無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

スペシャルアクターズ

2019-10-25 | 2019日本語映画


「スペシャルアクターズ」 上田慎一郎監督 ☓

 「カメ止め」旋風を起こした監督の劇場版第2作目で、前作同様俳優のあて書きの脚本です。
 役者志望の和人(大澤数人)は男性からきつく問い詰められると失神してしまうという持病がありました。そのため警備員のバイトも「明日から来なくていいから」と言われ途方にくれながら最後の仕事をしていました。そのとき目前で暴力事件が起き、なんと実の弟宏紀(河野宏紀)と数年ぶりに再会します。弟から奇妙な役者の仕事を紹介され、エキストラのような、なんでも屋のような役者の仕事を始めます。そして、あるカルト教団に狙われた旅館を救うための大芝居に参加することになるのでした。
 「なにかからくりがあるはず」という眼で観てしまい「やっぱりな」という感じでしたが、でも実はその上をいっていました。
 新人発掘プロジェクトのような作品で、これからの活躍に期待したいところです。
 タバコは、弟役が喫煙しましたが、ネタバレになるので微妙な表現になりますが、「あの立場」の人は基本的に喫煙はしないのではないでしょうか。
 また、弟が喫煙したことに対して「ここで吸うな」と取り上げたタバコを缶コーヒーの中に入れましたがあの行為は絶対にNGです。身体に害があるどころではなく誤って飲んでしまうと死んでしまう危険があります。(☓)
 映倫の担当者はこういうところをチェックしてほしいものです。
 ワークショップで俳優を育てる場合は演技だけでなくタバコを巡る社会情勢の変化もきちんと教えないと古臭い演出が引き継がれてしまい滑稽です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 任侠学園 | トップ | 楽園 »
最新の画像もっと見る

2019日本語映画」カテゴリの最新記事