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絶望の末の自殺。

2017年06月01日 12時22分03秒 | 日記
取手市藤代南中学校3年だった中島菜保子さんが自殺した問題で、教育委員会はいじめによる「重大事態」には該当しないとしていたが、不適切だったと撤回した。女子生徒の両親は、自殺の原因はいじめの可能性があると当初から主張していました。

少し調べてみるとこの子は日頃からいじめを受けていたのですが、仲の良い友達もいたので頑張って通学していたようです。仲良し友達とのやりとりなども日記に書き、嫌ないじめっ子もいるけれどもなんとか中学を卒業して自分の目指すピアニストになろうと努力をしていました。

では何故突然自殺をしたのでしょうか?

自殺当日、学校でいじめっ子2名からの訴えにより、窓ガラスを割った犯人とされてしまいました。その訴えを信用した女性担任(T.K氏)が中島さんを叱責し、割れたガラスを片付けることを命じたそうです。彼女は泣きながら自分ではないと訴えても女性担任は聞き入れず、彼女の両親に連絡をしてガラス代を弁償するよう要求したそうです。両親は担任から事情を聴き「進学を控えているのに何故こんなことをしたの?」と怒ったようです。両親にしてみれば娘を信じたい気持ちがあったと思いますが、複数のクラスメートが奈保子さんが割った現場を見て証言していますとの担任の話を信じてしまったのでしょう。

ガラス代を弁償して自宅に連れ帰ったその晩、菜保子さんは自殺してしまったのです。

その後、両親は娘の日記を読んでいじめられたことを知り、真相を突き止めようと友達からのヒアリングを受けていじめを認定するよう中学校へ求めました。

いじめた主犯格2人は卒業式も出てなかったそうです。多分、中学校からの指示ではないかと疑われています。菜保子さんの友達から公の場で糾弾されて、卒業式が混乱することを恐れたと言われています。

事件後、イジメはなかったとし、生徒にも自殺の事実を隠していました。当然保護者会など開催されませんでしたが、自殺の噂が広まりました。

「母親の躾が厳しく、親子関係もうまくいっていなかったせいで自殺したらしい」との噂が両親の耳にも入り始めて、両親は、学校に何度も調査と保護者会の開催をお願いしたそうです。しかし、学校側は、調査したがイジメはなかった、の一点張りでした。

両親は女の子の日記にイジメの事実といじめた子供の実名を見つけていたのにも拘わらず、学校側から黙殺されたのです。

両親は再度学校に説明会の開催を迫りますが、学校側は、3年生を静かに卒業させてあげたいと拒否しました。

とうとう両親は、個人で署名活動を行い、多くの署名を集めました。

結果、やむなく学校側は保護者会を開くことを決め、生徒を通じ、保護者会のお知らせを出しました。
ところが、保護者会の開催はお知らせの翌日だったのです。学校側の、なるべく出席者の数を減らしたいという目論見があったと推測できます。

実際にはやってない女の子をガラス割りの犯人と決めつけた女教師は体調を理由に休んでおり、保護者会にももちろん出席しなかったのが分かっています。

菜保子さんは担任からも信頼されず、両親からも叱責を受けた夜に絶望から自殺したと思われます。身近な人からの信頼を失った絶望感を考えると15歳の少女にとって死を選ぶしかなかったのでしょうか?娘の将来を考えて叱責した両親を誰が責めることができましょうや?娘がガラスを割った犯人だという担任教師の話に反駁する材料がないのですから。

一人っ子だったそうですから、両親の期待を一身に受けていた菜保子さんは頑張り屋さんだったそうです。ですから度重なるいじめなども我慢していたのでしょう。もし、我慢強くなく何でも母親に相談していた気の弱い子供であったら、両親は中学校を転校させていたかもしれません。幼い頃から我慢しろという教えは本当に命を守るのに役立つものか疑問に思う近頃です。

「決して我慢するな!困った時は俺たちが助けるからな」という両親の言葉が幼い子供の命を守るのでしょうか?

それにしても自殺の原因の一端を担った担任教師のコメントを聞きたいものです。もうすでに他の中学校へ転勤していますが、マスコミが名前を特定して勤務している中学校正門前に結集しているようですので。
いじめっ子主犯格2名は今も高校に通学していますが、友達を自殺に追いやったという罪の意識はあるのでしょうか?高校でも同様のいじめを続けていないことを切望します。またいじめを見破る眼力を持つ教師が多いをことを切に願ってやみません。

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