鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

グラナダにて アルハンブラの想い出 その4 ヘネラリフェ

2018-02-04 11:48:15 | 日記
 ヘネラリフェは、アルハンブラ宮殿の北東側にあるナスル王朝の夏の別荘です。酷暑の中を一日中アルハンブラ宮殿見学をして、ヘネラリフェに入ると、豊富な水を使った美しい庭園に驚かされます。連日一滴の雨も降らないのに、しかも高台にあるのに、どこからこれだけの水量の水が得られるのでしょうか? 向こうに見える丘は乾燥しきった土壌が支配しているというのに、庭園で惜しみなく使われている水は何なのだろうかと。どうやら、シエラ・ネバダ山脈の雪解け水が水源のようです。

 細長い水路や噴水があしらわれているので、強烈な日射に閉口している観光客には救世主のように感じられます。ヘネラリフェの一番奥にある離宮の中央に位置するアセキアの中庭は、細長い池の両側から放物線を描く噴水が放出されていて、その周囲を夏の花々が取り囲んでいて、天国の花園のようです。この暑さの中では、冷たい水ほど贅沢なものはありません。

 庭園の周囲にある回廊からは、グラナダの街並みを見下ろすことができます。日向の暑さは強烈ですが、日陰に入ると意外と涼しいのです。このヘネラリフェ一帯は、「太陽の丘」と呼ばれています。

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