韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

CBD COP12 韓国市民ネットワークが発足しました

2014-02-27 00:58:21 | 環境問題&有機農業

 ことしの9月末から行われるCBD-COP12、これにむけた韓国内の環境団体を中心にしたネットワークが、1月、発足しました。これから参加している団体を紹介します。で、みなさんに提案なのですが、ぜひ、これらの団体と<姉妹協定>を結んでください。できれば、定期的にそれぞれのフィールドや活動現場を訪れて、体験の交流や情報交換をしてみてはいかがでしょうか? もちろん、自分たちがいま抱えている課題だけで精一杯で、そんな余裕がないというのが現状でしょう。でも、今回の会議をきっかけに、ちょっと無理して始めてみたらいかがですか?

 というのも、最近の日本の右傾化、排外主義の台頭に、僕個人としてはかなりの危機感を持っています。日本と韓国の間で、いままで多くの人が参加して交流が行われ、その中の一部は歴史認識問題に踏み込み、過去の反省の上に韓国の人たちと新しい絆を作っています。そして、この絆を守り発展させていく必要があります。ところが、現在の日本の現状は、この新しい絆を投げ捨て、過去の姿に戻ろうとしています。ぜひ、みなさんも、韓国の環境団体と交流していく中で新しい絆を作っていってほしい、というのが僕の願いです。

 きょうは、まずネットワークに参加している韓国の環境団体のリストを紹介します。それぞれの団体の様子については、明日以降、説明していきます。

江華島市民連帯、

緑色連合(グリーンコリア),

ボンハ(烽下)田んぼの世界、

釜山緑色連合、

()山と自然の友達 ウイリョンの人たち、

生命の網、

 ()生物多様性韓国協会、

生態保全市民の会、

生態地平研究所(エコホライズン)

湿地と鳥たちの仲間、

iCOOP生協、

両生類保存ネットワーク、

エココリア、

ヨンヤン(英陽)ダム反対共同対策委員会、

ウポ生態学習院、

仁川緑色連合、

全国女性農民会総連合、

アマガエル米情報化村、

韓国川再生ネットワーク、

韓国ナショナルトラスト、

韓国BM協会、

韓国湿地NGOネットワーク(KWNN)

韓国コウノトリ復元センター、

ハンサルリム連合、

環境と命を守る全国教師の会、

環境運動連合、

DMZ生態研究所

 以上、27団体。

 


生物多様性条約第12回の締約国会議がピョンチャンで開催!~その1

2014-02-25 00:33:40 | 環境問題&有機農業

 ソチオリンピックが終わり、次の冬季オリンピックが韓国のピョンチャンという街で行われますが、同じピョンチャン(平昌)で今年の9月末から10月下旬まで約3週間にわたって生物多様性条約第12回締約国会議が行われます。ピョンチャンという街、日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、<冬のソナタ>に出てくるドラゴンバレーというスキー場のある街です。今回の会議はドラゴンバレーのとなりのアルペンシア・リゾートで行います。まず、下の地図でピョンチャンの位置を確認してください。

 下の地図でもわかりますが、日本から韓国に入るには、(1)仁川(インチョン)空港、(2)金浦(キンポ)空港、(3)金海(キメ)空港、(4)プサン旅客船ターミナルの4つになりますが、ピョンチャンへ行くにはインチョンがキンポが便利なようです。ただ、便利と言っても高速バスを使うしかありません。オリンピックを誘致したとき、空港から会場まで高速鉄道を作ると約束をしているようですが、今年はもちろん、2018年にも鉄道は間に合わないようです。高速バスを使って、インチョンからだと4時間弱、キンポからだと3時間ぐらいかかります。

 これだけ首都圏から離れているだけあって、自然が豊かな地域として多くの人が訪れています。近くには月精寺(ウォルジョンサ)という伝統寺院があり、ここではテンプルステイという宿泊体験プログラムがあります。日本の寺院とは違った体験を楽しむことができます(ただし、朝は4時半ぐらいにおきないといけませんが・・・)

 さて、ここからが本題です。今回の生物多様性条約、2010年には第10回の会議が名古屋で行われ、生物多様性を守るための<愛知ターゲット>が採択されています。今回の第12回の会議ではこの<愛知ターゲット>がどのくらい実施されているのかという中間チェックの大切な会議なのですが、韓国内ではほとんど知られていないようです。普通、このぐらいの大きな環境保護条約の会議ですと、あちこちに宣伝の大型看板が並び、マスコミでもPRを繰り返すのですが、なぜか静かです。まず、生物多様性という言葉自体が、まだ市民権を得ていないとい感じです。

 いちおう政府の公式HPができていますが、まだまだ、スカスカですね。ということで、日本と韓国の環境NGOや市民団体ががんばらないと。日本と韓国の両国で、この国際会議、CBD-COP12というのですが、この会議の成功のためにネットワーク組織があります。つい先日、大阪で日韓の合同ミーティングを行ったのですが、あまり知られていない韓国の環境保護団体について、紹介していきましょう。


ブログの内容を、ちょっと変えます

2014-02-23 00:53:43 | 日韓環境情報センターの活動

 最近、あまり書き込んでいないこのブログを、リニューアルしようと思います。理由は2、3ありまして、だいたい次のような理由です。

1 <日韓環境情報センター>のHPの役割を、このブログで行う。HPを作ったのですが、ほとんど使えていないため、HPで行おうとした韓国の環境問題や市民運動の紹介をブログでやっていきます。また、韓国語のブログも新しく作り、日本の環境問題や市民運動の紹介をこちらでやろうと考えています。韓国語ブログはこちらです。

2 環境運動だけでなく市民の日韓交流を今まで以上に進めるため、情報提供や資料提供をこのブログで行っていきます。日常的な情報交換はフェイスブックで行い、ドキュメントが検索できなくてはいけない内容のものは、このブログで提供します。いままで、ブログとフェイスブックの使い分けがあいまいでしたが、これを効率的に行っていきます。今年は生物多様性条約の第10回の締約国会議が江原道のピョンチャンで行われますが、まずこの会議に向けて、情報発信をしていきます。

3 これらの変更は、最近の日韓関係の悪化に危機感を持っているために行います。いままで、のんびりと、あるいはマイペースで日韓の市民交流をやっていけば、だんだん良くなっていくという牧歌的な考えを持っていましたが、最近の日本国内の右傾化や嫌韓派と言われる人たちの言動をみると、危険水位を超えていると判断したからです。

 もちろん、これからも芸能情報や韓国の雑多な情報も載せていきますが、ちょっと硬い内容の記事も増えるかもしれませんが、ご理解ください。また、日本の環境NGOを韓国語で紹介していきますので、ぜひ紹介したいという団体がありましたら、僕のところまで情報を送ってください。では、よろしくお願いします。