【 ほうむる 】
397-2
葬
会意。ボウ(屮が4つ井桁の形で) と 死 とを組み合せた形。
ボウ(屮が4つ)は、草むら。
死は、死者の胸から上の残骨を拝み弔う形。
古くは、
死体を一時的に草叢の棄て風化して、残骨となった時骨を拾った行為 ⇒ 葬
●このような埋葬形式のこと:複葬(フクソウ)
9801
窆
穴 と 乏 とを組み合わせた形。
乏は、仰向けの死体の形。
仰向けの死体を穴に葬ること ⇒ 窆
∴[襾/乏]・乏は、「覆う」形の文字 封・堋に音が通じる
堋
ホウ/* beng2 ホウ/ボウ peng2
字義:ほうむる・うずめる~棺を地中に埋める
塟
「葬」の俗字。
死体を草叢の棄て風化して、残骨となってから骨を拾い、
その後、地中に埋める事を明確化した ⇒ 塟
殯
本葬以前に遺体を板屋(板で囲って建てた家)におさめ、
その風化するのを待つ儀礼 ⇒ 殯 (かりもがり)
●これも「ほうむる」と訓読させる
よく知られのが“明治天皇の葬送儀礼”~乃木将軍の逸話が残る
<「ほうむり方」の段階・順序>
葬:死体の風化待ち
殯:風化待ちの儀式
窆:風化した死体を穴に埋める
堋:棺を地中に埋める
塟:地中に埋められた死体に土を被せてホウムル
●順序:葬≒殯 → 窆≒堋 ⇒ 塟
<「ほう~」で始まる言葉・漢字>
ほうき :箒 帚 菷 篲 彗
ほうける:呆 惚
ほうり :祝
ほうむる:(ここまで述べて来た通り)
ほうむって、掃き清める為の「ほうき」
突然の死に際して、呆然とする、ほうける
祝詞をあげて死者をほうむる人物:祝(ほうり、はふり)
∴音読みでも「ホウ」
これら「ほう~」で始まる言葉に「つながりが無い」と言い切れるでしょうか?
ホウギョ:崩御 天皇がお亡くなりになる
ほうじる:
焙ずる:火であぶって湿気をとりさる。ほうじる。
奉ずる:うけたまわる
報ずる:恩にむくいる。知らせる。うらみをはらす。
崩ずる:高貴な人が死ぬ。
日本では、天皇・皇后・皇太后・太皇太后に ついてのみいう。
崩御(ほうぎよ)する。 「明治天皇が―・ずる」 ◆“朋”が音符
封ずる:とじる。ふうじる。
<蜻蛉・莞爾の独り言>
「ほうずる」までは、考えすぎでしょうか!?
音符の不思議さは、ドンドン深まります。
397-2
葬
会意。ボウ(屮が4つ井桁の形で) と 死 とを組み合せた形。
ボウ(屮が4つ)は、草むら。
死は、死者の胸から上の残骨を拝み弔う形。
古くは、
死体を一時的に草叢の棄て風化して、残骨となった時骨を拾った行為 ⇒ 葬
●このような埋葬形式のこと:複葬(フクソウ)
9801
窆
穴 と 乏 とを組み合わせた形。
乏は、仰向けの死体の形。
仰向けの死体を穴に葬ること ⇒ 窆
∴[襾/乏]・乏は、「覆う」形の文字 封・堋に音が通じる
堋
ホウ/* beng2 ホウ/ボウ peng2
字義:ほうむる・うずめる~棺を地中に埋める
塟
「葬」の俗字。
死体を草叢の棄て風化して、残骨となってから骨を拾い、
その後、地中に埋める事を明確化した ⇒ 塟
殯
本葬以前に遺体を板屋(板で囲って建てた家)におさめ、
その風化するのを待つ儀礼 ⇒ 殯 (かりもがり)
●これも「ほうむる」と訓読させる
よく知られのが“明治天皇の葬送儀礼”~乃木将軍の逸話が残る
<「ほうむり方」の段階・順序>
葬:死体の風化待ち
殯:風化待ちの儀式
窆:風化した死体を穴に埋める
堋:棺を地中に埋める
塟:地中に埋められた死体に土を被せてホウムル
●順序:葬≒殯 → 窆≒堋 ⇒ 塟
<「ほう~」で始まる言葉・漢字>
ほうき :箒 帚 菷 篲 彗
ほうける:呆 惚
ほうり :祝
ほうむる:(ここまで述べて来た通り)
ほうむって、掃き清める為の「ほうき」
突然の死に際して、呆然とする、ほうける
祝詞をあげて死者をほうむる人物:祝(ほうり、はふり)
∴音読みでも「ホウ」
これら「ほう~」で始まる言葉に「つながりが無い」と言い切れるでしょうか?
ホウギョ:崩御 天皇がお亡くなりになる
ほうじる:
焙ずる:火であぶって湿気をとりさる。ほうじる。
奉ずる:うけたまわる
報ずる:恩にむくいる。知らせる。うらみをはらす。
崩ずる:高貴な人が死ぬ。
日本では、天皇・皇后・皇太后・太皇太后に ついてのみいう。
崩御(ほうぎよ)する。 「明治天皇が―・ずる」 ◆“朋”が音符
封ずる:とじる。ふうじる。
<蜻蛉・莞爾の独り言>
「ほうずる」までは、考えすぎでしょうか!?
音符の不思議さは、ドンドン深まります。