お寿司の詰め合わせや各種お弁当に入っているギザギザの緑の仕切り。 あの緑の仕切り、いったい何ていう名前なのでしょうか? これは、もともとは蘭の葉で作っていたので、「葉欄(バラン)」と言われています。 食品衛生上の問題や手間などから、現在はほとんどフィルム製品になってしまい、余程のことがない限り、蘭の葉を実際に使ったバランにはお目にはかかれないようですん。 こういうコピー商品は仕切り、菊の花、などの装飾品に留まらず、食品そのものにも及んでいます。 古くは雁の肉に味を似せた「がんもどき」や、最近の代表的なものでは、カニの味をくわえたカマボコの「カニカマ」、サラダ油等で作った「人造イクラ」などがあります。 ちなみに、「カニカマ」は、イギリスの大臣が「詐欺だ!」と怒り狂い、国際問題に発展しかけたほどの大ヒット商品です。