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釈迦堂口の切通し

 『釈迦堂口の切通し』は、釈迦堂谷にある切通しであり、現在の「雪の下」、「浄明寺」地域と「大町」地域を結ぶ切通しとなります。「釈迦堂」の地名は、鎌倉幕府第3代執権である「北条泰時」が父・「北条義時」の追善のために1225年に「釈迦堂」を建てたことに由来しています。

 現在、「釈迦堂口の切通し」は崩落の危険があるため通行禁止となっていますので、どうしても通行したいという際には、自己責任となりますので、ご注意ください。


 「釈迦堂口の切通し」・・・この上は、「北条時政邸(名越邸)跡」となります。「唐糸やぐら」等やぐらも多くあります。

 


「切通し内部より望む」

 


「釈迦堂口の切通し」(大町側より見る)
上部にやぐらが見えます。



「やぐら」・・・ここにやぐらがあるということは。鎌倉時代には「やぐら」前辺りは、少なくとも削られてはいなかったということですかね。

 

 『釈迦堂口の切通し』は、訪れる人も少ない場所です。(・・・立ち入り禁止だから、当たり前か^^:)
 この洞門の規模の大きさは特筆するものがあり、思わず魅入ってしまいます。また、夏でもこの辺りは涼しく、ひんやりとしていたりと、自分のお気に入りの場所となり、近くを通る際には、つい寄ってしまいます。

 

 『釈迦堂口切通し』
 交通手段
 (1)バス
 「JR鎌倉駅東口」下車、5番乗場より、「鎌20 大塔宮」又は「鎌24 金沢八景」行きで、「岐れ路」下車・・・・後は徒歩の項目(②以降)を参照
 (2)徒歩・・・鎌倉駅から約30分位
 JR鎌倉駅東口から「鶴ヶ丘八幡宮」に向かいます。①「三の鳥居」前で左折し、バス通り(金沢街道)沿いに進みます。「岐れ路」の交差点を越えると、②「大御堂橋」の交差点を右折します。③「滑川」を越えたら左折します。④「釈迦堂口の切通し」の案内があります。

①「鶴ヶ丘八幡宮」の三の鳥居の所を右折します。



②金沢街道沿いに進み、「大御堂橋」の交差点を右折します。



③「滑川」を越えたら左折します。ちなみに右奥に見える石碑は「文覚上人屋敷跡」の碑です。




④「田楽辻子のみち」を通っていくと「案内」があります。


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 「光明寺」に向かう途中に、妙に行列が出来ている中華料理屋さんがあって、なんだろうと気にはなっていたのですが、その日は、そのまま光明寺に向かったものでした・・・。
 その後、数日後にも前を通りかかると、これまた行列・・・・。並んでいるお店を見ると無性に行きたくなるのですが、並びたくない^^:という困った性格^^:なため、その日も後ろ髪をひかれる思いで、その場を後にしました。
 しかし、先日、「和賀江島」に寄った帰りに店の前をに通ると、ちょうど開店ののれんを掛けているではないですか!そう時計を見ると、午前11時でした!
 ここでちょっと考えました・・・
①「今なら空いているぞ!」→②「しかし、朝御飯を9時過ぎに食べたばかりだ。」→③「どうりでお腹が空いていないわけだ!」

 という3段妄想活用の結果、ためらわずに店内に入ってしまいました。
 男には、どうしても行かないといけない時があるのです^^

 さて、店内の様子は、地元にある普通の中華料理屋さんそのもの。4人掛けのテーブル席×5のみの狭い店内。然るに店員さんは、元気な愛想の良いおばちゃん達が数人、そして初老の店の主人らしき方がいて、何だかとてもいい雰囲気でした。
 薊さんの名物は「サンマー麺」とのことで、早速それを注文。

 最初の客ということもあり、瞬く間に出てきました。


 「サンマー麺」・・・600円 表面張力を感じますね^^


 あっさり醤油ベースのスープに、もやし等の野菜たっぷりの塩味のあんかけがうまく絡み合い、とても美味しく頂いちゃいました^^
 正直、これで600円とは安いと思いました。ちなみに大盛りは50円増しだそうです。

 『薊』・・・普通の中華料理屋さんですね 


 場所は、「光明寺」に行く途中にあり、九品寺を過ぎたらすぐの所です。「光明寺」の行き方は「光明寺」の項目を参照してください。




 『薊』
 住所:鎌倉市材木座6-1-30
 電話:0467-22-6716
 営業時間:11:00~14:50、17:00~18:50
 休業日:金曜日

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光明寺

 光明寺は、浄土宗大本山のお寺で、創建が1243年になります。開基は北条経時(鎌倉幕府第4代執権)、開山は然阿良忠上人となります。 元々は、1240年に北条経時が佐助ヶ谷に建立した「蓮華寺」を移して「光明寺」となった説と、(大仏流)北条朝直が建立した「悟真寺」が、「蓮華寺」~「光明寺」となった説があります。
 ちなみに「新編鎌倉誌」によると、北条経時が霊夢を見て、「光明寺」と改称したとあります。一体どんな夢だったのでしょうかね?光り輝く夢だったのでしょうかね。
 光明寺は、材木座にあり駅からも離れているせいか、とても静かで落ち着いたお寺になります。「三尊五祖の石庭」の前の腰掛けに座って、佇んでみたら如何でしょうか^^


  「総門」

     

 

「山門」・・・20名以上のグループだと「山門」の見学もできるそうです。 いつか集合かけて行きたいものですな~^^



「山門の額」・・・1436年、後花園天皇より授かったご宸筆の額とのこと。 なお、山号でもある「天照山」は光明寺の背後の山の名称から来ています。
  


 「大殿」・・・本尊は阿弥陀三尊となります。「新編鎌倉誌」によると、阿弥陀如来像は「運慶」作とありますが、特にそのような説明書きはありませんでしたね。  



 「三尊五祖の石庭」  



動物霊堂もあるせいか猫も多いです。



 「記主庭園」・・・小堀遠州の作と云われています。  



「裏山(天照山)より望む」富士山もみえます・・よく見ると・・きっと^^:



  天照山には「北条経時公」の墓所があります。元々は笹目山麓(鎌倉税務署近く)に葬られたそうです。

 「北条経時公の墓」  



   北条経時(1224~1246)は、第3代執権「北条泰時」の嫡男「北条時氏」の長男にあたり、幼名は「藻上御前」と呼ばれ、第5代執権になる「北条時頼」の兄になります。泰時が死亡した時には、父・時氏は既に死亡していため、若干19歳という若さで第4代執権となります。在任中は、反得宗の動きを見せた第4代将軍「九条頼経」を廃し、第5代将軍「九条頼嗣」を擁立し、自身の妹である「檜皮姫(ひわだひめ)」を将軍御台所とし、政局の安定を図りますが、病気のため、わずか23歳で亡くなります。 
 妻は宇都宮泰綱の娘になりますが、「吾妻鏡」によると1245年9月にわずか15歳で亡くなったそうです。
 「新和歌集」には、妻の病状を心配する経時の和歌があります。  

  『 忍び音の涙争ふ初時雨いづれか先づは袖濡らすらん 』

 心優しい人柄が偲ばれますね  


  『光明寺』 
 住所:鎌倉市材木座6-17-19
 電話:0467-22-0603
 拝観料:無料


  交通手段
 (1)バス JR鎌倉駅東口下車、7番乗り場で「小坪経由逗子行き」で光明時バス停下車 バスの所要時間は15分程度です。
 (2)徒歩・・・30分位 JR鎌倉駅東口改札を出たら真っ直ぐに進み、「鎌倉駅入口」の交差点を越え右折します。スルガ銀行の所を左折し、「本覚寺」を右折します。あとはひたすら道に沿って進みます。   

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くろぬま(紙・玩具)

 昭和20年創業の紙屋さんなんですが、玩具も置いてあるというお店です。
 玩具も自分が幼少時に駄菓子屋で買っていたものが並んでおり、思わず懐かしさに浸ってしまいます。こうして見てみると、昔のおもちゃって安価ですよね。最近の玩具は高い高い^^:
 懐かしくもあり、お財布にもやさしい「くろぬま」に足を運んでみては如何でしょうか^^


 懐かしいスーパーボールなどなど・・・しかし、安いね



 こ、これは「マグマ星人」に「エレキング」ではないですか・・・。ちなみにお値段は800円なり。



 ベーゴマって、まだ作られているんですね


 ちなみに自分は昔懐かしい飛行機を購入。
 「メッサーシュミットMe109(150円)」



 場所は「JR鎌倉駅西口」又は「江ノ電鎌倉駅」の改札を出て、左の御成通りの奥の由比ガ浜大通りの手前にあります。

 『くろぬま』・・・「紙」とあるように習字紙等の紙類も販売しています。






 『くろぬま』
 住所:鎌倉市御成町6-3
 電話:0467-22-7952
 営業時間:10:00~18:00
 休業日:木曜日
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レ・シュー

 鎌倉は美味しいケーキ屋さんが多い所ですが、その中でも代表的なお店が「レ・シュー」と言えます。場所は鎌倉中心部とは離れており、西鎌倉にありますが、お店は地元の人達はもちろんの事、観光客の方も多く、いつも賑わっています。
 お店は、元々、現在のお店の裏手辺りにあったのを数年前に移転しており、それを契機にケーキの種類も豊富に並び、また季節毎のケーキも出たりと、それらの味わいはもちろんのこと、見た目にも素敵なケーキが多く、鎌倉でも今一番、勢いのあるお店ではないでしょうか。
 自分の実家がこのお店の近所にあるので、実家に寄る際にはお土産(自分が食べたいからなんですけどね・・)として、いつも買っていきますよ^^


こんなに美味しそうなケーキが数多く陳列されています。
 どれにしようかな~^^ これは大いに迷います。




 今回はこちらにしました。
 奥左から順番に「レアチーズ」(294円)、「モンブラン」(388円)、「ミルフィーユ」(399円)、「フォンダンショコラ」(388円)すみません最後の一つは忘れちゃった~


 「ミルフィーユ」を食しましたが、パイ生地がサクサクで、クリームとの相性も抜群で美味しかったです^^
 ちなみにご覧の通り多少バランスが悪いのか、店員さんは箱に移す時に倒してしまってましたね^^。もちろん、換えてくれましたけどね。



 ここの「にしかまプリン」は、今流行のとろとろのプリンで大人気商品です。





 ここはケーキ以外にも焼き菓子等も充実しています。お土産に最適ですね~




 場所は、湘南モノレール「西鎌倉駅」下車後、県道を大船方面に向かって7~8分程歩いた所にあります。ロイヤルホストやコープ西鎌倉店がある「赤羽」の交差点を越えたら、すぐ左手の場所にあります。駐車場(隣のコインパーキングも含めて)も多くあり、車で行っても大丈夫ですよ。なので、江ノ島(車で10分弱)への行き帰りの際に寄っても良いと思いますよ。
 またお店には喫茶室もありますので、その場で食することもできます。




 『レ・シュー』
 住所:鎌倉市西鎌倉1-1-10
 電話:0467-31-5288
 営業時間:9:00~19:00
 休業日:第3水曜日



 





 
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光泉

 「おいなりさん」について、正直なところ、自分は嫌いというわけではないにせよ、そんなウホウホ^^と喜んで食するという事はありません。
 しかし、ここ『光泉』のおいなりさんについては、その限りではなくウホッ^^と喜んで食させていただいていま~す。
 中身は酢飯のみといったシンプルな関東風のおいなりさんになりますが、揚げがジューシーでかつ、甘すぎず辛すぎずと良い塩梅で、くどくなく一気に食べれちゃいますね。


 メニューは2種類のみ。「いなり寿司」と「いなり寿司とのり巻き」になります。(料金は同じ)


 「いなり寿司」・・・650円

 



 場所は「JR北鎌倉駅」改札を出たら左を向くと、目の前にあります。徒歩5秒とかそんな感じです。



 店内でも食べれます(行楽シーズン中はテイクアウトのみ)が、やはり、テイクアウトして、ハイキングをして食べるとより美味しいのかなと思いますよ。なお、時間によっては売り切れということももあるので、事前に予約をしておくというのも・・・(天津木村風に云うと)あると思います。

 『光泉』
 住所:鎌倉市山ノ内501
 電話:0467-22-1719
 営業時間:10:00~17:00(売り切れ次第閉店)
 休業日:火曜日


 
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壱六屋

 横浜市磯子区にあるのが本店のようですが、大船駅周辺だけで3店舗を構える大船を代表するラーメン屋です。

 塩ラーメン(普)・・・650円+もやしときゃべつ(50円)をトッピング。
 

 味はこってりした豚骨ベースで白濁したスープの塩ラーメンなのですが、かなり濃厚な味わいとなっていますが、癖になってしまいます。


 調味料等もこんな感じになります。
 自分は無類の胡麻好きなため、いつも目一杯かけます^^


 そして、何より自分のお薦めなのが、「チャーハン」(350円)
 量も値段も半チャーハンといった感じで、お腹が空いた時に頼みますが、ラードで炒められたチャーハンは香ばしく美味しいという言葉、それにつきます。
 ちなみに大船2号店にしかありません。


 「壱六家」の場所は、大船駅南口改札を左折し、階段を降りたら交差点を越え、右折。すぐに「小川軒」と「ドコモショップ」があるので、そこを左折すると、「大船1号店」になり、最初の十字路を右折すると、仲通り沿いに「大船2号店」があります。
 ちなみに大船駅笠間口前には、同じ直営店の「いちろく家」があります。



 『壱六家(大船2号店)』
 住所:鎌倉市大船1-10-7
 電話:0467-46-6839
 営業時間:(金~火)11:30~2:00
      (水)11:30~22:00
 定休日:木曜日と毎月第一水曜日

 
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二楽荘

 鎌倉で中華料理をというイメージはあまりないかも知れませんが、この『二楽荘』は、小町通り沿いにあるという場所の良さもさることながら、ここの「エビ汁そば」の美味しさに脱帽させられます。
 また、創業は昭和9年という鎌倉の老舗のお店であり、かの「川端康成」や「大仏次郎」といった文豪も通ったお店ということですので、そんな文豪も・・・と感慨に浸つてみるというのも良いかもしれませんね。
 あと、冒頭でも書きましたが、やはり鎌倉で中華料理というイメージがないのか、結構空いているので、そういった意味でも重宝していますよ^^


 「エビの汁そば」(1,365円)


 「エビの汁そば」は、あっさり塩味のスープにたっぷりと入ったプリプリエビと野菜、それらが細めんと絡み合い、とても美味しいですよ^^

 あと、注文したことはまだ無いのですが、川端康成が必ずお土産にしてたという「花シュウマイ」なるものがあるようなので、今度はお腹をすかせた上、是非に挑戦してみま~す。


 場所は、小町通りを八幡宮方面に進み、「竹よし」という甘味屋さんと「鎌倉壱番屋」というせんべい屋さんの間の道を左折して、すぐの所です。



 「二楽荘」






 『二楽荘』

 住所:鎌倉市小町2-7-2
 TEL:0467-22-0211
 営業時間:11:30~21:00
 定休日:無休(12/30・31を除く)
  
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お猿畠の大切岸

 『お猿畠の大切岸(おさるばたけのおおきりぎし)』とは、「名越の切通し」の項目で触れた切通しの「道」としての性質だけでなく、もう一つの性質である「防御構造の性質」を特に実感させてくれるものといえます。 

 逗子市側に向けて大きく垂直に人工的に削られた全長800m以上の*切岸は、まさに大切岸と呼ばれるのに相応しい大がかりなものであり、鎌倉時代の北条義時・泰時の時代(13世紀)に造成されたものといわれています。三浦半島を本拠とした仮想敵対勢力であった三浦一族に対する備えといえるでしょう。

*切岸・・・山の尾根の外側垂直に削って敵兵の登攀を妨げる防御施設

 『お猿畠の大切岸』の「お猿畠」とは、「新編鎌倉誌」によると、名越の切通しの北の山をお猿畠山といい、日蓮上人が鎌倉に来た時に、この山の岩穴に居を構えたところ、賤しみ憎んで誰もお布施をする者がいなかったと。その際、山より猿達が来て、食べ物を差し入れてくれたという故事からきております。(昔のお猿さんは心優しいんですな~^^)

 そして猿達に感謝した日蓮上人が、この山の南に創建したお寺が「法性寺(山号は猿畠山)」となり、この法性寺の墓地から『お猿畠の大切岸』を眺めます。

 

「お猿畠の大切岸」(法性寺墓地より望む)  

 

 「法性寺」のアクセスは下記にあるとおりですが、法性寺から行くと、かなりの階段を昇らないとたどり着けませんので、「名越の切通し」にハイキングに行った際に併せて行く方が行き易いので、そちらをお薦めしま~す^^  

 その際の行き方は「名越の切通し」の項目をご覧ください。途中に「法性寺」の墓地に行く道を載せております。そこからだと、数分で法性寺の墓地に到着しますよ。  

 

お猿畠の大切岸上を歩く

 
お猿畠の大切岸より法性寺を望む

 

 『法性寺』のアクセス

①JR逗子駅から 
京浜急行バス(1)29番系統の亀ヶ岡団地循環の逗子駅行きで、「法性寺」下車
(2)30番系統:鎌倉駅行きで、「法性寺」下車
②新逗子駅から 
京浜急行バス 30番系統:鎌倉駅行きで、「法性寺」下車
③鎌倉駅から 
京浜急行バス 鎌倉駅東口より30番系統の新逗子駅行きバスで、「法性寺」下車  

  「法性寺」のバス停から法性寺に入り、奥にある墓地から見ることが出来ます。  

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名越の切通し

 『名越の切通し』は鎌倉駅から徒歩30分ちょっとの距離にあり、昔からの雰囲気を感じさせてくれるばかりでなく、「パノラマ台」からの眺望も抜群のため、お薦めです^^
 あと、時間も掛からないので、是非、一度足を運んでみてくださ~い^^

 さて、『名越の切通し』について、少し説明しますと・・・
 『名越の切通し』は鎌倉七口(朝比奈・亀ヶ谷坂・化粧坂・巨福呂坂・極楽寺坂・大仏坂・名越)のひとつで、現在の逗子市と鎌倉市を結ぶ切通しとなります。地名の由来は「難越(越え難し)」からきており、また「名越の切通しは三浦へ行く道なり。この峠、鎌倉と三浦の境なり。甚だ峻険にして、道狭し。(新編鎌倉誌)」ともあるように、狭く曲がりくねった道が続き、途中には、置石や掘割り等も見られ、道としての役割だけでなく、三浦半島に勢力を誇る三浦氏に対する防御施設といった2つの性格を併せ持つことを感じさせてくれます。

 
 ①置石
 道の真ん中にこんな大きい石が・・・かなり通行人にとって迷惑ですね。



 ②急に曲がる道
 石も邪魔だなと思いますが、ここで急に道が屈曲します。




 ③掘割り



 入口から10分程で分岐点があります。左に上がる道は「パノラマ台」方面に、そのまま進むと「まんだら堂」、「大空峒」に行きます。

 分岐点                分岐点の目印です


 
 まず、まっすぐ進むと直に立ち入り禁止のフェンスがあります。
 ここを進むと、「まんだら堂」になりますが、現在は逗子市で調査・整備中のため入れませんが、気を落とす事なかれ^^!平成22年度には公開される予定だそうです^^
 ちなみに、「まんだら堂」は、自分も以前整備される前に一度だけ行ったことがありますが、やぐらが150以上存在する葬送遺構となります。

 まんだら堂(平成22年度になるのが待ち遠しい!がんばれ逗子市!)




 まんだら堂前から数分で、「大空峒(おおほうとう)」に到着です。
 「その峻険にして道狭し左右より覆いたる岸二所あり。大空峒、小空峒という。(新編鎌倉誌)」
 ここが大空峒といわれてます。ちなみに小空峒はいずこに・・?、もう無くなってしまったといわれています。う~ん、残念!

 「大空峒」





 さて、先ほどの分岐点を「パノラマ台」の方向に進むと、直にまた分岐点があります。

 分岐点(緑ルートがパノラマ台方面 赤ルートが法性寺)



 法性寺に進むと、そこの墓地から「お猿畠の大切岸」が眺められますが、ここでは、パノラマ台方面に進みます。
 *「お猿畠の大切岸」は近日、ブログにアップいたします!・・たぶん^^


 分岐点からパノラマ台に進む途中に「石廟」があります。鎌倉は土地が狭く、平地も少ないため、やぐらに埋葬されるなか、この様な「石廟」とは・・・身分の高い人のお墓なのでしょうか。

「石廟」



 さて、道(大切岸の上)を進んでいきますと、直にパノラマ台の案内があります。
 「パノラマ台」からの眺望はすばらしく、逗子~鎌倉~江ノ島、そして時には富士山も一望できます。ここからの景色は、自分のお気に入りの一つです。

「逗子方面」・・・逗子海岸が見えます。



「鎌倉市内方面」・・・稲村ガ崎の向こうに、かすかに江ノ島が見えます。



 天気が良いと富士山も見えます。ただし、これは携帯で撮ったのであまりよく写っていませんが・・・




 『名越の切通し』に行く場合、案内という物はほとんどないので、行くのにとても苦労するかと思いますので、簡単に説明しますので、ご参考にしてみてください。
 バスで行く場合は、鎌倉駅東口より緑ヶ丘入口・新逗子行きの30番系統京の浜急行バスで、「長勝寺」のバス停で降ります。
 徒歩で行く場合、鎌倉駅東口改札を出て正面に進み、「鎌倉駅入口」の交差点を右折して、①横須賀線に交差する所の交差点を左前方に進むと、しばらく真っ直ぐに進みます。②そのうちに踏み切りに着きますので、踏み切りを越えたらすぐに左折して、細い道に入ります。③数分程歩くと、また横須賀線の踏み切りに着きますので、それを越えて右折です。④1~2分歩くともう「名越の切通し」の入口です。ここを右のあがる道を進みます。⑤横須賀線を見下ろしながら道を上がって行きます。時間があえば横須賀線が走っている姿も見えます。


①横須賀線が高架している交差点を左方向に進みます。
 判りにくいですが、左手に「ローソン」があるので、それに沿うように進みます。
 


②横須賀線の踏み切り(名越踏切)を越えたらすぐに左折して、線路沿いの細い道に入ります。



③また横須賀線の踏切です。ここを越えて右折に進みます。



④最後の難関です。ここを右の上がる道を選びます。
 数ヶ月前までは、手書きの簡単かつ目立たない!案内があったのですが、今はないです・・・あれってどうしたのかな~^^



⑤タイミングが合えば、横須賀線の下り電車が見えます。


 





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