東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

「霊枢経脈篇」に学ぶ〜東洋医学臨床論のための経脈のまとめの必要性〜

2017-10-31 12:59:53 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
国試の東洋医学臨床論の問題を解くのには、五臓六腑とは別に経脈の一般教養?が必要とされる、と思える。そのためのまとめの必要性。

東洋医学臨床論で「腰が痛くて上体が反れない、陰嚢に痛みがある。」といった問われかたをすることがある。五臓六腑、経脈あるいは解剖生理からすると、「腰だから腎なのか?経脈からしても腎か?」と、足の少陰腎経、あるいは「腰痛や陰部に関連する部位を流れるのだから、足の太陽膀胱経か?」となる、自身はなったのだが、正解は足の厥陰肝経であった。

そのことについて、職場の鍼灸師氏に尋ねたり、あれこれ調べてみると、どうやら「霊枢経脈篇」の記述がその元にあるらしいので、そのまとめを行う必要性を感じるのではあるが、まずはアバウトに。

件の足の厥陰肝経は肝、陰器。手の太陰肺経は肺。手の太陽小腸経は肩。手の陽明大腸経は歯。手の少陽三焦経は耳。足の陽明胃経は狂、鼻血。足の太陰脾経は消化。足の太陽膀胱経は筋、膀胱で無い。足の少陰腎経は腎と肝。足の少陽胆経は身体の側面、口が苦い。(順不同、『霊枢概要』(神麹斎著 ヒューマンワールド)を参考にした。)
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1 コメント

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Unknown (takosan)
2019-09-16 19:05:45
東洋療法研修試験財団の答えは肝系になってるんですよね。
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