大村秀章知事がホロコースト犠牲者追悼施設訪問 意見交換 エルサレム 2022.5.22.

2022-05-23 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

 冒頭画像;歴史博物館で、ホロコーストによる犠牲者の写真が紹介されるコーナーを見る愛知県の大村秀章知事=22日、イスラエル・エルサレムで(戸川祐馬撮影)

大村知事がホロコースト犠牲者追悼施設訪問、意見交換 エルサレム
 2022年5月23日 中日新聞
 【エルサレム=戸川祐馬】愛知県の大村秀章知事は二十二日、イスラエルのエルサレムで、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の犠牲者を追悼する施設「ヤド・ヴァシェム」を訪問した。第二次世界大戦中、「命のビザ」を発給してユダヤ人難民を救った日本の外交官、杉原千畝(ちうね)について関係者と意見交換した。

 一九五三年に設立されたヤド・ヴァシェムには、追悼祈念堂や歴史博物館などがあり、犠牲者の名前や当時の状況などの記録を残している。庭園には、ユダヤ人を救った二万人以上の「有徳の人」をたたえる木や顕彰碑などがあり、杉原は八五年、日本人としてただ一人、選ばれている。
 大村知事は博物館見学後、追悼祈念堂で献花した。県は瑞陵高校(名古屋市瑞穂区)に顕彰広場「センポ・スギハラ・メモリアル」を整備する際、同施設から資料の提供を受けており、大村知事はヨッシー・ゲヴィール館長補佐に謝意を伝えた。その上で「世界平和と人権がいかに大事か、これからも子どもたちに伝えていきたい」と述べた。
 意見交換には、杉原の発給ビザによる生存者「杉原サバイバー」の子四人も同席。長男のエマヌエル・バルハフティクさん(82)は「日本にこのような広場をつくってくれたことは教育上とても良い。単に時代の出来事を話すだけでなく、人道的な行為を守っていくことは非常に重要だ」と話した。
 大村知事は、革新的な産業振興の先進地の視察のためフランスとイスラエルを訪問中。この日はイスラエル政府の外郭団体「イノベーション庁」と企業支援に関する合意書を結んだ。

 杉原千畝
 1900〜86年。岐阜県八百津町出身。旧制愛知県立第五中(現・瑞陵高)などを経て早大中退後、外務省に入省した。第2次世界大戦中、駐リトアニア領事代理として、本国の命に反して2000通以上の日本通過ビザをユダヤ人難民に発給。ナチス・ドイツの迫害から救った。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白〉
 やはり河村知事さんは、センス・視点が良い。何も知らず、一時は批判した私。


* ユダヤ人はなぜ、ナチス・ドイツの標的にされたのか アウシュビッツで身代わりとなったコルベ神父 「PHP online 衆知」


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