先日のNHK「日曜美術館」で紹介されていましたが、鶴岡八幡宮の境内にある神奈川県立近代美術館は、ル・コルビュジェに師事した建築家の坂倉準三が設計した傑作です。来年1月末で閉館となり、65年の活動に幕を下ろすことになっています。平家池の中島から建物を眺めると、コルビュジェの影響を受けたと思われる水平性を強調した形状がうかがえます。
館内展示は、「鎌倉からはじまった1951-2016 All Begun in Kamakura PART3:1951-1965」です。日本近代美術史を彩る油彩や彫刻の数々が展示されています。中村彝、佐伯祐三、萬鉄五郎、古賀春江、梅原龍三郎、松本俊介などの作品に目を奪われます。
階段の手摺りの曲線美、テラゾのカウンターの黒い光沢、大谷石の荒々しい壁面、コンクリートの柵など、素材とディテールに凝ったところが坂倉準三らしいです。テラスの白い天井面に平家池の漣の反射光が踊るように変化して映ります。まだまだ言い尽くせない建築美の宝庫ですが、建築に興味がある方は閉館までに訪ねることをお勧めします。閉館語も外観を観ることはできますが、内部のディテールの美しさを堪能できる機会は今だけです。
館内展示は、「鎌倉からはじまった1951-2016 All Begun in Kamakura PART3:1951-1965」です。日本近代美術史を彩る油彩や彫刻の数々が展示されています。中村彝、佐伯祐三、萬鉄五郎、古賀春江、梅原龍三郎、松本俊介などの作品に目を奪われます。
階段の手摺りの曲線美、テラゾのカウンターの黒い光沢、大谷石の荒々しい壁面、コンクリートの柵など、素材とディテールに凝ったところが坂倉準三らしいです。テラスの白い天井面に平家池の漣の反射光が踊るように変化して映ります。まだまだ言い尽くせない建築美の宝庫ですが、建築に興味がある方は閉館までに訪ねることをお勧めします。閉館語も外観を観ることはできますが、内部のディテールの美しさを堪能できる機会は今だけです。