あてずっぽうに春だった
わたくしは 偏狭で
春風のなかを泳いでいるので
人と人との他人というすきまに
入りこむことができない
はんなりと
うすらあかい日
石ころだらけの川原にたち
いくども石を投げる
流れながれて
つるつるとした
卵のような石を
そうして
いとしく
ちいさな骨ぶとの石を握り
その、重みをはかる
つかむ
なげる
つかむ
なげる
いくつも
いくつも
石を飛ばして
R3.4.13
あてずっぽうに春だった
わたくしは 偏狭で
春風のなかを泳いでいるので
人と人との他人というすきまに
入りこむことができない
はんなりと
うすらあかい日
石ころだらけの川原にたち
いくども石を投げる
流れながれて
つるつるとした
卵のような石を
そうして
いとしく
ちいさな骨ぶとの石を握り
その、重みをはかる
つかむ
なげる
つかむ
なげる
いくつも
いくつも
石を飛ばして
R3.4.13
実感は、強いですね。