東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

自身の鍼(灸)術のイメージを求めて〜経穴の原点の二重性〜

2018-02-02 08:56:16 | 鍼灸術・手技療法術
自身の鍼(灸)術は如何にあるべきか、と考えている。その中で、経穴の原点には二重性(もしかしたら三重性)があるのでは、との思いになっていっている。

今月末の日曜日の鍼灸国家試験に合格すれば、目出度く?鍼灸師の資格が取得できる、ということはとりも直さず鍼灸の施術を行なって良い、行えねばならない、と自身では捉えている。

それゆえに、自身の鍼(灸)術のイメージを確認するとともに、しっかりと使えるものとしての自身の鍼(灸)術のイメージを構築すべく......の日々である。

その中で、様々な施術のあり方を検討してみると、かつそこから自身の鍼(灸)術のイメージを構築していってみると、一般性としてはどの施術も経穴(あるいは反応点)への刺鍼であるけれども、その対象とする経穴(反応店)にはその原点に違いがある、 二重性がある(自身のイメージする施術においては)と思える。

具体的には、経絡の流れ(観念論的に言えば)あるいは神経の流れに対しての「腕顆針」や五行穴を用いてのもの、と内臓からのである兪募穴とがある、と思える。(加えて、特効穴があるのだが......)

これら全ての経穴が気(血)を整えると称して、平面的に捉えられ(何となくというレベルでは誰もが違いを感じてはいるのだろうが)教えられ、使われているのが、鍼灸学校の(もしかしたら鍼灸の世界の)現状では無いのか?と思える。
『鍼灸特殊治療法』(北村 智著)は、鍼灸の様々な施術を網羅的に解説してくれる書である。自身の鍼(灸)術のイメージ創りに多いに役だった書である。
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