東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

東洋医学の定説を如何に学ぶか〜根本を問うことの必要性〜

2016-08-07 22:42:21 | 覚え書
『「生命の歴史」誕生の論理学(第一巻)』(浅野昌充・悠季真理著 現代社)で、「その定説がその根本のところでいかなる考えに依拠しているかを見抜いていく実力」の必要性が説かれている。(詳細には、『「生命の歴史」誕生の論理学(第一巻)』をお読みいただければと思う。)

これは、人類の歴史上ではアリストテレスの段階ということと思うが、東洋医学の定説(例えば経絡経穴、蔵象、脈診等等)のように事実として分かりようのないこと、証明しようのないことは、「その定説がその根本のところでいかなる考えに依拠しているか」を問うことでの正否を問うことが必要であると思える。

にもかかわらず、現在、鍼灸の世界では、東洋医学・鍼灸にかかわる諸問題を、どうにかして事実として証明しようとして、結局は・・・・・・であると思える。

ここは、人類の精神の歴史、哲学の歴史にしっかりと学ぶことでしか、正解へは辿りつけないのでは、と思う。


今日は立秋。昼間の猛暑にもかかわらず、夕刻の空には秋の気配が。暦を誕生させた人類の自然観察の凄さを実感する。
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