リハーサル

昨日リハーサルをしました。
「やばい・・・」と思う子が何人かいました。
日頃のレッスンで、観客が私一人の時とは、かなり違ってます。
ま、それも仕方が無い事です。
中には、「私は本番に強いから、大丈夫！」と、自信満々の子もいて、頼もしい限りです。

ここまで来たら、後は天に任せるしかありません。
祈るしかありません。
過去、ほぼ失敗は無かったので、大丈夫でしょう
私も？自信満々です（笑）
でも、その気持ちは必ず生徒達に伝染して行くから
「絶対大丈夫だから、自信を持って弾いておいで」・・・と、ステージに向う個々の生徒の背中を押して、送り出します。


この間のレッスンの時、４年生のひーちゃんがこんな事を言ってました
（彼女は今回の曲をかなりアレンジしたのですが）

「先生、これって自己中心じゃないのかな～？これでいいのかな～？」と・・・

で、私はこう答えました
「普段の生活や、お友達との関係で自己中はいけないよ、でも、音楽に関しては有りだと思う、それは、ひーちゃんが、自分の思いが有って、表現したい物があって弾いているんだから、そのぐらいでないと、聴いてくれてる人には伝わらないよ」と・・・

それを聞いて彼女はこう言いました

「本当に、みんな聴いてくれるのかな～？」と、

「当たり前じゃない、発表会に来てる人は殆どがお父さんやお母さん、みんな自分の子供がどんなに一生懸命練習してたか知ってるでしょう？だから、他の子が弾いてても、あーこの子も頑張って練習したんだなーってわかるし、自分の子供が弾いている時と同じ気持ちで、他の子の演奏も聴いてくれるよ。そして、良く頑張ったね、という思いで拍手してくれるよ。ひーちゃんは、頑張って練習しました、どうか皆さん私の演奏を聞いてくださいって気持ちで弾くといいと思うよ」

と言ったら、すごく嬉しそうな顔をしてました。

子供なりに、いろんな事を感じているんですね、ひーちゃんとそんな話しが出来てとても良かったです。

私も自分の演奏、心を込めて弾かさせて頂きます