鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

バルセロナにて その5 カサ・ミラ

2017-10-02 11:52:08 | 日記
 カサ・ミラは、La Pedreraとも呼ばれていますが、ガウディ晩年に設計した高級マンションです。バルセロナの目抜き通りのパッセイジ・デ・グラシア通りに、一際目立つ曲線のファサードをもつ建築です。施主は、繊維会社を経営し、国会議員にもなったペドロ・ミラです。カサ・バトリョの建設を終えた1906年に建設が始められ、1912年に竣工したようです。

 各フロアを区切る波打つような曲線は、屋上のパラペットまで積み上がっていきます。平面が楕円形と円形の二つの吹抜があり、採光と換気の役割を果たしています。屋根裏には、大小のパラボラ・アーチの続く廊下があります。そこには、ガウディが造った椅子や模型が展示されています。まだ、居住者がいるので、見学コースには制約があります。

 屋上に上がると、グエル邸で観たように、様々なデザインの換気塔が並んでいて、機能と意匠が協同作業をしています。タイルを貼り付けた巨大な換気塔は、ソフトクリームのような形をしています。タイルのない換気塔は、先が尖っていて、帽子を被った人の顔のように見えます。ずっと眺めていても飽きることはありません。カサ・ミラの入場料は22ユーロで3000円近いのですが、多くの観光客が見学に訪れています。それだけの価値は十分にあります。

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