韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

ジャパン・バッシングが起きる条件

2011-03-28 02:28:05 | 脱原発社会のために
 どうも、ここ2~3日の状況はよくない。日本政府と東京電力が何をやっているのか、何を考えているのか、まったく見えてこなくなった。そのうえ、データを間違えて発表するとは、何を信じていいか分からなくなる。
 
 今、全世界はフクシマに注目している。ただ、注目するだけでなく、本当に心を寄せ、解決するための方法を共に模索している(と信じたい)。3・11で世界は変わったということを感じることができる。

 ところが、日本政府と東京電力はそのことが分からないようだ。このままの調子で行くと、一緒に寄り添っていた心も離れていくだろう。そして、日本への不信に発展し、放射能で地球を汚した張本人の日本叩きが始まるのではないか。

 海水から高い放射能が確認されて「半径20キロ以内には人がいないから、被害はない」と元々は通産省のエリート官僚である原子力安全・保安院の参事官はのたまう。海は汚れ、人々は恐れているという事実が見えないらしい。ヨードは半減期が8日だし、海の水で薄くなるから大丈夫というが、もしプルトニウムが流れていたらどうするのだろうか。

 東京電力の首脳部も現時点での最悪の事態をどのように想定しているのかという記者の質問にまったく答えずにごまかしている。まさか、自分たちの逮捕が最悪の事態と考えているんじゃないだろうか。

 原発に反対する声が高まりつつあっても、まだまだ少数だ。ドイツでは20万人のデモが行われたではないか。これを基準にすると、日本での反応はまだまだ少ない。もっと、多くの人が直接街頭に出て訴えない限り、政府も東電もこのままだろう。

 とにかく、このまま放射能を垂れ流し、アメリカやヨーロッパ、地球を1周してアジアでも放射能汚染が広まった時、日本叩きが始まるのではないか。
 政府や東電がデータをごまかしたり事実を隠したりして、それにより事態がいっそう悪化した時、日本叩きが始まるのではないか。
  
 そうならないために、みんなで変えていかないと。


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