きれいなきれい〈田添公基・田添明美のブログ〉

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ホーム4階からの富士山

2015年02月14日 18時47分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日の午前中 に母の介護施設に行きました。ここの施設は,認知症の入居者は2階です。
その母の部屋の北側の窓から,晴れた日は西の方向に,建物の間から富士山の頭だけが見えます。
でも車椅子の母には見えません。



で,清掃していた職員に,「4階からだと富士山が見えますか?」と尋ねると,
「よ~く見えますよ」とのことで,初めて施設の4階にエレベータで上がり,
車椅子の母を連れていきました。

中央廊下の西側の突き当たりのガラスドアの向こうに,秩父連山の上に今朝の富士山がくっきりと見えた!
でも,車椅子の母には,手すりが邪魔で見えないので,抱えて持ち上げると,
「富士山が見えた」と言う。私の期待程の感激はないみたい。




この施設の4階は,健常の高齢者用だ。車椅子もないし,全員が一人で歩いている!
壁の書道の展示の字もしっかりしている。
2階の書道は,書かれた内容を推測のに,少し時間がかかる。

やはり,認知症になってしまうと,感激する度合いが
低下するだけでなく,その機会も減ってしまう。
なんだか,無理矢理母を励ましていると,詐欺師になったような気分になる。