11月13日 曇り
8:00 ホテルをバスで出発
8:45 前日の歩き終わり鎮(しずめ)神社到着
ここからこの日のスタートです
鳥居峠を越えます
この日は雨の予報が出ていました
峠を越えるまでどうぞ降ってきませんように・・・
峠の始めは石畳です
鳥居峠は藪原宿と奈良井宿を結ぶ
約6キロです
江戸時代の旅人にとっては難所であったようですが
今は道も整備されていて
トレッキングコースです
この日は紅葉が美しく
赤や黄色に彩られた木々を眺めながら
かわいい石像などを見つけながらの
峠越えです
茶屋などもあり休憩もできました
8つの橋を渡るとの説明を受けました
道は整備されているのですが
落ち葉などで案内板が埋もれていたり
目立たなかったりで
やはり山歩きは細心の注意が必要と思いました
私達は講師の先生のあとをついて行くだけなので
気楽なんですが・・・
鳥居峠の1番高い所
標高1197m
狭い山道の傍らにこの石碑があるのみ
皆さん立ち止まる広さもなく
通過時に石碑にタッチするくらいです
石碑の前で写真撮りたかったなぁ~~
時折クマよけの鈴なんかもありましたよ
子産みのとち
このとちの木の空洞に捨て子があり
その子を育てた村の夫婦が幸せになりました
って伝えがあるとちの木
こんな話、東海道にもあった気がします
このあたりはとちの木の巨木がたくさん並んでました
「木曽の栃うき世の人の土産かな」
の芭蕉の句碑がありました
芭蕉ってどこにでもいってんだなぁ~~
そんで、どこででも句を読んでる
歌人だからあたりまえかぁ~~
私は、どこの景色も写真に残してます
歌はよめん・・・
御岳神社
神社に至るまでに鳥居があり
この鳥居が建てられたことによって
この峠を鳥居峠と呼ばれるようになったそうです
神社の周りには多くの石仏や石碑が建てられており
御嶽信仰の盛んだったことを思わせると説明されました
晴れていたらここから御嶽山が見えるようですが
この日は見えませんでした
御嶽神社から峠を下って行くと
山々が迫る木曽谷を望むことができました
ここから九十九折の道や急な坂を下って
藪原宿を目指しました
下り道も整備されていて
歩きやすかったです
ここらへんで
藪原方面から登ってくる外国の方々に
何人も出会いました
藪原から峠を越えて
奈良井宿の昔の町並みを見たときは
感動するだろうなぁ~~
と思いましたわ
私達日本人だって
奈良井宿に入ったときは感動したもの・・・
それが峠を越えてあの町並みを目にしたら
絶対感動すると思う・・・
おしゃべりな私なんで
外国の方々にも話しかけたいとの思いは
山々なのですが
なんせ、英語が喋れない・・・
そんでも思いを伝えたく
日本語で
「頑張って~~」と
これから峠を越える外国の方々にエールを
送ったわけです
それにしても
外国の方々は軽装でした
半袖のシャツにサンダルもどきの靴
トレッキングになれているのでしょう
私にとっての峠越えは
一大決心の必要なことですが
雄大な土地に暮らし
鳥居峠越えくらいは
庭を歩くようなものなんでしょうか
午後から雨の予報の中
どうぞ無事に峠を越えられますように・・・
外国の方々にもわかりやすい
今風の道案内石碑がありました
長かった下り坂をおえて
こんな素敵な道を歩きます
こちらが京方面・
藪原からの峠越えの
案内版です
私達にとっては
峠の終わりです
無事に雨にも降られずに
峠を越えることができました
峠を越えると
尾張藩の御鷹匠役所跡があります
なにそれ・・・
って感じです
山の中の鷹の巣を見つけて
ヒナを飼育するところなんだって
大きく育った鷹を将軍家とか藩主とかが
鷹狩したらしいね
なぁ~~んだ
自然に飛ぶ鷹を狩ったんじゃないんだね
ここ役所跡を下ったところに
飛騨街道の追分があり
中央本線の走る鉄橋を渡り
藪原宿に入ります
藪原宿
本陣 1軒
脇本陣 1軒
旅篭 10軒
戦国時代に木曽義昌が木曽11宿を定めたころよりの
宿場町
昔から櫛の生産が盛ん今でもこの櫛の生産は
伝えられている
本陣跡
木曽11宿の中では最大であったが
今はなんも残ってなかった
本陣跡周辺の街道の様子・・・
最近まで営業していた旅篭・・・米屋
今は営業していないようでした
1695年
大火のあと防火を目的とした高壁が作られ
今も宿場内に2か所
土盛り石垣の1部が残ってました
11:35 藪原神社
社名は、はじめ熊野社であったが
明治4年に現在の藪原神社に改称されてそうです
藪原1里塚跡 江戸から66里
12:00
村民センターゴールです
11月11~13日の中山道を歩く23回
「塩尻から藪原」までの3日間が終了しました
コロナでのツアー中止で中山道の旅は
なかなかサクサクと順番通りに進まず
また自分の体調や家庭の事情なども
あり33回の行程を順番どうりに進めない方もあります
今回のたびでは
そんな中
この回をもって中山道六十九次
534Kを完歩した方がおりました
参加の皆さんでお祝いです
完歩に4年かかったそうです
私も今回で最終回の33回を残すのみと
なりました
中山道手ぬぐいに歩いたところを緑のマジックで
線を引いてきました
最終回33回は
草津宿~京都三条大橋までのコースです
草津宿で東海道と中山道は合流しますので
東海道を完歩した私は
このコースをすでに
歩いており
今回の藪原宿で実質的な
完歩でございます。
祝・祝・祝です
最終回は東海道と同じだし
ツアー代金がもったいないから
「歩かなくていいんじゃねん・・・」って
父ちゃんは言います
なにをおっつしゃるおやじさん
ですわ・・・
コロナに奔走され
いくつもの峠を越え
暑い夏の街道
北風の吹き付ける街道を
1つ1つ宿場を越えるごとにいただく
講師の先生の印鑑を楽しみに
一歩一歩歩いてきた534キロなんですわ
最終回を歩かない選択はありません・・・
完全完歩の方と
実質的完歩のなんちゃって完歩の私と
記念写真撮りました
なんちゃって完歩の私が
ちゃっかり真ん中です笑笑
最終回33回は
来年2023年5月下旬です
順番通りに歩いてくる皆さんを待ちます
だいぶ先になりますが
歩く中毒のアル中かかあ天下は
甲州街道・日光街道などをぼちぼち
歩きながら5月を待ちます