ヤフーと産経新聞に賠償命令 米ロサンゼルス銃撃事件 三浦和義氏の写真掲載

2011-06-17 | 社会

ヤフーと産経新聞に賠償命令 ネットでの写真掲載「必要性認められない」 東京地裁判決 
日本経済新聞 2011/6/15 18:54
 米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、ロス移送後に自殺した三浦和義元会社社長(当時61)=日本では銃撃事件の無罪確定=の遺族が、ネット記事で過去の逮捕・連行時の写真を掲載され精神的苦痛を受けたとして、ヤフーと配信元の産経新聞社に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁の松並重雄裁判長は15日、両社に66万円の支払いを命じた。
 問題となったのは、2008年10月に三浦元社長が死亡した際のヤフーのニュース記事。1985年9月に三浦元社長が警視庁前でパトカーから降ろされた手錠姿の写真を、産経新聞から配信を受けて掲載した。遺族側は「無念の死を遂げた元社長を辱めるものだ」などと主張していた。
 松並裁判長は「遺族は20年以上も前の手錠姿の写真を公表されることを望まないと考えられ、記事内容に照らしても85年当時の手錠姿を掲載するまでの必要性は認められない」と指摘。元社長に対する遺族感情を侵害すると認定した。
 ヤフーは「配信記事が第三者の権利を侵害しない旨、産経側が保証していた」と主張したが、松並裁判長は「ヤフーは人の人格的利益を侵害する写真が載らないよう注意し、掲載された場合は速やかに削除する義務を負う」として退けた。
 ヤフーの話 判決文を見たうえで今後の対応を検討したい。
 産経新聞の話 主張が一部認められなかったのは遺憾。判決内容を詳しく検討して対応を判断する。
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