鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

グラナダにて アルハンブラの想い出 その3

2018-01-14 15:44:41 | 日記
 予約した時刻に行列に並んでナスル宮殿に入場します。胸の高まりを覚えながら、イスラム芸術の最高峰を観賞することにします。まず、メスアール宮で眼に入るのは、室内の壁面を飾る漆喰の緻密な装飾です。初め、石彫だと思っていましたが、漆喰細工で微細なレースのような模様が構成されています。アラビア語の文字も装飾的に描かれています。

 窓からは、谷を挟んだ対面にアルバイシンの街並みが強烈な日射を浴びて見えます。一眼レフで写真撮影するのも一苦労です。屋外は強烈な日射にサングラスなしでは眼を開けていられないほどですが、室内に入るとやや薄暗いほどです。ISO感度の設定をいちいち変えないと、うまく写真が撮影できません。

 コマレス宮には、アヤラネスの中庭があります。水鏡にコマレスの塔が映って、実に美しいのです。水場の幅が広くないのは、日陰を造るためでしょうか?

 ライオン宮には、12頭のライオンが支持する噴水があります。これが、ライオンの中庭です。林立する細い装飾的な柱列の間から、白いライオンが環状に並んで、口から水を噴きだしている姿が見えます。それにしても、酷暑の高台で、これほど豊富な水が得られるのは不思議な気がします。電動のポンプがない時代に、どうやって噴水の水圧を確保したのでしょうか?

 あまりにも華麗な建築と装飾を次から次へ眺めたので、意識が現実に追いつかないようです。ナスル宮殿から出たときは、夢でも見ていたような感じがしました。

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