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光則寺

 『光則寺』は、日蓮宗の寺院になり、1274年に創建されました。
 山号は「行時山」、開基は「宿屋光則」、開山は日蓮上人の高弟で日蓮六老僧である「日朗上人」となります。
 「日朗上人」は、以前に当ブログにて紹介した『妙本寺』の開山でもあります。


 「山門」                               

「境内」



 境内はそんなに広くはないのでが、様々な花が植えられており、来る人の目を愉しませてくれます。また、市の天然記念物の「カイドウ」の木もあります。『光則寺』は、訪れる人も比較的少なく、閑静なお寺なので、落ち着いたひと時を過ごさせてくれます。

 
 「カイドウ」・・・市指定天然記念物             「藤の花」
 

 「コデマリ」            
 

境内の隅になぜか孔雀も・・・



 「宿屋光則」の墓
 「光則寺」の寺名は、開基の「宿屋光則」の名前からきています。ちなみに山号の「行時山」は、この「宿屋光則の父の名前からきています。



 「宿屋光則」は、鎌倉幕府第5代執権である「北条時頼」の家臣(御内人)であり、1260年に日蓮から「立正安国論」を受け取り、時頼に渡したのは、この人となります。日蓮は時頼によって逮捕されますが、この時に日蓮の弟子の「日朗上人」や四条頼基等を預けられます。宿屋光則は、日蓮自身が佐渡に流されるのにもかかわらず土牢に閉じ込められた弟子の日朗達を心配する姿に感銘を受け、後年、日蓮宗に帰依し、自邸を寺にしたのが、この『光則寺』となります。



 「日朗上人の土牢」・・・ここに閉じこめられていたそうです。

 

 土牢内部・・・意外に中は広いです。




 『光則寺』の行き方
 江ノ電「長谷駅」下車。大仏方向に進み、「長谷観音前」の交差点を過ぎたら直に「日朗上人の土の牢 光則寺」の石碑があるので、そこを左折したら真っ直ぐです。大体、駅から歩いて5~6分位です。

 ここを左折します。



 『光則寺』
住所:鎌倉市長谷ー9-7
電話:0467-22-2077
拝観時間:7:30~日没まで
拝観料:100円<高校生以上)

 
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鎌倉検定(申込み)

 2003年の「博多っ子検定」に始まり、2004年の「京都検定」で一躍注目お集めた、今流行りのご当地検定ですが、鎌倉でも2007年より『鎌倉検定』が実施されています。 
 試験は、今年度は7月5日開催で、3級~1級まであります。
 受けようと思いながらも、なんとなく受けずにいた自分ですが、とうとう今年、受けてみることにしました^^。2級は、3級に合格していないと受けれないので、自分は、3級を受験することとなります。
 果たして受かるか否か?鎌倉在住の方もそうでない方も、一緒に受けてみませんか^^


「鎌倉検定公式テキスト(かまくら春秋社)」・・・このテキストから9割以上の問題が出題されるそうです。受ける受けないはともかく、読むだけでも楽しいですよ。価格は、2,100円なり。



「鎌倉検定実施要領・申込書」・・・鎌倉駅や商工会議所等においてあります。ちなみに鎌倉商工会議所は、鎌倉市役所の向かいにあります。


 申し込み期間は、今年度は、5月22日までです。申し込み方法は3通りになります。
①鎌倉商工会議所本所に直接申し込みに行く。
②鎌倉検定実施要領・申込書に備付されている専用払込取扱票で振り込む。
③受験申込書に記入し、受験料を同封し、現金書留で「鎌倉商工会議所 本所」まで送付する。
 受験料は、3級=5,000円 2級=6,000円 1級=7,000円となり、結構高くつきます^^:

 なお、受験申込書は、鎌倉商工会議所のHPからダウンロードできますよ。
 http://www.kamakura-cci.or.jp/kamaken/

 

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東洋食肉店

 『東洋食肉店』は創業明治30年になる鎌倉の老舗中の老舗の肉屋さんです。
 ここの名物は、何と言っても「焼き豚」になります。炭火でじっくり4時間以上かけて作られる焼き豚は、香ばしくて、味わい深く、とても美味しい限りです。


 本物の竹の皮で包んでくれます。



 今回、購入したものは、ブロックですが、スライスされたものも量り売りしています。
 価格は、100グラム・・・441円




 自分でスライスしてみました^^



 「東洋食肉店」は、鎌倉駅から小町通りに入って、1~2分のところにあります。売り切れてしまうことも多いので、電話で予約しておいても良いかと思います。





 『東洋食肉店』
住所:鎌倉市小町2-10-4
電話:0467-25-1129
営業時間:7:30~18:30
休業日:火曜日

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黄金やぐら

 『釈迦堂口の切通し』を大町方面に抜けていくと、直に『黄金(こがね)やぐら』の案内が見えてきます。
 『黄金やぐら』は、やぐら内のヒカリゴケが黄金のように光り輝いていたことから、その名で呼ばれるようになったものですが、現在は、ヒカリゴケは存在しなく、従って光り輝やくやぐらではありませんが、『釈迦堂口の切通し』の近くにあるので、寄った際には、立ち寄ってみては如何でしょうか。
 ちなみに、行き方は全くといっていいほど案内がなく、わかりにくいので、下記の記載内容をよく確認してください。


 『釈迦堂口の切通し』を大町方面に抜けると、直に案内があります。案内に従いここを左折します。左折せずそのまま行くと、「大寶寺(佐竹屋敷跡)」を経由し、県道311号にでます。


 案内には200mとありますが、それ以上あるような気が・・・



 ここで左折し、坂の上を登っていきます。目印は町内会の案内板と左折後の坂道に見える「名越自治会館」になります。


 「名越自治会館」を横目に見て、上りましょう。


 ごみの収集場所がありますので、フェンスから見下ろしてみると、「黄金やぐら」になります。



 『黄金やぐら』・・・水が溜まっています。この丸い白いものは何なのでしょうか?ちなみに肉眼では見えませんでした。






 この『黄金やぐら』もそうですが、鎌倉の名所旧跡等に対する行き方の案内が不十分だと思う事が正直、多いです。この『黄金やぐら』なんかは、先の案内の1箇所しかなく、それに従って行っても見つけることは、ほぼ不可能といっていいかと思います。実際、自分もわからず、現地近くに住むおばちゃんに道を聞いたら、快く教えてくれた上に、途中まで案内してくれました。どこぞのおばちゃん、ありがとうございました。人の親切に接して、何だか嬉しかったものでした。
 ちなみに、このおばちゃん、案内だけでなく、この「黄金やぐら」についての説明もしてくれました。なんと、この「黄金やぐら」は、御伽草子にある「唐糸草子」に出てくる唐糸が閉じ込められていたものだというではありませんか!確か唐糸が閉じ込められていたという「唐糸やぐら」は、この近くにありますが、この黄金やぐらにもそういった逸話があるとは知りませんでした。地元の人でしか知らない話も聞かせてもらって、本当に感謝です^^。
 ちなみに「新編鎌倉誌」によると、東御門の山上にも、唐糸の閉じ込められたとされる場所があるとかないとか記載されていますね^^:。
 *「唐糸やぐら」については、また後日紹介しますさ~^^






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段葛

 鎌倉には、桜の名所は数多くありますが、そのなかでも『段葛』は、日中ばかりでなく、夜間もライトアップされており、特筆すべきスポットといえます。
 「段葛」は、別名「置路」とも云われ、「吾妻鏡」によると、1182年3月に源頼朝の妻「北条政子」の安産を祈願して、鶴岡八幡宮の社頭から由比ガ浜まで、曲がっている道を直して参詣の道を造ったとあります。この参詣の道は、「若宮大路」となり、中央の一段高くなっているところが、「段葛」となります。当時は、北条時政等の有力御家人自ら、土石を運んで協力したそうです。

 「段葛」入口・・・「二の鳥居」のところから始まります。
 昔は、「一の鳥居」の所まであったそうですが、現在のようになったのは、明治時代の横須賀線の開通に伴ってのことだそうです。








 夜の段葛・・・提灯のあかりの元での夜桜も素敵です。



 段葛は、「鶴岡八幡宮」の「一の鳥居」までのおよそ500mになります。両脇の桜は大正時代に植えられたそうです。
 一番上の写真と比較してもらうとわかりやすいですが、鶴岡八幡宮に近づくにつれ、道幅が段々と狭くなっています。これは、遠近法により、実際よりも路を長く錯覚させる狙いがあったそうです。


 『段葛』の夜桜は、自分はとても好きで、毎年、夜中に見に行きます。今年は、職場の友人(横須賀在住)とお酒を飲んで、酔っ払った状態で、ふらふらしながら午前0時過ぎに見に行きましたよ^^。
 

 

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