夏休み中は普段出来ない事を色々したいと思ってます。
生徒さん達の今まで使用したテキストを個人別に全て書き出しました。
そして感じた事は・・・
教材を沢山購入してる子の方が「今現在」「楽に」弾けるようになっている、とういう事です。
私はメインテキストに「バスティン」を使用してます。
バスティンは、導入期には「3冊」その後は「4冊」併用して使います。
特に「導入」の「3冊」
「ピアノ」「調音&楽典」「パフォーマンス」とありますが、その中で割と弾ける子・感覚のいい子は「パフォーマンス」を省略してしまい「次」のレベルに進んでしまう事が多かったですが「パフォーマンス」迄きちんとやった子の方が後で弾けるようになってる、と思いました。
「繰り返し」による「定着」が出来てるからです。
テキスト代もばかにならないので、弾けてる子はつい端折ってしまったりしまいますが、やはりそれは違う、と思いました。
テキスト代1000円前後を浮かしたことが「中級」に進んだ時「ドン」とのしかかってきます。
☆
今中級で苦戦してる子は、はしょってしまった子です。
「導入」「初級」の時、感覚が良く・呑み込みが良く・直ぐ弾けて・上手だった子達です。
テキストがどんどん進んでいった子達です。
40年近く教えていて「導入期は大切」というのは重々承知していましたが「弾けるから先を急いでしまった子達」がいます。
そうゆう子達は、中級になった今「読譜」に時間がかかり、「自己流」の演奏なので直す所も多く一曲仕上がるのにとても時間がかかってます。
全て私の責任です。
でも、この子達が「下手か」というと決してそんな事はなく、発表会などでもお客さんを魅了するとても素晴らしい演奏を聞かせてくれます。
元々感性の豊かな子達ですし、「力」のある子達ですので、そのような演奏は出来ます。難しい曲でも弾きこなせます。
只、「導入期」にもっと徹底してやってたらもっともっと今「楽に」弾けてたと思います。
私の指導力不足です。申し訳なく思ってます。
☆
今の導入期の子達は「超~スローペース」で進んでいます。
子供はわからない・出来ない・というのを前提でレッスンしてます。
お家でお母さんに教えてもらって弾けてるのか、自分で理解して弾けてるのか、その辺の見極めをしっかりしてます。
ピアノのレッスンは宿題が上手に弾けて「丸」がもらえるのが目的ではありません。
お母さんに教えてもらって「丸」がもらえるのは本人の力ではありません。幼児さんでも自分で理解して弾けなければ意味がありません。
いつもいつも反省の連続です。
でも反省があるから「次」があるんです。
マダマダ私は頑張ります(^◇^)