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パン・ギムンとノ・ムヒョン~韓国大統領候補の横顔 1

2017-01-18 01:42:27 | 韓国あれこれ

今行われている憲法裁判所でのパク・グネ弾劾の違憲訴訟が終わると60日以内に大統領選挙となります。おそらく、今年の5月ごろが投票となりそうですが、立候補の可能性のある政治家を何人か紹介します。

まず、トップ・バッターが、国連の事務総長だったパン・ギムンです。

パン・ギムンに関しては、忠清南道知事のアン・ヒジョンが痛烈に非難しています。その理由は、パン・ギムンが国連の事務総長になれた恩人とも言えるノ・ムヒョン元大統領の葬儀に参列しなく、2年以上たってからノ・ムヒョン元大統領の墓参りを、非公開でしたそうです。これは、人の道にも劣ると激しい口調で攻撃しています。

これを裏付ける証言が、「キム・オジュンのニュース工場」で報道されましたので、内容をまとめてみました。(1月16日報道)

ノ・ムヒョン政権のとき、大統領府で外交戦略秘書官をしていたパク・ソンウォンが、ノ・ムヒョン元大統領の葬儀の時や国連事務総長の選挙の時のエピソードを証言しています。

2009年5月23日、ノ・ムヒョン元大統領は亡くなりますが、当時、アメリカに留学していたパク・ソンウォンは急いで韓国に戻り、葬儀委員会の準備をします。まず、パン・ギムンに葬儀委員長に就任してほしいと秘書官に頼みますが断られ、次に、葬儀委員に名前を載せたいと頼みます。パン・ギムンはノ・ムヒョン政権で外務部長官(外務大臣)であり、葬儀委員には大臣の欄があり、そこに載せたいという事でした。ところが、これも断ります。結局、200字程度の形式的な弔電が届くだけでした。

さて、この後にも、もう一つ、エピソードがあります。葬儀に参列したり、弔電を送ってくれた各国の首脳に、ノ・ムヒョン元大統領の夫人、クォン・ヨンスク女史の手紙を渡すという仕事をパク・ソンウォンが担当します。日本にもやってきて、森元首相や小泉元首相などと会って、手紙を直接渡しました。アメリカでもホワイトハウスに行き、オバマ大統領の秘書に渡したそうです。

続いて、国連のパン・ギムン事務総長にも手渡そうと、ニューヨークの国連本部に行きます。事務室で待っていても、事務総長は出てこない。結局、一週間、ニューヨークのホテルで待っていましたが、手紙を受け取らなかったそうです。

ここまで、拒否するのはどう考えても不自然です。何か、特別な働きかけがあったとしか、考えられません。

パク・ソンウォンの推測によると、パク・ヨンチャという事業家が賄賂を提供したという証言があるパン・ギムンは、当時のイ・ミョンバク政権にこの弱みを握られ、身動きが取れなかったのだろうということです。

もともと、外交部のエリート公務員だったパン・ギムンが国連の事務総長になるために、ノ・ムヒョン政権は全面的に協力します。大統領府、外務部、各国大使館、貿易担当部署、海外援助の専門機関まで人的にも財政的にも動員して、「事務総長選挙」を闘うわけです。これだけできたのも、ノ・ムヒョン元大統領の積極的な後押しがあったからだ、とパク・ソンウォンは証言しています。

昨年の1月には、パク・グネ大統領に日韓の慰安婦合意は歴史的に素晴らしいことだと、電話で話していますが、最近の弾劾の動きを見て、10億円を返せばいいとか、発言しています。

これ以外にも、弟親子がアメリカで詐欺で逮捕されていたり、国連の機関や関連企業に家族や親せきを就職させたり、いろいろな問題点が出てきました。果たして、パン・ギムンは最後まで走り切れるでしょうか?


写真は、コットンネという福祉施設で介護の演技をしているパン・ギムン。寝たままでは、食べ物がのどに詰まるという批判と、なんで食事介助をしてるほうが、エプロン?をしているんだという、批難が巻き起こっています。

パン・ギムンキャンプはどうもピントはずれの人間ばかりなようです。こんなことやったら、演技ってすぐ分かるし、マイナスだと思うのですが。



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