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福島の農産物への信頼が揺らぐ一部生産者の愚行!

2015年11月18日 18時31分58秒 | 日記
放射能検査をしない福島県の小豆、大豆が郡山の農産物販売店にて販売されたことが本日報道されました。

1ケ月前にも下記の報道があったことを私は覚えています。
                            記

県は10月30日、棚倉町にあるJA東西しらかわの農産物直売所「みりょく満点物語棚倉店」で、出荷の可否を判断するための放射性物質検査が行われる前のアズキ計21袋(1袋300グラム)が販売され、流通したと発表した。検査前のアズキが市場に流通したのは初めて。県が自主回収を始めた。売れ残っていた袋は全て放射性セシウムが不検出だったことから、県は「食べても問題はない」としている。
                                             (完)

前回の県のコメントにも問題がありましたね。自分たちは指導を徹底して必ず農家に出荷前検査をさせると発表すべきでした。ほとんどの小豆、大豆を数年間も検査続けているが、セシウムは不検出なのだから面倒くさいと考える農家がいたのでしょうか?全ての農産物は出荷前検査をして市場に出ているので、福島県農産物は安心だと消費者にPRしていたことを裏切ったことが問題なのです。

小豆、大豆に限らず他の農産物にも検査をせずに出荷させているものがあるのでは?と消費者に不安を抱かせました。都会の消費者の5人に1人は福島県生産物を購入しないそうです。「やはりそうだったか。福島県産を購入せず正解だった。子供には絶対食べさせない」と今回の不祥事に接して、意を強くした都会のお母さんもいたことでしょう。

今頃になって福島県関係者は緊急対策委員会を設けて検査徹底をさせると発表しました。やはり後手後手の対策なのです。今年1月にも一部農産物が検査せず出荷されて市場に出回る前に回収された事例もあったのです。法令順守に対する心がけが農家の間で衰えたのでしょうか?金儲けだけを考えている農家が増えているのでしょうか?安心安全なものを消費者に届けるのが農家の使命だとは考えないのでしょうか?

さて例えは悪いのですが、「イスラム教徒はテロリストだ。恐い」と消費者は捉えることが多いのです。「小豆、大豆で検査をしないのならば他の農産物でも福島県農家は検査をしないのでは?と考えてしまいます。一部の不心得農家の問題だ、心配ないと考える消費者は少ないのです。多くの生産者でも検査をしていないのでないか?今回は氷山の一角なのではないか?と疑念を抱いた消費者がほとんだと思います。

今回の不祥事は都会の消費者の信頼を失うことはあっても勝ち取ることができなかったと思います。つまり「イスラム教徒はテロリストである」という間違った考えを都会消費者に植え付けて、「福島の農家はほとんど放射能検査をしない」などという風評被害が生じないこことを願わずにはいられません。

一部が腐っているから全部が腐っていると捉えないで欲しいのです。腐ったリンゴでも一部を取り除けば十分食べられますよ!なかなかうまい例えを考えられませんでした。

一罰百戒ということわざを思い出しました。




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