度ぐらいは登っていますが、黒いサングラスに帽子を深く被った女の子とか、スタイルがメチャクチャいい女の子を見かけたことはありますので、もしかするとタレントか歌手かもしれませんね。

 地下鉄3号線の良才(ヤンジェ)駅からバスも出ています。(7番出口に出て、4432番バスに乗れば、登山口まで行きます) 興味のある人、一度、登ってみませんか。

  
 登山口の直ぐ横の食堂

  
 途中の道には<市場>もあります。