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砂漠化対処条約COP10に参加しませんか?

2011-02-28 02:24:15 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 今年の10月、韓国の慶尚南道にあるチャンウォンで「国連砂漠化対処条約(UNCCD)第10回締約国会議」が行われます。この条約の内容は、次の通りです。

 正式には「深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国(特にアフリカの国)において砂漠化に対処するための国際連合条約」という。1994年6月17日、パリのユネスコ本部で120カ国の出席のもと開催された第5回砂漠化対処条約の政府間交渉委員会において採択された国際条約。1996年発効。日本は1994年の採択時に署名、1998年批准。2005年11月現在の締約国数は、190カ国とEC。
 本条約は、「国際的に連帯と強調をすることによって、砂漠化の深刻な影響を受けている国々、とくにアフリカ諸国の砂漠化を防止するとともに、干ばつの影響を緩和すること」を目的としており、条約本体(前文及び40か条)では開発途上国(特にアフリカ諸国)において深刻化する砂漠化(干ばつを含む)問題に対し、国際社会がその解決に向けて協力することを規定している。また、地域ごとの実施附属書(アフリカ、アジア、ラテンアメリカ・カリブ、北部地中海)が添付されており、条約に基づき策定される砂漠化防止行動計画の策定手続、実施調整メカニズム等が規定されている。(EICネット環境擁護集より)


 気候変動、湿地保全、生物多様性、とりわけ水や森の問題と密接に関わっているこの会議について、まだ日本では余り話題になっていないようです。というか、いつどこで行われるかの情報が、僕のHPぐらいでしか提供されていないというのは、ちょっと問題があるのではないでしょうか。

 ヤフーでちょっと検索すると、10個近く中国やモンゴルで緑化活動を行っている市民団体がヒットしますが、それらの団体のHPにも10月に行われるUNCCDのCOP10については、情報が無いようです。

 韓国側のPRが不足しているのか、日本のマスコミやNGOがフォローできていないのか、あるいは余り重要でない会議なのでスルーしているのか、ちょっと気になるところです。今年の9月には南陽州で世界有機農大会が行われ、そのすぐあとに行われる会議ですので、僕としては日本から多くのNGOが参加するだろうと期待しているんですが。みなさんのお知り合いの中に、中国やモンゴルで砂漠化防止の活動をしている方々がいましたら、ぜひ紹介してください。お願いします。韓国側でも全国のNGOが集まって、つい先日会議を行ったそうです。ぜひ、韓国のNGOと協力して、この砂漠化対処条約の国際会議を成功させましょう。

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