【かんじき】
雪の中に足を踏み込んだり、すべったりしないように靴などの下に付けるものを言います。
木の枝やつるなどを輪の形にしたにものや、それに滑り止めの木爪をつけたものもあるようです。
「かじき」「わかんじき」などよも言われるようです
(大辞林調べ)
このようなモノを表す漢字は、次のようなモノがあります。
大辞林的標準
樏、橇
辞典上表記
梮、檋 ⇒訓読可能
蹻 ⇒訓読不可
≪個別に見てゆきます≫
<樏>
字義:
かんじき。
はち(中仕切りの有る平たい鉢)。
○またこの字は、「わりご」とも読まれ、その容器(鉢)の形から来ている。
●構成部分「累」の字義の「かさねる」から「木の枝などが折り重なった物」の意味から「かんじき」に至ったのではなかったか?と思います。
<橇>
字義:そり。かんじき。
漢語林では、「蕝:萱の束のこと」に通用し、木の束が付いた「かんじき」の意味が元の意味です。
これから、「そり」の意味が派生したように記述しています。
一般には「そり」と読みます。
<梮>
字義:
もっこ(石・砂などを運ぶ道具)。
こし=輿(人を乗せて運ぶもの)。
かんじき(山を行くとき滑り止めに履き物の裏につける金具)。
膳(食事を載せる台)
●構成部分の「局」の字義の「曲がる」から「木の枝などを曲げて丸めて履き物の下に付けた。」ところからだと思われる。
∴字義にもあるように、この「かんじき」は、山道の為の物のいようです。
<檋>
字義:かんじき。轅のまっすぐな棒。
●構成部分の「輂」の字義には、「馬に引かせて物を運ぶ大きな車」や「四隅に棒を通し肩に掛けて担いで土などを運ぶ道具とあります。
これから何らかの「運搬する道具」と言う義が生まれ、「人を載せて進む、木で作ったモノ=かんじき」が生まれたようです。
<蹻>
字義:
足を高くあげる。おごる、あなどる。すこやか。
わらじ。かんじき。
●構成部分の「喬」に「たかい=高い」の意味があり、「足を高く上げること。」の意味になり、そのようにして雪道・泥道でも足を取られないようにして歩ける「かんじき」の意味になったように思われる。
≪蜻蛉コメント>
雪の殆ど降らない大阪の地では、お目にかかったことはないのですが、映像を見るだけで、何か風情のある北国の「雪ん子ちゃん」を思い浮かべます。
冬の季節、その地方にお住まいの方のご苦労は、露とも知れずに。(讒言失礼)
雪の中に足を踏み込んだり、すべったりしないように靴などの下に付けるものを言います。
木の枝やつるなどを輪の形にしたにものや、それに滑り止めの木爪をつけたものもあるようです。
「かじき」「わかんじき」などよも言われるようです
(大辞林調べ)
このようなモノを表す漢字は、次のようなモノがあります。
大辞林的標準
樏、橇
辞典上表記
梮、檋 ⇒訓読可能
蹻 ⇒訓読不可
≪個別に見てゆきます≫
<樏>
字義:
かんじき。
はち(中仕切りの有る平たい鉢)。
○またこの字は、「わりご」とも読まれ、その容器(鉢)の形から来ている。
●構成部分「累」の字義の「かさねる」から「木の枝などが折り重なった物」の意味から「かんじき」に至ったのではなかったか?と思います。
<橇>
字義:そり。かんじき。
漢語林では、「蕝:萱の束のこと」に通用し、木の束が付いた「かんじき」の意味が元の意味です。
これから、「そり」の意味が派生したように記述しています。
一般には「そり」と読みます。
<梮>
字義:
もっこ(石・砂などを運ぶ道具)。
こし=輿(人を乗せて運ぶもの)。
かんじき(山を行くとき滑り止めに履き物の裏につける金具)。
膳(食事を載せる台)
●構成部分の「局」の字義の「曲がる」から「木の枝などを曲げて丸めて履き物の下に付けた。」ところからだと思われる。
∴字義にもあるように、この「かんじき」は、山道の為の物のいようです。
<檋>
字義:かんじき。轅のまっすぐな棒。
●構成部分の「輂」の字義には、「馬に引かせて物を運ぶ大きな車」や「四隅に棒を通し肩に掛けて担いで土などを運ぶ道具とあります。
これから何らかの「運搬する道具」と言う義が生まれ、「人を載せて進む、木で作ったモノ=かんじき」が生まれたようです。
<蹻>
字義:
足を高くあげる。おごる、あなどる。すこやか。
わらじ。かんじき。
●構成部分の「喬」に「たかい=高い」の意味があり、「足を高く上げること。」の意味になり、そのようにして雪道・泥道でも足を取られないようにして歩ける「かんじき」の意味になったように思われる。
≪蜻蛉コメント>
雪の殆ど降らない大阪の地では、お目にかかったことはないのですが、映像を見るだけで、何か風情のある北国の「雪ん子ちゃん」を思い浮かべます。
冬の季節、その地方にお住まいの方のご苦労は、露とも知れずに。(讒言失礼)