テレビ等で、麦茶の血液サラサラ効果が取り上げられたのは、2000年のことでした。 確か実験で、青魚に含まれるEPAと同様に血行をよくする働きがあると報道されました。 でもその時には、まだ麦茶のどんな成分に効果があるのかは分かっていませんでした。 その後、カゴメ総合研究所と農水省食品総合研究所の共同研究によって、麦茶独特の香りが関係していることが解りました。 麦茶の香りは、大麦を焙煎することで発生する「ピラジン」という成分で、ピーマンや納豆の匂いの成分でもあるそうです。 このピラジンに、血液をサラサラにする作用が認められたのです。 夏バテの原因は色々ありますが、汗をかいて水分が排出されることで、血液はドロドロ状態になり、疲労物質が筋肉にたまりやすくなります。 ですから、ただ水分を補うだけでなく、血液サラサラ効果のある麦茶を飲むことは、夏バテ防止・解消のためにはより効果的なのです。