それは、日曜の夕方のことだった。
電話でご一報くださり、自宅まで袋満杯の茗荷を届けてくださった方がいらした。
毎年、盆過ぎ頃に茗荷をたくさんくださる方で
どうやら信州のあたりの地所を相続しておられるらしい。
敷地内に生えている茗荷をありがたくいただいている。
ある程度土を落として、綺麗にした茗荷をいただいているが←本当はこの作業が一番大変よ。
念を入れて(アスパラガスでいう袴のような部分に土が残りやすい)一度洗い
更にカットしてから、もう一度濯いでいる。
(実は、茗荷は中心部分から傷んでいくので外側が良くても、内側が食べられないものもあるのね。傷んでいた茗荷は、残念ながら廃棄。)
その間に鍋にお湯を沸かし、軽く茗荷を茹でる。
軽く冷ましてから水気をとり、梅酒やらっきょう漬けを作るようなガラス瓶に入れる。
甘めの二杯酢に漬けて、細切りの昆布も少々入れる。
冷蔵庫で2時間ほど放置。
茹でてあるので、既にこれで食べられる。
酢が利きすぎても食べにくい(年寄りはむせる)ので、茗荷をガラス瓶から取り出し
蓋つきの容器に入れて冷蔵庫で、保存。
酢は別の容器に移して「もずく酢」の調理に使う。
茹でてカサは減ったものの、なんせスーパーのビニール袋に一杯あったので
1.5リットルのガラス容器を2回転、つまりお仕事に4時間かかりましたです。
(下処理の時間を除く)
まぁ、手間は掛かるし調味料も使うけど、これが一番長期保存ができる。
しかも、生姜嫌いなオラでもまぁまぁ茗荷を食べられるという、お仕事なのです。
勿論、茗荷を届けてくださったご婦人には、その場でお礼の食料品をお渡ししていますが
できあがった茗荷漬けの一部は、いただいたお家に成果物として差し上げる所存。
まぁ、田舎プロレスとしては上等だと思います。
午後には、いただきものの栗をサツマイモとまぜて栗きんとんを作りました。
あ、ガラス瓶を洗ったらこんな時間ですか。
お疲れ様です。