鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

足趾圧術〜虚実の二重性(2)〜

2017-12-11 20:18:40 | 鍼灸術・手技療法術
足趾による指圧おこなった。自身の指圧(手指による)の体力の不足を痛感する、とともにこれこそが自身の目指すべき指圧の実の技である、と思えた。

一昨日、同僚のY先生が、「寝違えて首が回らない 」というので、全身状態を診ると左腎兪あたりに強い硬結があり、そこから左肩甲間部、そして右頸部へと硬結がつながっていっていた。

そこから、今回の首が回らないは、左腎兪あたりの硬結が、おそらくは先週末の暴飲暴食(があったらしい)がその原因だとの予想のもとに、胃腸の不調の結果だと思われる左腎兪の硬結をとるという方針での施術を行った。

しかしながら、その硬結がなかなか解れず、患者の治療の合間の、であったので時間も取れずで、足趾での左腎兪の強圧を行った。3分以下くらいの施術であったのだが、随分と解れ......。

その時に思ったことは、「自身の手指による指圧も足趾によるものレベルであれば、せめてその半分くらいの威力があれば......」というものであった。

自身の指圧技も、実(=剛)の技と捉え返すならば、実際にはともかくも、技のイメージとしては足趾による指圧レベルを目指すべき、と思える。

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