WOWOWで「准教授・高槻彰良の推察 シーズン2」放送開始前のスペシャル対談が
10分間2回にわたって放送されました。
もう、シーズン2の1話を無料放送でご覧になった方も、いらっしゃるかと思います。
今回は、放送前スペシャル対談の パート1を 記載させていただきたいと思います。
内容はシーズン1についての裏話的なものとなっておりますので
まだ余韻の冷めない方への燃料として、いかがでしょうか。
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高槻彰良を演じさせていただきました、伊野尾慧です。
深町尚哉を演じさせていただきました、神宮寺勇太です。
皆さん、准教授・高槻彰良の推察シーズン1は楽しんでいただけましたでしょうか。
はい、シーズン2に入る前に僕たち二人でシーズン1の振り返りをしながら、このドラマを熱く語ってみたいと思います。
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青い提灯の祭りから始まる、シーズン1の高槻との出会いをおさらいする映像
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准教授・高槻彰良の推察シーズン1を振り返って
シーズン1は、やはりこの一話完結で、こう物語が進んでいくじゃない。
はい。
もちろん、こう怪異がベースでストーリーがあるんだけれども、そこになにか人間の悪意だったりとかいろんな思いで演出してたりとかするんだけど、それを1話から7話までやったのにも関わらず、8話で本当のこのファンタジーみたいな怪異が出てくるっていうのが凄い面白いなと思いましたし、あとこう1話完結なんだけれども全体を通してちゃんと尚哉の物語があって・・・
そうですね。
尚哉のストーリーだったり、先生のストーリーも少しずつ背景が変わってくる。
確かに。
確かに自分で見てても楽しいなって
そうですよね。やっぱりいろんな展開があるので、見ていてやっぱり僕も自分で撮ったのにも関わらず「あ、こうなってるんだ。」って新たな発見があったりとか。
高槻彰良について
やっぱりこう、1話の台本読んだ時に感じたのが「先生一人で喋ってることが多いな。」っていうのが・・・思って、淡々とこう喋ってるだけじゃ見てる人だったりとか聞いてる人とかって、ね、聞けたもんじゃない長い話しって、意外と。
だからその話を「いかに楽しく聞かせるのか」「どれだけ心地よく聞かせるのか」っていうのは、ちょっと意識してちょっとその辺りの工夫はしなきゃなぁっていうのは心がけて、台本読んだりとか現場に入っても考えてましたね。
だからこぅ謎解きのシーンって言うのは、このぅ研究室とかでもそうだけども、やっぱりなんかこぅ動きだったりとか、なんかものはいろいろ使えたらいいなぁっていうのは、思ってたりとかして。
監督さんもよく、たぶん伊野尾くんに仰ってたと思うんですけど、声が凄い心地良い声で、たぶんこのドラマって結構たぶん声が凄い重要になってくるじゃないですか
あぁ~、そうね。
嘘で歪む声だったりとか。たぶん僕は高槻先生のなんとなくたぶん声とか、そういう先生の雰囲気に少しずつ惹かれたのかなぁって、僕は勝手に思ってて。
原作読んでたときに、1話の最初にまぁ容姿のことも書かれてるんだけども、それ以上に「尚哉は先生の声を聴いてなんとなくこの人いい人かなぁ。」って思ったっていうふうに思うと、先生の声ってやっぱり温かみのあるっていうかどっか優しさのある声なのかなって、ちょっとそのへんは自分なりに意識して演じたかも知れませんね。
深町尚哉について
最初聞いたとき「ヤバいな」って思いました。
なんで。
いやだって「嘘が聞こえる人間」なんて、僕出会ったことがないので
あぁ~、そうねぇ。
あとやっぱりモデルになった人、原作の中でしかないですし。どうやって演じるかって、凄い迷ったんですけど。監督だったりプロデューサーさんと相談して、徐々にできて過程みたいのがおもしろかったです。
こういう役をこれから演じることって、なかなかないと思うんで自分も凄い良い経験になったなぁって思いました。
そうだよね、嘘が判るっていうのは日常生活で我々が知ることができないこぅ人間の感覚だから、そこを想像して演じるってのは本当に難しいことだと思うし。
こう改めて私生活で、もし尚哉だったらどういう反応するんだってのは、凄い気になりましたね。
あと、モノローグをやっぱり・・・
やらせていただきました。
ね。
しっかり読ませていただきました。
言うじゃない。あの尚哉の声が凄い良くてグッと物語に引き込まれていくというか、こう1話の冒頭なんかって言うのは、本当に尚哉の孤独を感じさせるような声で・・・。(その様子が流れる)いいなぁって思いました。
ありがとうございます。本当に嬉しいです、メチャクチャ。褒められると、声は。
(うんうん)本当に照れてるじゃないですか。
いやぁぁぁ。嬉しいですね、やっぱり。
印象的なシーン
尚哉が、嘘が判る能力があるじゃない。その嘘の演出が凄い印象的だよね。
そうです。それお話してましたよね。
声が歪むっていうのがさ、尚哉にしか判らない能力だけどそれを視聴者の皆さんにも伝わるようなあのちょっと不気味な音。
(遠山さんの嘘コンボシーン登場)
あれは印象的だなぁと思いました。
あとやっぱその時の先生の顔っていうのを、僕一回も現場で見れてないんですよ。こうやって(顔を背けている)るんで、後ろで先生が優しく見守ってらっしゃるのが、オンエアで見て分かりました。
チラチラ見る。チラッチラッ チラッチラッ 尚哉の方見てるなと思って。
あの顔してるとは思わなかったんですけど、凄いチラチラ見てる。
WOWOW版でもチラチラ見ますね。
あ~見てるんですね。
演じてて楽しかったのは、やっぱ7話の最後のシーン。それこそこの教室(研究室)で、先生が背中の羽の傷を尚哉に見せるところはやってて凄い楽しかったです。
あの時初めて僕が(背中の傷を)見るってことですもんね。
やっぱ高槻先生って少し年も上で先生だから、そこまで感情的になる部分がシーズン1では少なかったんだけども、あそこでは少し感情的な部分、尚哉だからこそ見せるっていうところが演じてて凄い楽しかった。
あそこからメチャクチャグッと縮まりましたもんね、(先生と尚哉の)距離感が。
あれがあるからの8話だからね。
あ~、そうですね。(手つなぎシーン)
手つなぎ8話とか・・・ず~っと、手ぇつないでたもん。コイツ足速ぇぇんだよ。
へへへ。それメチャメチャ言う。すいません。
ホントに。
それほんとにすいません。
いや、それは俺が悪いのよ。
言いたくなかったけど、本番前に「神宮寺くん、ちょっと足ゆっくりできないかって。」
小声でもぅ相談みたいな感じで。
「もちろんです、もちろんですぅ。」って。
ちょっと緩めてもらって。
裏話ですね、完全に。
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さぁ、まだまだ話したい事沢山あるんですけども、時間が来たということで。
はい。
ここまで。
WOWOW×東海テレビ共同制作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察シーズン2は
10月10日(日)夜11時放送です。
ぜひ、見てね~。
いかがでしたでしょうか。対談の書きおこしと言うのは、話し手の癖になる言葉やその方の持つ性質のようなものが出てきて面白いですね。
伊野尾くんは、口頭で状況を相手に説明しようとする気持ちが強い(理論的)な方のようで
それが溢れすぎると「こぅ」という言葉が頻繁に登場するようです。
神宮寺くんをドラマでうまくリードしてあげたいという気持ちが感じられ、意外と兄貴っぽい一面もあるみたいですね。(前面ではなく、一面であります。広範囲の人に沢山の興味はないというか。エロで人見知りを回避するというか。)
それに対して、神宮寺くんは「凄い」またはそれに類似した意味の単語が重複して出ており、このドラマの出演に大きな刺激を受けていることが伝わってきます。