なまけもの備忘録

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■各話あらすじ:第6話「史上最大の作戦」

2006年01月15日 | RPG
第6話「史上最大の作戦」

 ポザネオ島上陸作戦の1週間と少し前、遥は要の協力を経て脱走を行っていた。要へ依頼を行ったのは速水であり、速水の尽力である。

 クラマはクロウを連れ神々の峰の隠れ里(村人はカラシニコフで武装)へ向かう。この隠れ里の近辺は幻糸がごく希薄な空間にあり、堕ちた英雄や歌姫が隠れ住んでいる。そして、クロウの正体はクラマの娘、過去に宿縁にあった歌姫との間に設けた忘れ形見なのである。半分は現世人であるクロウは少しづつだが幻糸の影響を受けてしまう、そのため体調を崩してしまった。クロウを救うためクラマは神々の峰、神像の洞窟へ向かう。

 神像の洞窟には輝く赤い奏甲、それこそが神像であり、この地の幻糸を消失させている者、クロイツ・ツヴェルフトであった。クロイツ12番機はクロウから幻糸の影響を取り除く、そしてクラマにポザネオに向かうよう告げる。

 そのころ、一起にも白銀から直々に上陸作戦参加の指令が下る。速水は評議会からの召喚状を受け、ポザネオ島へ向かう。

 脱走した遥はその足でトラバンデンシュタットへ向かう。そこで民生用に払い下げられたプルファを調達、飛行翼を取り付けポザネオを目指す。遥は自らの意思で伽藍を起動させようと考える。

 ポザネオ島南岸からの侵入を試みる遥だったが、南岸を警戒していた凪のS.クーゲル隊に撃墜されてしまう。要は遥をかばい上陸に成功するが、凪と遭遇、睨み合いに入ってしまう。そこに速水が現れ遥を回収する。凪は不満が残るようだったが、速水とともにポザネオ市へ。

 ポザネオ市にて、評議員たちと凪、速見の会談。凪の口から遥の正体が評議員たちに語られる。驚愕する評議員たち、だがそれ以上に彼女らには後ろめたいこと、黄輝城で目覚めたはずの黄金の歌姫からの連絡が一切ない、があった。

 そして、ポザネオ上陸作戦が開始される。陸上部隊がシュベレ港でノルディギュステ級揚陸艇と合流、白月城を目指す。出撃するのは一起とクラマ、彼らは上陸部隊の支援をし、自らも突入し城門を破壊、その勢いを持って白月城へ潜入、司令部を制圧する。

 このとき、ツムギのクロイツ6番機とトロンメルを裏切ったストラングのクロイツ3番機の戦闘が発生する。3番機は防御兵装「アルミューレ・リミュエール」を展開するも、6番機のトゥルーソードに貫かれ3番機は破壊ストラングも死亡する。6番はそのまま部下のブリッツ・リミットを従え南進。

 橋頭堡である白月城をめぐる戦いと時を同じくしてポザネオ市で、速水は遥の覚悟を質す。それを聞いた後、速水が自費で購入した黄金に輝くキューレヘルトのもとへと案内する。しかしそのキューレヘルトにはすでに歌姫が拘束されており、自爆装置までもが装備されていた。ヴァジリアを預かることを条件にこの奏甲を遥に託す。

 決断し奏甲館を発つ遥。だがそこには凪のゼーレンが立ちはだかる。そのとき宿縁を介してヴァジリアから声が届く、遥は声に押され黄金の工房を目指しポザネオ市を抜け出す。遥を逃した凪に黄輝城からの広域通信が入る、シュピルドーゼ軍および黄金を支持する戦力に対しての最高評議会攻撃の命令、黄金の歌姫からのものだ。評議員たちは凪に助けを請う、が、容赦なく凪は議場に幻糸砲を撃ち込む。そして凪は高らかに評議会消滅、黄金の覚醒を叫ぶ。

 奏甲館から現れるシャルラッハロートV、評議会の生存メンバーが調律機関を召集し出撃。そこに到達するシュピル軍リーゼ隊、両軍の交戦。戦いは性能差からリーゼ隊に有利に進む。シャルVがその戦力を失ったとき、巨大奏甲デウス・エクス・マキナが現れる、そのサイズは通常の奏甲の優に4倍。DXMはポザネオ市を焦土と変えながら、シュピル軍を打ち払う。だが、DXMは凪のゼーレンによって撃破された。破壊の余波でポザネオ市の機能は完全に崩壊する。

 評議会によるポザネオ市焦土作戦の後、白銀軍がポザネオ市に到達するもそこはすでに占領できる状態ではなかった。一起とクラマはそこで凪と再会し、破壊されたDXMを確認する。その後凪は黄輝城へ、一起たちは黄金の工房を目指す。

 黄金の工房へ向かう遥たち。速水はヴァジリアを南岸の脱出艇へと退避させていたことを教え安心させる。ついに黄金の工房へ到達する遥たち、ブリッツ・リミットやクロイツ・アインストの残骸を横目に下層への巨大エレベーター溝を下る。地下に存在したのは明らかに異なるテクノロジの金属で作られた「工場」。最奥部の扉の先に機密エリア、そこに存在する卵型のユニット――ドライブとコクピットのみからなる“伽藍装置”クロイツ・エルフト――だった。クロイツ・ゼクストは一足先に到達していた。

 遂に対峙する、フォルミカと遥。そこに現れる宮川、そのF.シヴァルベの手にはヴァジリア、彼女もまた遥を助けるため罠と思いつつも宮川とともにきた。そこに駆けつけるは凪、一起、クラマ。遂に告げられるレクイエムの真実、それは伽藍装置のエネルギーを用いアーカイアを現世へと浮上させ新しい世界を築く計画だった。世界は遥とヴァジリアに託され、遥は起動後自らの意思で伽藍を平和利用することを考える。だが、コクピットへ入ったとき遥とヴァジリアの遺伝子レベルの暗示が発動する。が、それを自らの意思で跳ね除け、遥は伽藍を強制停止させる。突然の状況に混乱するフォルミカ、そのとき爆発が起こる。速水がキューレヘルトの自爆装置を作動させる、負傷するフォルミカ。すべての失敗を悟り、ツムギはフォルミカとともに姿を消す。

 レクイエム計画は頓挫した。そのとき天井モニタに写される影、ウィルスコンテナを搭載したカノーネオルケスタが12機。ノクターン計画は遂に発動したのだった。