鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

風邪のひき始めの脈〜脈状診と六部定位脈診〜

2017-12-06 18:06:57 | 鍼灸術・手技療法術
「太陽の病たる、浮脈、頭項強痛して悪寒す」(傷寒論)

『傷寒論』(張仲景)では、風邪のひき始めを冒頭の一文で表わすのだが、本日、同僚のY先生が、首が突っ張って、寒い、足が冷える、というので、脈を見せてもらうと手首全体が膨張した様な感じがあり......であった。

「背中を踏んでもらえば治る」というので、2〜3分間、足で太陽膀胱経の指圧?行なった。その後に脈を見ると、膨張していた手首は萎んで、感覚的には半分の、と思えた。(前後に一緒にいた鍼灸師氏にも脈を見てもらうと、浮脈が平脈?へとなっていっている、ということであった)

浮脈というものが、実感出来たと思える、とともに脈状診というものを六部定位脈診とは区別することが必要、別言すれば、それなりに役に立つものとして、しっかり習得し、修得していかねば、と思える。

と、ここまで今回の脈診の事実を想起して見ると、特に、同僚の鍼灸師氏の脈診の事実を視ると、脈診とは何かが、脈診は何の為にということが朧げながら見えてきた、と思える。

改めて、説きたい。

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