~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

「悼む人」。

2012-05-31 16:53:56 | 
「天童荒太」作、2008年の直木賞受賞作品。


心に闇を抱えてそれを拭いきれないまま日々を生きる人たちと、
闇と向き合い真っ向勝負しようと懸命に生きる人たちと、
みんなの「生」がちょっと重い。

亡き人たちが確かに「生きていた」と胸に刻む旅を続ける「悼む人」、静人。
亡き人たちがどんな「生」であったのか、どんな「死」を迎えたのか、そこに拘る事をしないで、
ただ「誰に愛され、誰を愛し、誰に感謝されたか」を問いながら、悼みの旅を続ける。

誰か他人の行動を「何の意味があるのか」「何をしたいのか」「間違ってるんじゃないか」と意見したり批判したりするよりも、その行動を自分がどう受け止めたか、何を感じたのか、心に何を残してくれたのか、を自分に問う方がずっとずっと大切。

と、そんな事を感じさせてくれた作品。

ヒトはみんな、生まれた時には同じ「生」。
その後の出会いが人を創っていく。
どんな人も憎まれたり嫌われたりして嬉しいハズは無い。
死してからでも良い、自分にも愛する者があった事、自分を愛してくれた者がいた事、自分が感謝された事があったと、そういう事を誰かに知ってもらいたい。

きっと、どんな人も最後に思うのはそんな綺麗な純粋な願いなのかも。

「感謝」を忘れずに生きていかねばな、と心に気合を入れた。

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おフランス騒動記、全容。

2012-05-24 22:27:22 | フランスの旅
2012年5月6日(日)、 初めてのフランス旅行。


 千歳空港では「北海道大試食会」なる催事を発見。
 ラーメンからスイーツからワイン、お味噌汁、ホタテにアスパラ、あらゆる物を試食サイズで食して周る。
 幸先良いじゃん!と調子に乗り始める。

5/6、13:30  MU280(JLとの共同運航便)にて 札幌(千歳)~上海浦東(PU DONG)空港へ
 現地時間15:50 上海到着。
 中国人空港スタッフの傍若無人な接客に目が点になりっぱなし。
 サービスとはなんだ? おい、なんだと思う? などと問いたくなる。

 現地時間23:55 MU553(JLとの共同運航便)にて 上海~パリ(シャルル・ド・ゴール)へ
 現地時間06:30 フランス到着

 CDGのターミナル2に到着。

 空港内を迷いに迷ってやっとエールフランスのバスに乗りこみ、そして市内へ。

 エトワール駅にて券売機の故障だのすったもんだトラブルに遭いながらもメトロ13番に乗りこみ、無事到着。
 「ホテル・ド・パリ」を目指すがロータリーに苦戦してまたもや彷徨い、
 新聞スタンドのおばあちゃんに尋ねたりしてやっと到着。

9:30 ホテル到着。
 チェックイン後、 部屋で24時間以上ぶりに歯磨きをする。
 シャワーにも歓声を上げる。

 メイクを施し洋服を着、そうしているうちにルーブルへの期待がドンドン高まる。
 
 何気に持ったバッグが若干軽い事に気づく。
 ・・・・・。
 財布が無いと、気づく。 へっ?っとなる。
 どこにも無いんだと理解するまでにかなりの時間を要する。
 信じられない・・・。
 頼みのクレジットカード3枚と300ユーロを失う。 
 手元には200ユーロの現金のみ。

 フロントに行き事情を話す。
 
 英語が話せるフロントのおっちゃんが警察へ電話をかけてくれた。
 「とにかく先ず、カード会社に電話をするんだぜ」的な指示をもらう。

 カード会社に連絡するも日本語対応は1社のみ。
 フランス在住の友人に電話をし、手続きをお願いし、その他いろいろ助けてもらう。

 通りには案外と公衆電話がある。
 利用しようと入るがクレジットカードまたはテレカしか使えないと「絵」が掲げられている。
 テレカの自販機を探す。
 が、そんな物は見つからない。 日本の感覚で居てはダメだと実感する。
 近くのお兄さんに「テレカは何処で買える?」と尋ねる。
 「タバコ屋だぜ」と教えてもらう。
 
 タバコ屋を探す。  やっと見つける。  テレカを買う。

 日本語対応のカード会社は何故かずっとお話し中。 カードを停められない。
 残り2枚のカードのうち1枚は停められたが、もう1枚ができない。
 それは「登録が無い」との理由。
 持ってきたカードが何だったのか…。
 その時点で全てにおいて自分が信用できなくなる。

 こっちまで来てくれると言う友人を待つ為14:30からメトロの駅付近に立つ。
 何故か視線が気になる。
 若いイケメン外国人がニコニコと長女に近寄ってきた。
 「○×△○・・・?」 なんじゃらかんじゃらと言っているがフランス語なので意味不明。
 英語で頼む、と答えたら、「マッサージ?」と言ってきた。
 わ! 違うからっ! って感じでダッシュでその場を去る。

15:00 友人にやっと会える。 ホッとして泣きそうになる。
 そしてその後は処理に追われる。

18:00 警察で事情聴取を受ける。 被害届けにサインをして完了。 保険適用用の書類を3通受け取る。

 友人にパリ市内を案内してもらう。
 デニッシュコーヒーをご馳走してもらう。
 さすがにあまりノドを通らない

 セーヌ河をはさんで立ち並ぶ全ての景色について説明をしてくれる。
 のんびりと、左岸から橋を渡りシテ島でノートルダム大聖堂を見上げ、サン・ルイ島に渡る。
 美味しくて評判だったタルトは人の肉だった、の中世の怪奇事件も教えてもらう。

 夕食をごちそうしてもらう。
 10時を過ぎても外は全然明るい。

 ホテルまで送ってもらう。 水を買ってもらう。
 
 こうしてフランス旅行初日が終わった。

5/8、6:10 「ロワールの古城一日観光」のオプショナルツアーに参加するためホテルを出発。
 メトロ13番に乗り、途中の駅でメトロ1番に乗り換え。
 の予定だったが。
 メトロ1番のホーム入り口に黄色いテープが張られ閉鎖されている。
 フランス語表示しか無いため訳が分からず、駅構内を右往左往する。
 封鎖の理由は祝日の為だと後から知る。

 駅員を見つけ目的地までどうすれば行けるかを問う。 
 乗り換えをいっぱい説明されたが時間が無いと訴えると「んじゃ、タクシーしか無いな」と言われたので従う。
 地上に出てもタクシー乗り場は無く、時々流しているタクシーに乗りたいと思うが停め方が不明。
 
 近くに朝礼中の石原軍団的ポリスマン集団を見つけたので走って聞きに行く。
 優しそうなイケメンを選んで「タクシースタンドは?」と聞く。
 無事、黒人で老眼ドライバーのタクシーを見つけ、「急いで!」と映画さながらに叫び、集合場所に到着。

 「シュノンソー城」「シュベルニー城」「シャンボール城」を周る。

 その素晴らしさに昨日の事件を忘れる。

 20:00 解散後、ルーブル前のバス停から95番のバスに乗りホテルへ戻る。
 途中、ちょっと怪しげな食品店に寄り、飲み物を買う。

 その夜はぐっすり眠れた。
 そして自分を取り巻いた初日の記憶が怒涛の如く蘇ってきた。
 
 お財布を抜かれたのはエトワールの改札口だとハッキリ分かった。
 スッキリした。

5/9、7:30 「ヴェルサイユ宮殿と朝市マルシェ」のオプショナルツアーに参加のためホテルを出発。
 68番のバスでパレ・ロワイヤルへ向かう。
 集合まで時間があるのでルーブルの外観をたっぷり楽しむ。

 ヴェルサイユ宮殿では1時間程度しか見学時間が無く、せっかくの音声ガイドも最後まで聞けない状況。
 ヴェルサイユ宮殿をちゃんと知るには最低でも2日間は必要だと痛感する。
 
 続いてバスで20分程度移動して、どこやらのマルシェへ。
 0.75ユーロのバゲットを買い、むしり取って食べながら見て周る。
 フルーツも野菜も食べてみたい…。
 だが貴重な現金をフルーツに使うわけにいかない。

13:00 リボリ通りにて解散。
 歩いて「ボン・マルシェ」の食品館へ向かう。
 70ユーロしか使えないから脳みそフル稼働で計算しながらお土産を買う。 疲れる。

 買った荷物を置きにホテルに戻る。
 乗ったバス、途中で「全員降りろーっ!」的な事をフランス語で言われ、事情も分からぬままスゴスゴと降りる。
 事件なのか事故なのか、この後はどうなるのか、「今度はなんだよ…」と嘆いていると次のバスが来て、とりあえず乗ってみる。
 無事にホテル到着。

 フロントのおっちゃんが帰りの空港までのタクシーを手配してくれる。
 その場でチケットをくれる。
 が、それをカウンターに置き忘れ、後で会った時に「No!No!」と呆れられる。
 「そんなんだから財布もスラれちゃうんだぜ、気をつけな。」的ニュアンスが伝わってきた。

17:30 友人との待ち合わせ場所オペラ座へ向かう。 
 早く着いたので近くのラファイエットなる百貨店に入る。
 日本語の話せるスタッフが普通に居てくれる。。。 嬉しい。

18:00 オペラ座の前で変な署名を迫られる。
 が、そこは落ち着いてそして断固として「NO!」と言い張る。

 再びパリ市内を案内してもらう。
 昭和の香りのするパッサージュを通り抜けたり、carrefourなるスーパーでお買い物をしたりする。
 その後、行列のできる有名レストランでまたまたディナーをご馳走になる。
 エスカルゴを初めていただく。
 デブなネギやビッグなエビをいただき、
  が丸ごとド~ンのメインを堪能。
デザート、いろいろ迷って梨のソルべをチョイス。
 そしてそれは素晴らしく美味しく感激。 忘れられない。 もう一度食べたい。 絶対に食べたい。
 パレ・ロワイヤルの中庭をのんびりと歩き、その後の「イルミネーション」ツアーの集合場所へ。
 とにかくとにかく助けてもらった友人とはココでお別れ。
 
 財布を失った時「貸してあげる」と言ってくれたのを、そこまで甘えてはホントに申し訳ないと断ったけれど、
 後々よく考えると借りれば良かった。
 そうしたら、ディナーやらチケットやらデニッシュやらドリンクやら、そういうの全部自分たちで買えたのに。
 借りなかったから全部を負担させてしまった。 ごめんなさい。
 でもなによりありがとう。

22:00 「パリ・イルミネーション」ツアーバス出発。
 まだ明るく、でもボチボチ暗くなりライトアップされるパリの市内をバスで周ってくれるツアー。
 前日の終戦記念日の名残で国旗がまだ掲揚されている凱旋門と、
 1時間に1回5分間だけキラキラチカチカと光るエッフェル塔の2箇所で下車。

 その後は再び市内観光をしながらホテル(近く)までバスを走らせてくれる。

5/10、7:30 ホテルのレストランでの初めての朝食。
 バゲットとクロワッサンとコーヒーだけ、でも石造りのその空間でいただくソレラはとってもとっても美味しく、
 フランスの歴史と香りと日常を一度に味わえたのでした。

9:40 ホテル前からタクシーに乗り空港まで。
 タクシードライバーはアラブ系のロン毛のおっちゃん。
 運転中ずっと「っちぇっ! っちぇっ!」と舌打ちをしている。
 パリ市内の渋滞にイライラしてるのかしら、と助手席に座りながら怖くてビビル。
 高速に入ると、車もホントに高速。 さらなる恐怖にさらされる。

11:00 シャルル・ド・ゴール ターミナル2Eに到着。
 エール・フランスの空港スタッフはとてもステキで優しい。
 チェックインを滞りなく英語で済ませる。
 セキュリティチェックエリアにて靴を脱がされ、ソックスのみで歩く。
 テロリストの可能性はゼロじゃないしね。
 空港見学を楽しむ。

 2人合わせて手元にある60ユーロでお買い物をする。
 計算しながらのハズだったがレジで72ユーロと言われて目が飛び出る、汗が吹き出す。
 小銭をジャラジャラと出し、なんとかギリギリ支払えた。
 結局残ったのは、1ユーロのコインと30セントだけ。 年度の予算を使い切った的な爽快感に見舞われる。

13:40 MU554にて上海浦東空港へ向かう。 
 現地時間07:00 上海到着。
 フランス時間では完璧に真夜中なので眠らずにいられない。
 出発ロビー内の3席を使って思いっきりノビノビと寝る。

 持っていた日本円4000円を元に両替する。
 230元になった。
 ちょっとだけお買い物を楽しむ。

 
13:25 MU279にて上海~札幌(千歳)へ向かう。
17:30 千歳空港到着。
 税関で荷物を開けようとすると税関スタッフさんに「ぁ、結構ですよ」と言われる。
 ついでに「姉妹で行かれたんですね」などと思いっきり嬉しい事を言われる。
 日本人のサービスは世界一だとつくづく感じる。笑

 千歳に置いておいたマイカーで自宅まで。
 無事自宅に着いて、日焼けして顔を真っ赤にした次女ちゃんを見て驚く。
 そして日常へと戻っていく。


添乗員さんの姿はまったく無い、万事を自分たちの手で頭で勘で乗り切って行動したフランス旅行。
パリの本当の暮らしに触れられた気がする。

メトロの乗り方もバスの乗り方も市内の距離感も公衆電話のかけ方も、
テレカの買い方もパンや水の買い方も分かった。
警察にも行ったしスーパーにも行った。
ほかにもいっぱいいっぱい、ツアーでは体験できない事を見たり聞いたりした。
次回は独りでも行けるんじゃん!くらい思っている。

なんの心配も無く、あちらこちらを楽しむツアーももちろん良いけれど、でもコレはコレで楽しかった。
ま、それも結局は友人の助けがあったからなんだけど。

持つべきは良き友人。 結論はソコですな。




  
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おフランス日記、忘れられない事。

2012-05-24 22:26:57 | フランスの旅
とてもとても心に響く、たぶん一生忘れる事のないだろう風景に出会った。


それは、大好きな古城を間近に見るのが最大の目的だった私の予想に反して、
歴史のある荘厳な建物じゃなく、かと言って壮大な手つかずの自然でもない風景。

建物と建物の間、赤と白のマロニエの樹が美しく居並ぶ、ホンの小さなエリアだった。
artisticに植えられたマロニエの木々は、優しく穏やかにそこに立っててくれてた。
たわわに生い茂る緑の葉と、その間からしっかりと顔をのぞかせる花たちのバランスが絶妙で。
「木」がこんなに美しいって感じたのは初めての事。

建物と小径と樹木、心に焼きついた絵。

アレはどこだったんだろう。 公園かな、どこかの中庭かな。 

感動してドキドキして、でもその感激にジックリ浸っていられるほどの広さでもなく通り過ぎ。
そしてその場所でシャッターを押すのすっかり忘れた。
たぶん、ホントに全てが止まったのかもしれないと思う。

いつかまた、マロニエが咲く春の季節に、もう一度その場所に立ってみたい。

…たぶんシテ島、ノートルダムの近くかな… なんて思うから。
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おフランス日記、反省。

2012-05-24 22:26:40 | フランスの旅
今回はホンのわずかな滞在、しかもスリ野郎に財布と一日分の時間を盗まれた。
そんなこんなで、すでに「絶対リベンジしてやる旅行」も考えている。
ステップアップすべき点はいっぱいある。

@ お水は硬水。 なのでシャワーをすると髪がかなりな勢いでパサツく。
  「洗い流さないトリートメント」的なヘアケア用品が必要。

@ メトロの改札は絶対に注意。 特に荷物を持っている時。
  だから空港からの手段は多少高価でも低リスクな乗り物を選ぶ。

@ 持って行くクレジットカード、会社と種類は明確に把握し、万が一の時の連絡先も取り出せる状態にする。
  オペレーターが日本語じゃない場合、日本の家族に頼む等の方法を即座に迷わず選択。
  公衆電話もカード払いなので盗難にあってからではにっちもさっちもならない。
  携帯が使えるかどうかが重要な局面となる。 国際ローミングの手続きは必要。

@ 道路、交差点はロータリーが多く、通常の道路でも訳がわからない程のめちゃくちゃ度。
  車は一応信号を守っているが、ロータリー内で停止している状況。
  そんな中をバイクが走り去り、自転車が走りぬけ、そして歩行者も縫うように渡っていく。
  のんびりしている国民らしいが、車は猛スピードだし、歩行者も信号を無視する。
  上ばかり見ていて事故にあわないよう、細心の注意が必要。

@ 明らかな旅行者は着飾っている事が多い。
  キホン、あちらの女子は黒をベースにかなりシックな装い。
  スカートだと地下から噴出す風で「いきなりモンロー」になってしまう。
  洋服はそんなに要らない。

@ ガイドブックに片言のフランス語が書いてあって参考になるっぽい。
  が、その調子で相手にフランス語で返されても会話は成り立たない。
  同じ片言なら最初から英語で話しかけたほうがスムーズ。
  英語をもっとちゃんと勉強しておく。

@ こればっかりは仕方無いが、北海道からでは乗り継ぎが必須。
  乗り継ぎの時間が極力少ないツアーを選ぶべき。
  でも申し込んでみなきゃ分からないパターンが多いから、、、
  だから運よく直行便なんかがあれば高価でも迷わず決断。

@ ホテルの立地は選べるものなら選ぶべき。
  地域によっては怖い目にあう。

@ 安心でしかも路線が充実してるバス。
  路線図なんかを手に入れてバスをメインの移動手段にするべき。

@ バスとメトロと共通の切符。
  薄いセロファンに包まってガムを取り出すみたいに使う。
  失くしそうだから、切符用になにかポーチがあったら良かった。
  毎回財布にしまったりしてたら危険極まりないし。











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おフランス日記、パリ市内観光。

2012-05-24 22:26:22 | フランスの旅

「Opera Garnier」(オペラ・ガルニエ)。プランタン、ラファイエット、三越なんかが付近に。
ユニクロ大型店もあった。


「Louis Vuitton」(ルイ・ヴィトン)。 ご用事は無かったのでお写真だけ(^^ゞ


「Institut de France」(フランス学士院)、優秀な方々が集まるらしい。


「La Saine」(セーヌ河)、やたらと澱んでいるのに驚き。


「Invalides」(アンヴァリッド)。 ナポレオンの棺がある。 エッフェル塔の近く。

 
「Palais Royal」(パレ・ロワイヤル)。 ルイ14世が子供の頃に移り住んだ事で「王宮」になった。


「Pont Neuf」(ポン・ヌフ)、パリ最古の橋。


「Pont des Arts」(ポン・デザール)。 南京錠をかけて永遠の愛を誓う橋。


「Palais de Justice」(裁判所)。 5世紀頃の建築部分も残しているらしい。


「Universite Paris V」(パリ第5大学)、医学部。


「Moulin Rouge」(ムーラン・ルージュ)、夜は歩けない地区と化していた。


「St-Louis en l'lle」(サン・ルイ・アンリル教会)。 シテ島に暮らしていたルイ9世が祈りを捧げに通った教会。

パリの市内、どっちを向いても歴史のある圧巻の建物が並んでいて、憶えきれないし撮りきれない。
し、載せきれない。
記憶が遠のく前に、思い出が薄れる前に、必死に思い起こしてアップしたけれど。

真実ばかりじゃないかもしれない。























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おフランス日記、お買い物。

2012-05-24 22:25:57 | フランスの旅
カードは1枚も無くなり、現金300ユーロも失くし。
手元にあったのは200ユーロ。

長女は200ユーロを持っていたが、それは彼女の大切なおこずかいなので当てにしない。

オプションツアー参加中のランチ代、帰りの空港までの交通費、あとは万が一の時を考えて、
最終日までに使えるのは130ユーロだけと決断。

それでも結構お土産は買えた。


ヴェルサイユ宮殿の売店でキュートなルイ14世を発見。 11.9ユーロ。 
次女ちゃんのお土産に迷わず購入。 自分も欲しかった…。


こんな可愛いパッケージのお菓子。

お留守番をしてくれた二女ちゃんに一番たくさん買った、安いけど。
でも後から「お金失くしたのかな、ってすぐ分かったよ」って言われた。


自分用にストラップと写真立て。
その旅行の写真を飾るのに、写真立ては必ず買うようにしている。 11ユーロ。


シリアル好きなので、コレも我慢できずに買った。 2ユーロ。


隣国ベルギーの「GODIVA」がお安く(4ユーロ)で売っていたので思わず手に取る。

フランスの食品の価格は日本と大きな差が無いと感じた。
たとえばイチゴは一山5ユーロ程度だったし、飲料水は1ユーロから。 ペットボトル飲料は2~3ユーロくらい。

最後の最後、上海で僅かに持ってた日本円を人民元に両替してお買い物をした。


トロピカーナは6元。  お茶系は5元程度のお値段。
だがしかし、ターミナル内の店によって値段がかなりマチマチ。 値切りはありか?と思ってしまう。


パンダ商品はさすがの充実具合。
「たれぱんだ」風ももちろんあった。
とりあえず中国土産にぬんちゃくを買っておいた。

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おフランス日記、ホテル。

2012-05-24 22:25:43 | フランスの旅
3泊4日でお世話になったホテル。
全然全く高級ホテルじゃないけど、ちゃんとシャワーも出たし、バスタブもドライヤーも寝心地ばっちりのベッドもあった。
テレビはフランス語放送ばっかり、もちろん。
ぁ、でも桃井かおりを観た。
フランス語に吹き替えされてて、そしてちゃんとダルそうに喋ってた。

ただ一つ不満を言わせて貰えるならば。
洗面所の鏡の取り付け位置が高いのだ。
背伸びしなきゃ顔が見えないのだ。
踏み台があると良かったのか…。



カフェはパリ市内の至る所にありまして。
当然、ホテル近くにも。
そういえば、風が強く吹く日も雨が降る日もお客様は座ってたっけ。


ホテル前の小路はこんな雰囲気。 幻想的。
ちょっとしたお店やパン屋さんや電話やさんもあった。


小さなお部屋の小さな窓。


ホテルの窓から見えるのはこんな日常。 でも映画みたい。







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おフランス日記、ルーブル美術館。

2012-05-24 22:25:13 | フランスの旅
「Musee du Louvre」(ルーブル美術館)。
本当は初日に行く予定でいたけど。。。(ーー;)


とにかく広大。 確かに、5歳の王を守りきる事は不可能。


ガラスのピラミッドのあるカルーゼル広場からエリア内へ進むとこんな風景が広がる。




リボリ通りに抜けられる通路、左右にこんな彫像を観る事ができる。


見上げると憧れのアーチ天井。

モナリザには会えなかったけど、作品を鑑賞した事にはなるな^_^;




3つの棟があるから門も3つはある事になる(と思う)。 どれも重厚さが漂う。


「Hotel de Louvre」(ホテル・ド・ルーブル)。

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おフランス日記、レストラン。

2012-05-24 22:24:57 | フランスの旅
3日目の夕食。


ルーブル近く、どこかのパッサージュを出た辺り、行列のできるレストラン「Chartier(シャルティエ)」(たしか)でお食事をいただく。
「この店内ってなんだか…、見たことがあるっぽいなぁ」なんて思いながら、、、


ステキなギャルソンはオーダーをテーブルマットにスラスラと書いていく。
「ここに書いちゃったら、厨房では“記憶”を言うのかい?」。
そして厨房で出来上がったお料理を記憶でテーブルに運ぶのかい? 確かこの人のオーダーだ、とか思って。

プロだねぇ~、すごいねぇ~、と舌を巻きそうになったら、最後のお会計も書いちゃってた、そこに。
ひとつずつのメニューのお値段を書いて、小学生のような縦計の形にして、そして上からジャンジャン足し算を始める。
くりあがりの数字を余白にチョコンと書くあたりは世界共通なんだ、なんて今さら思ったりして。
とにかく足し算の速さは素晴らしかった。

初めていただいたエスカルゴ。 

美味しかったよ。
ツブをちょっと柔らかめにした感じ。
帰ってからみんなに「えぇ~!」って言われたけど、全然まったく抵抗感無し。

直径にして3センチはありそうな太~い長ネギの、日本で言うなら煮浸しのようなお料理もとっても美味しく。
エビはとにかくプリンプリン。 オマールエビなのかなぁ。

鯛は日本のとほとんど変わらないお味。 ん?でも骨が少なかったような気が…。そんな筈は無いか。


デザートには感激した。
生クリームはフカフカの羽毛みたい。 確かに甘いけどくどくない。 
もっとスイーツを食べれば良かった、、、 後悔。

アメリカ風なドッカーンじゃなく、中華のドロ~ンさもなく、アジアンのようなツ~ンでもない。
フランスでいただいた食事はどれもサッパリとアッサリと上品で、素材を味わえる状態でした。
そういう意味では日本食に近いと、そんな感じがしました。
濃い味にしてしまわない自信と素材を活かす勇気がフランスと日本の共通点かな、と感じたのでした。

コーヒー。
実はエスプレッソ好きですが、たっぷり飲みたくて普通のをオーダーしてました。
で、どういう訳か、コーヒーが熱々じゃない。
運ぶ間に冷めたのか、はたまた熱々コーヒーを飲む習慣が無いのか、たまたまなのか、、、
この疑問を晴らすためには再度フランスに!

一日目にご馳走してもらった鱈のグリルも美味しかったのです。

テーブルにはこんな風にマスタードが置かれ、長女はやたらとポテトに付けて食べていた。
あまり辛くないらしい。 

2日目のランチはシュノンソー城のレストランで12ユーロのワンディッシュ。
ポテトがどっさり、いんげん、パテ、リーフレタスとやぎのチーズ、ハムなど。
レタスが驚異的に美味しく、やぎのチーズとハム、その3つだけがイケテルと感じたのです。

フランスとは言え、それなりのお値段を出さなくては美味しい想いは出来ないもんですな。




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おフランス日記、ヴェルサイユ。

2012-05-24 22:24:39 | フランスの旅
ヴェルサイユ宮殿と朝市のマルシェを散策するツアー。


8時半にパレ・ロワイヤル前の広場に集合。

メトロの出口でもあるその場所にはホームレスのおっちゃんが堂々と寝ている。
ルーブルを地上スレスレの位置から見るとどんなだろう。

バスに乗り込み、20~30分で憧れのヴェルサイユ宮殿に到着。



太陽王ルイ14世が建てた宮殿は煌びやかで豪華で、まさに中世の栄華そのものって感じ。
日本では目にする事ができないだろう事は明らか。


ルイ14世の騎馬像がパリを向いている。

有名な回廊『鏡の間』は全長が73メートル。鏡は578枚。

そのまぶしさは想像以上で、当時貴重だった鏡を張り巡らせ、金箔を施してあるその見事な景観は今でこそ世界の財産となっているけれど、当時のフランス国民の窮状やその後の国状を思うと、、、やり過ぎなんだろうな、、、


宮殿に入ってすぐ礼拝堂を見ることができる。
美しさに圧倒される。


ルイ14世が息を引き取った「王の寝室」。
完璧にバリアフリーで部屋毎を仕切る扉は無い。
家臣たちはその間際の息遣いを聞いていたのかもしれない。


宮殿内は音声ガイドを使う事でジックリと味わう事が出来る。(はず)。
でも団体行動である事を忘れてはいけない。
集合時間は1時間後。えっ!
なんにも見れない。
だから次回は2日間はたっぷりと見られるスケジュールを立てる、絶対。


宮殿を出て集合地点まで、ヴェルサイユの町並みをちょっとだけ楽しむ。
さすが、石の文化を持つ国の職人技、石畳の歩道は歩きやすい。
この前訪れた函館の石畳はデコボコがひどくて、転倒を免れなかったから。

庶民の市場、マルシェに移動。
活気溢れる日本の市場と大差の無い、楽しい風景。
靴や服が5ユーロとかで売られている。

バゲットをかじりながら見て歩く。
ピザを食べながら、の選択肢もあったけど、ピザは断然高価なので諦めた。
変なお財布が3ユーロで売っていた。
買おうかどうしようか散々迷い、でも結局やめた。
たとえ3ユーロでも私には貴重だったから。

次は絶対に熱々の焼きたてピザを食べてやる。


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おフランス日記、古城。

2012-05-24 22:24:21 | フランスの旅
ロワール地方に点在する古城。


「Chateau de Chenonceau(シュノンソー城)」

 6人の女性が次々と城を引き継ぎ、「貴婦人たちの城」と呼ばれる。
 城内にはシェール川が流れ、橋もかけられていた。後に上階が次々と増築されて今の形に。
 そのギャラリーは2大戦争の時にそれぞれ大きな役割を担う場所となった。
 このギャラリーをモデルにヴェルサイユ宮殿の鏡の間が作られたらしい。
 豪華さは非じゃないが、確かに似ている。


 アンリ2世の正妻カトリーヌ・ド・メディシスと愛人ディアーヌ・ド・ポワティエのイニシャルを重ねあわせたデザイン。
 これがのちにブランドのロゴデザインの基になる。

「Chateau de Cheverny (シュベルニー城)」

 シュベルニー城が築かれた1500年代の人々、座ったまま睡眠をとっていたそうな。
 舌を飲み込む事を恐れた、とか・・・。


 現在も上階にユロー家の末裔の伯爵夫妻が生活をされていると聞き、不思議な感じがする。
 お城に冷蔵庫やテレビがあると思うと、微妙…。

「Chateau de Chambord (シャンボール城)」

 世界遺産。 ロワール最大規模のお城。 外観は美しいシンメトリー。

 

 フランソワ1世に庇護されたダ・ヴィンチが設計したらしい螺旋階段がある。
 その階段を自分の足で踏みしめるのかと考えると、、、 歴史上の人物が身近に思えて仕方ない。


 ロワール川沿いを走っていると「ブロワ城」「アンボワーズ城」が対岸に見える。
 「アンボワーズ城」に暮らしていたフランソワ1世はダ・ヴィンチを擁護。


 近くのクロ・リュセルで暮らすダ・ヴィンチの家とは地下通路で繋がっていたと、最近テレビで観た。
 教会内の礼拝堂にはダ・ヴィンチの遺体が埋葬されている。






 
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おフランス日記、エッフェル塔。

2012-05-24 22:24:00 | フランスの旅
今、世界で一番、観光客が集まるのがココらしい。

チカチカキラキラと煌めいてくれるのは午前1時まで、1時間に1回、5分間だけ。
ここで煌めきの瞬間を待っている間は、悲しみも苦しみも痛みも、ぜ~んぶ忘れられるんだろうな。
じっと座っていたい。 (シミジミ…)。

待っていられるのは広大な芝の公園「Pare du Champ de Mars」(シャン・ドゥ・マルス公園)。
その遥か向こうに建つ「Ecole Millitaire(陸軍士官学校)」。



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おフランス日記、ボン・マルシェ。

2012-05-24 22:23:28 | フランスの旅

世界で一番古い百貨店「Le Bon Marche (ボン・マルシェ)」の食品館「Le Grande Epicerie Paris」へ行く。



たかがスーパー、されどスーパー、超セレブな香りがする。
東京にはこんなスーパーはあるんだろうけど、札幌には無いな絶対。
そして、さすがチーズの国、チーズの売り場がハンパなく「美しい」。
パンの売り場に至っては、バゲットたちが学校の靴箱風の棚に寝かされている。「ステキ」。

店内をくまなく見学しお土産を買う。
お土産じゃないけど、どうしても食べてみたくなったデザート↓も買う。


そしてソレは超美味しかった。

レジでは「bonjour!」と挨拶をし、レジ打ち完了を待つ。
支払いをお札で出した所、フランス語で何やら言われる。
よく分からないが…、たぶん「小銭は無いですか?」な気がしたので出してみる。
喜ばれた。
「merci!」と言ってその場を去る。 
そんなやり取りが楽しい。

(中国人と違い)フランス人はちゃんと表情があるから勘も働く。
これこそ「世界はひとつ、人類みな兄弟」ってやつだな。

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おフランス日記、祝日。

2012-05-24 22:23:05 | フランスの旅
5月8日は第2次大戦の終戦記念日。


11月11日の第1次大戦の終戦記念日と、年に2回だけフランス国旗が掲げられるらしい。
たった2回しかないその時に遭遇できたラッキーをヒシヒシと感じながら、凱旋門を仰ぎ見る。




ナポレオンが建立させたという凱旋門。
凱旋門を背にして振り返ると車のライトが瞬くシャンゼリゼ大通り。
テレビや写真で何度も目にしている風景。

自分がソコに立っていられる幸せを、ただありがたいとそう思う。

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おフランス日記、機内食。

2012-05-24 22:22:16 | フランスの旅
機内食、合計6回。


札幌・上海間は各1回。
上海・フランス間は各2回。
で、合計6回。

往路はこちら。







なんせかんせ「すいか」は甘くなく、しかも堅い。
後で聞いた話、中国ではすいかを急成長させる薬を使ってるとか…(;_;
ほとんど食べなくて良かった。

パンはちょっと匂うのでためらってしまう、申し訳ないけど。

復路はこちら。






フランスで作られたんだと思うと、箸(フォーク)がすすむ。
デザートもまぁまぁ美味しかった。


隣の長女は6食を全て完食していた。
「だって、こういう事だって楽しまなきゃ。」と言い放ちモリモリと食べていた。

それは私が常々言うセリフ。
しかし、、、今回は許していただきたい。

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