なまけもの備忘録

日記ではなく、気が向いたら更新されるらくがきちょうのようなモノ。

コンベGM用テストプレイのポイントについて

2015年05月12日 | RPG
コンベンションGMが行なうテストプレイについてのTipsです。配布用のシナリオ作成や自作システムなどのテストプレイ用ではありませんので念のため。

◆テストプレイの最大の目的

「当日に自信を持ってマスタリングができるようになる」ことです。

◆そのためには

テストプレイを普通に楽しむこと、楽しいセッションだった自信を持って当日を迎えること、ここがいちばんのポイントです。

◆テストプレイヤー

テストプレイヤーは極力いつも通りプレイすること、初心者対応も含めてテストするならシステム詳しくないプレイヤーがいるといいかも。当然、楽しむ気持ちを持ってプレイすること。テストしてやろうと思いながらプレイすること自体、当日の参加者を意識していないことになります。場合によってはGMの自信を削ぐ結果になりかねません。

◆GMの準備

当日と同じだけの準備が必要かというとそうでも無くて、どうしても埋められないところや想定できない部分は空けて置いて、テストプレイ時にアドリブで回してみたり、どうするとしっくりくるか聞きながら埋めていくと良いと思います。

一人でできないことを、みんなの力でなんとかするのがテストプレイです。

◆チェックポイント

基本的に気になったことはセッション中に言わずに、メモを残しておく。これはテストプレイとはいえちゃんと楽しく遊ばないとテストにならないからです。あといちいち止めてたら時間も計れません。

チェックの内容についても「こうするともっと面白くなる」という側面で考えるべきで「(チェックしているあなたにとって)正しいかどうか」では無いことを頭に置きながら、技術的な側面を中心に行なうべきです。テストプレイヤーは提案の形でGMに投げかけ、GMがそれを取捨選択すると言うスタンスがちょうど良いと思います。

基本的にGM自身のスタイルとやりたいことを中心に、それを補強するように考えると良いでしょう。

また、GMが自分でチェックすることとしてテストプレイ中にアドリブで出した演出やNPCの描写なんかをテキストにし直してシナリオの補強に使うと良い感じに膨らみます。

時間の感覚については、多少オタオタしながら進めて時間通りなら良い感じです。初心者のインストを足すならもう幾分か伸びると思います。とりあえず1時間に1回5~10分の休憩と1時間のお昼休みを実際に取ってください、これを忘れるといちばん怖いです。

◆それでもやっぱり大事なこと

「GMに自信を与える」という最大の目的だけは忘れないでおきましょう。完璧なシナリオ・マスタリング=楽しいセッションというわけではありません。あくまでテーブルに着いた面子と1日楽しく過ごすことが需要で、どれだけ完璧にしても参加者に悪意があれば成功はしません。逆にいえば多少穴があってもGMが楽しく自信を持ってプレイヤーの声を聞きながらセッションを構築できれば楽しい1日になります。

成功のビジョンと多少の余裕をもって当日を迎えることが最大の目的です。

◆初心者対応について

初心者対応は別レイヤーの話なので、そっちはそっちでインストの技術は磨いて欲しいです。

コンベンションの開き方※加筆修正版(地方・小規模)

2014年08月14日 | RPG
2012年03月07日に書いた記事を引っ張り出したので加筆修正してみます。

■はじめに
 地方で小規模なコンベンションを運営するための手法です。小規模スタッフで労力を少なく運営することが目的で、参加者の善意に頼る部分が大きいので「イベント」の管理運営とは違った方法論になります。

■流れ
 基本的な手順は「1.会場を取得する」「2.宣伝する」「3.実際に遊ぶ」、これだけ。手順ごとに区切って、ポイントやばんぷちがどうしているかを書いていきます。

「1.会場を取得する」
 コンベンションを開催するためには大きい部屋が必要です。細かい部屋が複数でも大丈夫ですが、大きい部屋の方がお祭り感があるのと、管理がしやすいのです。この際気をつけるポイントは、

◆会場の利用規約を確認する
 当然ですが、ルールを守らないと次使わせてもらえません。参加者にも周知徹底しましょう。

◆会場提供者との友好な関係を築く
 きちんと挨拶をしたり、お互いの事業に協力しあえるようにしましょう。また、おおよそ公共施設の職員はTRPGが何であるか、コンベンションがどんなイベントであるかを分からないので、ポイントを押さえて説明できるようにしましょう。

・TRPGとはどんな遊びか
・コンベンションは不特定多数が集まってTRPGを遊ぶ会
・参加者でわいわい遊ぶのでそれなりに声が出る(演劇サークルを抱える施設であればそれくらいと説明する)
・会場費だけを徴収し利益を得ることはしない、ただしおつりを返すことができないのでその分はプールにして適宜変換していく

 この辺りを押さえておくといいと思います。

◆大きい部屋は取得が大変
 大きい会場は他の団体も利用したいと思っているので、取得は急いだ方がいいです。申請開始日に張り付くくらいの気持ちが必要です。
 取得したけど人が集まらなかったのでキャンセルというのは避けましょう、システム上キャンセルできるから・施設から注意があってから考えればいい、では他の団体さんへの配慮が欠けていると言わざるを得ません。

◆参加費の設定
 会場を借りるためには基本的にお金がかかります、金額に合わせてイベントの参加費を決めます。基本的な決め方は「将来の想定人数」で「会場利用費」を割って、おつりが無いように切り上げます。なるべく持ち出しがないように設定しましょう。参加費の値下げは簡単ですが値上げは難しいものです、たったの100円なのにね。
 「ばんぷち」の場合は3,000円÷20名=150円で、切り上げて200円という計算で決めました。実は現在は夜間会場を取得していないのでもうちょっと経費は安くなっているのですが、やっぱり100円は割らないので200円です。参加費は後から変えない方がいいのでそのままにしています。


「2.宣伝する」
 コンベンションがあると言うことを誰も知らないのでは、参加者は集まりません。いつ開催するのか、どういった人に来て欲しいのかを、参加してくれそうな人に届くように拡散していく必要があります。

◆最も有効なのはweb告知
 「公式サイト」を整備して開催情報を公開します。当日のGM状況を書き込めるようにすれば、さらに参加しやすくなります。ブログ形式は手間が無くていいです、GMも事前に卓紹介のレスを付けられます。
 「情報サイト」に登録して、コンベンションを宣伝してもらうと、より検索されやすくなるのでそちらも重要です。

◆普段と違う相にアプローチしたい場合はチラシ
 チラシを店舗や、他のイベントなんかに置かせてもらうと、ネットでTRPGコンベンションを探している人とは違う人に情報が届きます。ただ、効果が薄く予算も手間もかかるので、普段はやらなくていいと思います。

◆口コミは強い
 「友達を連れてきました」これは最強です、確実に一人捕まります。運営側ももどんどん知り合いを引き込みましょう。ポイントは運営側が知合いを呼ぶ場合も、他の参加者と同列に扱うことです。

◆定期開催はそれ自体が宣伝
 開催日が「毎月第2日曜」のように決まっていれば、日程を決める手間も無いですし、参加者もその日にやっていると覚えてくれます。


「3.実際に遊ぶ」
あとは、集まった遊ぶだけ。なのですが、気を遣うこともいくつかあるので乗っけておきます。

◆GMレクチャー
 開始の15分前くらいにGMに集まってもらって、GMがするべきことをレクチャーします。GMもいわば半スタッフとして動いてもらいます。GMがするべきことは「自己紹介」「卓の管理(お昼休み、適宜休憩を取る、会場のルール違反をしていないかのチェック)」「参加料金※(とアンケート)の回収」です。トラブルが起こった場合は主催に伝えるようにということも。
 ※名札等を配って支払いを確認できるようにしていれば参加料金徴収は受付時に済ませてしまう方法もオススメです。

◆開会式
 挨拶はそこそこに、会場利用ルールの周知とGMさんに自己紹介をしてもらいます。GM紹介は「GM名」「システム名」「システム/シナリオの概要」「人数」「レギュレーション」を語ってもらいます。一人当たり1分~1分30秒くらいで、必要ならストップウォッチで計って強制終了でもいいでしょう。

◆卓分け
 コンベンションごとに適切な方法を決めるべきですが、話し合いだけはやめましょう、絶対に決まりません。ばんぷちでは5~10分ほどの「卓分け休憩」を取って、質問時間にしてもらっています。休憩時間終了時に参加希望卓に分かれてもらって決めます。手順は、

1.人数を満たした卓は着席
2.オーバーした卓は公正な方法で入れない人を決める
3.あぶれた人、決まらない人を前に集めて、人数の足りない卓に振り分ける

 決まればスタートです、運営側はここで人数調整に入ります。運営スタッフが数回に一度希望する卓に入れるような仕組みがあれば運営側のモチベーションが高まります。

■閉会式
 各卓が終了していなくても、すぱっと時間通りに閉会式に入ります。会場を借りている時間は絶対厳守なので強制終了します。ばんぷちの場合は、16:30くらいにアンケートを配ることで「巻き」の合図にしています。次回が決まっていれば次回の日程を、そして、他のコンベンションの宣伝もしてもらいましょう。


「ex.ごはんに行く」
 セッションだけで終わるのはもったいないので、希望するメンバーを集めてご飯に行きましょう。その日のセッションのことを振り返ったり、TRPGの話で盛り上がるのはとても楽しいものです。
 借りている会場で飲食が可能であれば、簡単な懇親会を開くというのもオススメです。お店に行くわけでも無いのでかなり参加しやすくなります。


かなり前に書いたものの修正版になります、ちょっと読みづらいかも知れませんが何かの参考になれば幸いです。

ログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会 イベント内容

2014年05月18日 | RPG
ログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会

◆イベント概要
・日程 6月29日(日曜日)
・時間 13:15会場 13:30開会 18:00セッション終了・お茶会開始
・会場 新潟市北区 豊栄地区公民館 大講堂(JR豊栄駅から徒歩12分)
・参加費 300円(お茶会参加者は+300円)
・主催 佐藤(Twitter:@fukuro10、メール:satotrpg1156◎gmail.com)
・参加申込 予約制(定員はGM人数で決定)不足・キャンセルは当日受付有

◆予約について
「【6/29】ログホラ参加申し込み」とタイトルに記入しsatotrpg1156◎gmail.com(◎は@に入れ替えてください)までメールを送信してください。毎週抽選を行ない、当選者にはメールの返信でお知らせします。
(1)氏名、もしくはハンドル(必要であればTwitterアカウント)
(2)ログ・ホライズンについて(ビギナー・ライト・ヘビー・コアから選択)
(3)TRPGについて(ビギナー・ライト・ヘビー・コアから選択)
(4)通常参加 or ゲームマスター参加
(5)連絡用メールアドレス
(6)その他
※(1)~(4)は当日の名札に記載されます。

◆イベント参加に当たって
・ゆるっと集まってログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会です、ゲームマスターさんの参加も募集しております。人数によっては自分の卓が立たない可能性もありますのでご了承ください。

・このイベントは「ログホラは詳しいけど、TRPGは遊んだことがない」「TRPGはよく遊ぶけどログホラは知らない」「両方とも詳しい」「両方とも始めて」と言った様々な参加者が集まります。知識差やネタバレなんかに気をつけながら遊んでいただければと思います。

・TRPGはみんなで「楽しい」を持ち寄る遊びです、お互いに楽しい一日を作れるようにしましょう。

・今回使用する公共施設は他の利用者さんもいますので、マナーを守ってお互いに気持ちよく使えるようにしましょう。

・終了後に参加者が交流できるお茶会を設けております、お時間ある方はゆっくりお話ししましょう。お菓子の持ち込みも歓迎です。

◆会場について
新潟市北区・豊栄地区公民館・大講堂
【最寄り】
JR白新線:豊栄駅から徒歩12分
新々バイパス:競馬場IC・豊栄IC
日本海東北自動車道:豊栄新潟東港IC

【6月29日(日)】ログホラTRPG会・GM募集要項です。

2014年05月09日 | RPG
 6月29日(日)の午後に新潟市豊栄地区公民館でログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会を開催する予定です。コンベンションとオープン例会の中間くらいの予約優先+当日枠のイベントになります。ログホラを知らない方とも遊べるGMさんを募集しています(シナリオはサンプルでOKです)。

 午後から半日でゆるっと遊んでさらっと帰るイベントです、希望者はちょっと残っていろいろ喋りましょう。そんな感じ。

 現在2名のGMがおります、私もサンプルシナリオを削って使おうと思います。またスタッフのいないコンベンションと言う形になるので、GMさんには休憩や施設利用方法の確認などのちょっとしたテーブル管理の業務もお願いします。

■イベント概要
 ◆日時:26年6月29日(日) 13:30~17:30 アフターお茶会あり
 ◆会場:新潟市北区 豊栄地区公民館・大講堂(JR豊栄駅から徒歩10分、駐車場有り)
 ◆参加費:300円(お茶会300円)
 ◆予約:予約制(5月31日9時から予約受け付け開始、先着順)、不足・キャンセル分は当日枠あり
 ◆参加可能人数:GMが決定し次第(目標は20名)
 ◆特記:原作を知らない方でも楽しく遊べるようになっています(してください)

■GM募集に当たってお願いしたいこと
 ◆1:サンプルシナリオを規定の時間内に回しきれる方(もちろん削ったり自作でもOK)
 ◆2:ログ・ホライズン原作を知らない方とでも楽しく遊べる方(むしろ知らなくてもOK)
 ◆3:準スタッフとしてお昼休みや施設利用法などでテーブル参加者を管理できる方
 ◆お願い:GMするときは知り合いと知らない人とでお喋りする量が同じくらいになるように心がけてください。

■連絡先
 ◆Twitter:「@fukuro10」へリプライを飛ばしてください
 ◆mixi:私を補足している方はメッセージください、この日記へのレスでも
 ◆メール:「fukuro1156@gmail.com」までお願いします

都合がついて、GMにチャレンジしてみたい方はこの機会に一緒に遊びましょう。よろしくお願いします。

企画書 6/29(日) ログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会

2014年05月09日 | RPG
企画書「ログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会」

■位置づけ
コンベンションとオープン例会の間くらい「ログ・ホライズンTRPGを遊ぶ会」

■日時:26年6月29日(日) 13:30~17:30 アフターお茶会あり
■会場:新潟市北区 豊栄地区公民館 大講堂
■参加費:300円(お茶会300円)
■予約:予約制(5月31日9時から予約受け付け開始、先着順)+不足とキャンセル分だけ当日枠有り
■参加可能人数:GMが決定し次第(目標は20名)

■特記:原作を知らない方でも楽しく遊べるようになっています

■コンセプト(テストケース)
□ログ・ホライズンによる新規参入者の掘り起こし
□豊栄でのコンベンション開催で、北区・新発田のプレイヤーの掘り起こし
□午後から半日の短時間コンベンションの需要の確認

■GM募集
◆範囲:内外から広く募集をかける
◆要件1:公式シナリオを規定の時間内に回しきれる方(もちろん自作でもOK)
◆要件2:ログ・ホライズン原作を知らない方とでも楽しく遊べる方
◆要件3:純スタッフとしてお昼休みや施設利用法などでテーブル参加者を管理できる方
◆お願い:GMするときはサークルメンバーと外部参加者とでお喋りする量が同じくらいになるように心がけてください。

■広報
◆外部向け
・Twitter(GM募集も含め)
・チラシ50部(コメリ書房新発田店、聖籠宮脇書店、新発田TOY BOX)

◆内部向け
・イベント参加要請
・GM協力要請
・会場シェアの提案(パーティションで仕切る)
→これらを直接の声かけで

■準備するもの
・名札(参加者全員分)、シール(お茶会参加者分)、名札用サインペン
・貸出用の筆記用具・ダイス
・コンベンションに始めて参加する人のためのペーパー
・アンケート(やって欲しいゲーム、豊栄の位置は、利用料金について)
・お茶会のお茶とお菓子(200円)
・予約受付用のメールアドレス

あと、なんかあるかな?

【2/9(日)】メタリックガーディアンオンラインセッション募集要項

2014年02月03日 | RPG
メタリックガーディアンのオンセの参加者募集です。要項は以下のようになっておりますので、よろしくお願いします。あと1名の参加をお待ちしております。

▼要項
GM:S-N曲線さん(@ilovedx3)
募集人数:4名(残り1名)
開催日時:2月9日(日曜日)10時開始、18時終了予定
形式:音声チャットを使用したオンラインセッション(Skype+どどんとふ)
レギュレーション:初期作成、基本・上級・GF誌掲載データ全て使用可能


▼今回予告&ハンドアウト
昔。
ある研究者は浪漫のために。
ある研究者は勝利のために。
それぞれの目的のために月に焦がれた者たちがいた。

今。
地球に暮らす若者がいる。
月に生きる若者がいる。
彼らの出会うときは近づいている。

全てはこの夜。月明かりに照らされたこの町で。

メタリックガーディアン「Return to the MOON」

鉄の腕で、闇を砕け。

   = = = =

■PC1用ハンドアウト
 みんなが寝静まった夜、窓から空をみていた君は、山のほうに向かって落ちる流星を見た。それにどこかざわつくものを感じた君は、部屋を抜け出し、その流星を見に行くことを決める。それが君自身の運命を導くとは、露とも思わずに。

・コネクション:PC2  ・関係:指定なし(できるだけポジティブな方向で!)
・コンストラクション:スーパー、オーバーロード
・カヴァー:高校生(リンケージとして覚醒していない状態からの開始となります)


■PC2用ハンドアウト
 君の両親はは月遺跡の発掘・調査を行う研究チームのリーダーだった。居住に適さない月の大地ゆえに、君は学校などには行く機会もなかったが、両親や研究員たちからいいろいろなことを教わることができた。…あの日、ディスティニーの襲撃があるまでは。

・コネクション:"教授(ドクトル)N" ・関係:仇敵
・コンストラクション:カバリエ、ストライカー、ディザスター、[スーパー、オーバーロード]
・カヴァー:高校生(ぐらいの少年少女)


■PC3用ハンドアウト
 君はフォーチュン支部長だ。ある日、君の守る街にディスティニーが襲撃してきた。いつも通り出撃した君たちだったが、敵の動きが普段と違っている。恒例の基地や市街を狙った散発的な襲撃ではなく、中心部から外れた山間部を押さえようとしているようだが…?

・コネクション:ディスティニー ・関係:仇敵
・コンストラクション:エンタープライス、ベテラン、ライトニング、[カバリエ、ストライカー、ディザスター]
・カヴァー:指定なし


■PC4用ハンドアウト
 君はフォーチュンの隊員だ。君の大切な人々の命を守るため、ガーディアン(応相談)を駆り、ラーフ帝国のテロリストたちと日夜戦いを繰り広げている。今回もいつも通りの出撃だったはずだが、君のガーディアンのカメラアイが捉えたのは、君の(親友・思い人・妹弟ほか)であるPC1だった。

・コネクション:PC1 ・関係:任意
・コンストラクション:PC1~3が選ばなかったもの(スーパー、オーバーロード以外)
・カヴァー:指定なし

   = = = =

PC間コネクション
PC1←PC2←PC3←PC4←PC1

*初期作成でお願いします
*[]内のクラスは、ハンドアウト番号が若いPCが選ばなかったときに選択可能です。
*PC間コネクションが公式シナリオと逆です。矢印の向きにご注意ください。
*今回のシナリオではユニオンの使用をお控えいただきたく思います。

「初心者対応について」のあれこれ(T系ウェブラジオ)

2014年01月18日 | RPG
先日やったT系ウェブラジオの「初心者対応について」の原稿まる上げー。
当日コメントで教えてもらったことが反映されてないのと、この原稿自体が突貫工事だったので不足があるかも。まー、こんなことを考えながらGMしてます。

(1)はじめに「初心者なる者は存在しない」

とても重要なことで、初心者対応で要求されるのは「初心者への対応」という画一のものではなく、いつもプレイヤーにやっている「相手が何をしたいのか」をくみ取ることで、初心者だからどうのと言うことはなかったりします。

 初心者対応→相手に合わせた対応+α

Ex1.システム選び

 あなたの得意なゲームです。十分にルールを把握していて、迷わず自信と余裕を持ってマスタリングできるものです。

Ex2.シナリオ作成

 いつもより時間がかかると想定して、短めにするとよいです。あと、多くの初心者さんはTRPGのプレイ時間は長いと感じるので、ほどほど短めなシナリオほどよいでしょう。そして、適宜休憩のタイミングを取りましょう(少なくとも1時間に1回)。
 そして、ルールを確認できるチュートリアルにあたる部分を設けましょう。

Ex3.テーブル配置

 初心者はGMの右隣。初心者の人数が多い場合にはベテラン(きちんとGMの意図の範囲内でサポートができる)を真ん中に配置して、全体がフォローできるようにします。


(2)スタートアップ「楽しもう、を引き出すために」

a.第一印象「信用してもらう」

 挨拶、笑顔、清潔な身なり、はきはき喋る、自身を持つ。それから自己紹介。初心者はとにかく不安なので、この不安を払拭する必要があります。セッション開始前に卓参加者全員の自己紹介は必須です。1日をずっと過ごす相手なので人となりを知ることはとても大事です。

b.開始前の雑談「リサーチ及び卓の温度を上げる」

 雑談をしながら、相手の好きな作品やキャラクターについて聞き出します。また、それを「イイネ」といったり「教えて」と言ったり。それをシステムに落とし込めるか話しながら、このメンバーで今日は楽しく遊ぶぞという雰囲気を作っていきます。セッション開始前にいかに卓参加者が「友達」になるかで、ゲームの進行のしやすさは大きく変わってきます。

c.習熟度のチェック「TRPGって知ってる?/このゲームについて知ってる?/何で知った?」

適宜説明を挟みます。
・TRPGについての説明は、今日やる遊び方を中心に
・システムの説明はワールドとPCの立ち位置について手短に、システムに関しては説明しない

※といっても、いつもコンベンションなんかでマスターするときは初心者相手でなくても皆さんやってると思います。


(3)キャラクター作成「イメージを固めること」

キャラクター作成のポイントは、きちんと自分がどんなキャラクターなのかイメージを固めることにあります。サンプルキャラクターのイラストやどんなことができるのか、参加者のやりたいと思っていたキャラクター像とどこが合致するのか。

そして、ライフパスをロールしながらその結果を一緒に膨らませていきます(ライフパス等がないゲームならまたそれなりのやり方はあります)。この手順で、自分のキャラクターに愛着を持ってもらいます。


(4)ゲーム開始「チュートリアル!」

初心者にだらだらルールの説明をしたり、読んでおいてくれと言って長文のリファレンスを渡したりすることはとてもオススメできません。だいたいはプレイしながらでないと覚えません。

 なので、ルールの確認ができるようなイベントを起こしていきます。詳しくは「チュートリアル山賊団」を検索するといいです。実際にプレイしながらルールを覚えていきましょう。分からなくなるたびのフォローもね。


(5)プレイ中のフォロー「やりたいことをルールに落とす」

ルールになれていないうちは、自分のやりたいことをルール的にどう再現すればいいのか、どう宣言すればいいのか、と言うことがやりづらいです。
GMはできるだけ丁寧に状況を描写して、やりたいことを引き出して、GM側でシステムに落とし込むといいです。もしくは、明らかにやるべきことに気づけるように、わかりやすく説明するか、できることを提示してしまいます。

「自由こそTRPGだ」といって放置してもおそらく楽しみは与えられません、何をすればいいのか、何ができるのか、わかりやすく伝えていくと快適にプレイできると思います(アルシャードセイヴァーの「グランドクエスト」と「クエスト」はこの点でかなり優秀なシステムです)。

Ex4.ブレイクスルー等のちょいとめんどくさいデータについて

こればっかりは難しいので、使うタイミングを指示しましょう「ここでAボタン」というヤツです。次回からはうまく使ってくれるはずです。


(6)さいごに「相手にあわせた対応を」

初心者だからと言って特別なことをするわけではなく、いつも初対面のプレイヤーと遊ぶときと同じことを、もう少しだけ丁寧にやればいいだけです。

それから、あくまで「TRPG初心者」に対応するまでがGMの仕事です。「コミュニケーション自体の初心者」まではあなたの仕事ではありません。話しづらそうにしていたら適宜ふってあげるのは重要ですが、そもそも遊びに参加する気が無いようであればGMの仕事の範疇ではありません。


※この初心者対応の話題の起点となったコピペ改変はあの通りやらない方がいいです。

11/3『初ゲームマスター支援セッション』の簡単なまとめ

2013年11月04日 | RPG
11/3に行われた『初ゲームマスター支援セッションhttp://bancon.blog98.fc2.com/blog-entry-133.html』の簡単なまとめです。

今回の試みは、準備時間の短さとノウハウが全くなかったことでかなり不安な状態から始まりました。

・初GMを行いたいと考えている方のニーズに合っているのか
・協力してくれるPL参加者がそもそも集まるのか
・2時間を2本連続行うことの効果はあるのか
・そも、参加者は楽しんで帰れるのか

など、いろいろ前日まで、というか当日朝まで悩んでいました。そして、実際コンベンションの日を迎えて、実践することで、反省することと得られることがありました。

・初GMを行いたいと考えている方のニーズに合っているのか
 ニーズと言うほど明確な考えではなく「なんとなくGMしてみたい」と言う方もいて、私たち世代ほどGMをやるのに覚悟とか高い心理的ハードルを感じたりとかはしないようでした。若い人すごい。
 なので、自分が簡単で楽しいなと思うショートシナリオ(それも初GM用に特化しなくてもよい)を作りさえすれば、初GMさんでもそのシナリオをするっと回してくれる印象がありました。もちろんGM希望の方がゲームをすることや物語を作っていくことへの下地があったことにも起因しますが。
 システムに関しては、アンケートの結果で「次に同じ企画を他のシステムで」という希望もあった一報、当日は、「システムにこだわらず、とりあえずGMしてみたい」という方がいて、これは私の当初の予想と真逆の結果になりました。私はやりたいシステムがあるからGMをやる物だと考えていたのですが、確かに自分も始めた頃はGMやることが先にあって、そこでシステムを何にするかと言う形で考えていたことを思い出しました。

・協力してくれるPL参加者がそもそも集まるのか
 1ヶ月前ギリギリの告知でどうなるかと思ったのですが、はむさんの声かけで人数は充足し、また、それ以外にも参加者が集まってもらえて(特にGM希望者はサークル外のメンバーでした)、4卓全卓立卓という、素晴らしい結果になりました。
 そして、男子も来てくれたのでうれしい限りです。男子を増やさねばマズイ……

・2時間を2本連続で行うことの効果はあるのか
 これも当初は疑問視していました、一回のセッション時間が短くなることでGMへの負担が増えないか、できることが少なくなってしまわないか、疑問ばかりが先行していましたが実際にやってみると良い効果もありました。
 私のアルシャード卓では当初、GMはルールブックを読んだことがある人という条件で募集しましたが、実際に来たのは全くのルール未経験者でした。しかし、シナリオの内容がほぼチュートリアルだったので、1回目のセッションでルールインストができ2回目へつなげることができました。
 他の卓では、アリアンロッド2Eは高難易度だったらしく一回目で全滅し二回目はどうやったら勝てるのか考え名がらプレイするコンティニュー、ソードワールド2.0はデトックス、1回目のセッションで毒を吐き尽くし2回目の初GMさんのセッションではキレイな自分でプレイできたそうですw

・そも、参加者は楽しんで帰れるのか
 とにかく、集まってみんなでおしゃべりして楽しい、という下地。どんなセッションでも大事な「場を暖める」という手順を踏んでおけば何とかなると言うのが実際だったのと、それから私たちが考えているよりずっと参加者さんと初GMさんのセルフモチベーションというか自力で楽しもうと思う力というかがとても高い、実際、結構気合い入れないと参加できないイベントだったかも知れないからそれなりの楽しむ覚悟を持ってきてくれたのかも知れません。
 楽しい空気さえ作ってしまえば何となく楽しんでいってもらえる、これでいいのかも知れない。

・そして自分自身の感想と反省
 シナリオ短すぎた、GMに依存する部分をほぼ0、あっても余分な演出程度で構築したので、ただ読み上げるだけ(戦闘処理もあるけど)だと1時間ほどで本当に終わってしまった。もうちょっと手探りになるかと思ったのですが、案外あっさり処理してしまいました。1回目でインストが完了していたことの大きさもあるかな。
 そしてアフターケア、時間が結構余ったのでもうちょっと雑談とかしてもよかった。実際、終わったらぐったりだったのと、口内炎が痛くてあんまりしゃべれなかった。次はそこまで考えて準備したいですね。

・全体として
 アンケートの感触を含め、今回は「成功」だっとと言えます。実際、初GMどころかサークルの新メンバーまで発掘できたのですw そして得られる物は大きかった。全く新しい試みに不安はつきものですが、終われば大きな経験になります。今回得たノウハウはまとめて公開したいとも、で、他のイベントやサークルなんかではどういうやり方をしてるのか情報交換していきたいです。

 次回は冒企ゲー中心になるのかな?はむさんの企画が楽しみです。そして、成功事例が広まれば次回参加者の心理ハードルも下がるので、軌道に乗っていくかも知れません。「GMをやってみたい人がとりあえずやってみる」大事なことでした。私はいろいろ反発する側でしたが、やってみたらこの結果、私の杞憂のほうが多かったような気もします。とにかくやってよかった!

 次回は何のシステムにしましょう?

メタリックガーディアンキャンペーン要領

2013年05月11日 | RPG
メタリックガーディアンキャンペーン要領
※オフセでやることになったのでmixiに移行します※

■募集人数:4名
■開催日時:毎月第4土曜 10:00-18:00
■セッション回数:全4回(予定)
■キャラクター作成:3レベル(初期作成0経験点)
■キャンペーン予告
 イヅモ自治区の南洋に存在する特別自治区「スバル」。ここはイヅモと同様ALTEMAに関する遺跡が多く存在する。この地では、より特殊なALTEMAであるALTEMA結晶断片(通称AL-Shard)が発見されており、研究が行われている。
 このスバル自治区に隣接する大陸沿岸に存在する国家「モルダバキア共和国」は先の第二次大戦でコロニーのミラー落下による広域被害を被っており経済的に逼迫していた。限界に達した政府機能に代わり軍事政権が樹立、隣国スバル自治区への侵略戦争が開始される。十分な兵器を持たないモルダバキア軍に対し、ラーフ帝国が協力を申し出る。ラーフ帝国の目的はスバル自治区のALTEMA採掘権にあり、利害が一致した両国はスバル自治区へと攻撃を開始する。
 電撃的な侵攻は、スバル自治区の平和を一瞬で塗り替えた。アビスステルスを利用したモルダバキア-ラーフ連合軍はそのアビテク改修された兵力と、フォートレス級超巨大ガーディアン「ワルプルギス」を中心とした奈落獣の勢力により短時間で首都アルキオネを制圧、スバル軍は中枢を失いマイア島へと撤退を余儀なくされる。さほどの時間をおかず、スバルの本島領土は全てモルダバキアによって占領された。
 幾度かの協議を経て、連邦政府はスバル特別区への連邦軍の派遣を可決する。マイア島に合流した勢力は首都奪還のためのキャンペーンを開始する。

■キャンペーンハンドアウト
「PC1:普通の高校生」コンストラクション:スーパー
コネクション:アザレア(関係:幼子)
 キミはスバル自治区首都アルキオネの高校に通う一般生徒だ。幼いころに両親と死別し、祖父と生活している。両親の形見はただ一つ、手に収まる程度の水晶の欠片だ。あなたの平和はモルダバキアの侵攻で失われてしまう。戦火の中キミの元に舞い降りたのは1機のガーディアンであった、そのコクピットに収まっていた少女アザレア、彼女を救うためにそのガーディアンへと乗り込む。
※ガーディアンの設定はキャンペーンと密接に関わるためGMからガーディアンに設定が付加されることがあります。

「PC2:スバル自治区正規軍のリンケージ」
コネクション:アザレア(関係:ビジネス)
 キミはスバル自治区正規軍の若きリンケージで階級は少尉だ。キミはその中でも発掘兵器を試験するテストパイロット部隊に所属している。発掘ガーディアンの試験のために首都近辺の訓練施設を利用していたところモルダバキア軍の攻撃が始まり、直近の君たちの部隊も対処に当たる。その戦闘の中、キミの部下で発掘機のテストパイロットであるアザレアが敵部隊に撃墜されてしまう。

「PC3:フォーチュンからのオブザーバー」
コネクション:ヴィジランテ(関係:仇敵)
 キミはフォーチュンからPC2の部隊にALTEMA技術運用のオブザーバーとして参加しているリンケージである。本来の任務は彼らへの技術支援と教導であったが、モルダバキア侵攻によってその任務は変更される。アビテクを利用するラーフ帝国の支援がある以上、フォーチュンは彼らと戦わざるを得ない。キミの任務はモルダバキア軍との戦いへと変更される。侵攻する敵軍の中にはあなたの仇敵ヴィジランテの乗機、降魔爆装アインハンダー姿があった。

「PC4:自由(特に考えてなければ連邦軍からの出向)」
コネクション:ヴィトルト・ヴァインベルグ中佐(関係:好敵手)
 キミはベテランのリンケージだ。過去に参加した戦争でラーフ帝国の指揮官ヴァインベルグ率いるガーディアン部隊とは何度か交戦した。アビテクによる精神汚染が蔓延するラーフ軍の中で、彼の部隊だけは高潔さを保ち続けていた。あなたはヴァインベルグとの最後の交戦で彼を撃墜、その片脚を奪った。そしてキミもまた深い傷を負うこととなった。そして、リンケージとして戦い続けるあなたの前に首都攻撃部隊の指揮官としてヴァインベルグが再び立ちはだかる。

■短時間セッションのための特別ルール
「戦闘の回数」
 1セッション1マップとして、戦闘中にイベントを差し挟みながらセッションを進めていく。

「ミドル展開とインターミッション」
 ミドルフェイズは短く抑え、マップ表示後のイベントを中心に進めていきます。また、セッションとセッションの間にインターミッションとして、掲示板セッション(ブログのレスを利用)を行い、情報の提供や会話などを行う予定です。

「アフタープレイでの回復」
・加護の回復
 1セッションで回復できる加護は1つだけとする。ただし、クライマックスフェイズのあるセッションでは全ての加護が回復する。

・シナリオn回の特技の回復
 1回目を使用したセッションの、翌々セッションアフタープレイで使用回数が全て回復する。ただし、クライマックスフェイズのあるセッションでは通常通り回復する。

・FP、HP、EN、弾薬、常備化したアイテム(及び装備の使用回数)
 補給が可能かどうかはシナリオもしくはセッションの結果によって決定される。GMが補給可能とした場合、これらは回復する。

■リビルド
 当キャンペーンは、キャラクターのイメージを損ねない範囲で(もしくは乗り換えの演出などで意図的に変更するために)キャラクターのリビルドを可能とする。ただし、リビルドはセッション前日までにデータを準備しGMに申告すること。
 また、リビルドには制限があり、上記特別ルールによりセッションを終えても使用回数が回復していない要素を変更するようなリビルドは行ってはならないものとする。