梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

原気呼吸法(2)無意識な誘導

2007年11月22日 | 呼吸法
 原気呼吸法の実習会に参加する人達の多くは、ヨガでもそうですが何らかの病気で医者に掛かり、完治せず、最後のよりどころとして原気呼吸法の事を聞き参加した方が多いのではと思います。11月20日のいブログに原気呼吸法の目指すもので書きましたような脱カルマを目的に実習会に参加する方は少ないと思います。私もどちらかと云うと自分の体長不良の時にそれを治す為に原気呼吸法を使いました。仕事が忙しい時、体長がよい時には余り原気呼吸を行いませんでした。その面では、熱心な原気呼吸法の実践者ではないと思います。体調不良時の自分なりの対処方法として原気呼吸を実践して頂ければと思います。しかし、原気呼吸法で学んだ、自分を客観的に観察する事は、それにより自分の周囲の事柄についても客観的に観察する助けになったと思います。そこから色々な事が分かってきます。余り、高い目的を持って、呼吸法を行いますとそれがカルマ(業)となり挫折することが多いです。気楽に、のんびりと原気呼吸法を実践して頂く事をお勧めします。そうすれば、ある時に貴方を取り巻く宇宙空間のエネルギーが貴方を強烈な力で動かす時が来ると思います。その時はその突き動かすその力に全てを任せればよいのです。待ち、自分の体にエネルギーを蓄えるこの時間が人には必要です。

 原気呼吸法の誘導を行う為には自意識を使わず、無意識を使い誘導しなければなりません。その誘導は頭の中で、誘導する言葉を思い浮かべ行います。無意識な誘導とは貴方任せの誘導法です。
  ”体の皮膚の表面から気が出る”  この言葉はどちらかと云うと断定的で自意識を使った誘導になります。
  ”体の皮膚の表面から気が出るな~”  この言葉は”な~”と語尾をつけることで、断定的にならず、他人事のようになり、無意識な誘導になります。このように語尾に”・・・な~”とつけることがポイントになります。これらの言葉はゆっくりとしたテンポで思い浮かべて下さい。
 もう一点は昨日のブログ原気呼吸法(1)でも書きましたが、自分の体の外の空間に自分の分身がおり、それが自分の体を眺め、全てをその分身に託し、誘導することです。自分の自意識を使い気の誘導をするのではなく、自分の分身が誘導することにより無意識な気の誘導が可能となります。この時の分身を作る誘導方法は
 ”自分の体の外側に、自分の分身がおり、自分の体を眺めているな~”と思うことです。これも語尾に”・・・な~”が付きます。
 
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