晴朗無上

日々の出来事など

181

2008-06-08 19:43:45 | Weblog
嫉妬

 今、パソコンをつけてびっくりした。
 野崎歓氏訳の「赤と黒」が誤訳だらけだから、絶版にしろ、と
 いきまいているおじさんがいるらしい。

 なんだろうな~。
 Sちゃんが言うように、男の嫉妬ってのも入っているのかな~。

 光文社の人が
 「そんなに言うのなら、ご自分で訳してください」と言ってた。
 なんか、いいな~、光文社さん。

 スタンダールの会とか、ドストエフスキーの会とか、
 マニアって怖いな~。

 まあ、そういうことを一大事に思い、生涯研究して、
 それで食べていける人々だから、
 この方々もユートピアで生きているんだ。

 どうぞ、心ゆくまで議論してくださいな、と言っておこう。
 
 でも、野崎さんを、あんまりいじめないでね。

180

2008-06-07 20:38:54 | Weblog
・・・

 さっきまで、気分よく夕食を食べていたのに、
 「防災訓練のお誘い」がきたばかりに、すごい重い気分に。

 「親睦の意味もあって」とか言ってたけど、
 親睦会は、毎年8月にやってるじゃないの。
 あの、おそろしくタバコのけむりもうもうの地獄の管理人室で。

 ま、もうすこし、年取って・・・たら、参加します。

 
・・・

 今日は何をしたか、
 明日は何をしなくちゃいけないか・・・
 そんなことを考えて一日終わる。

 
 そうして、何年かすぎると、わたしの一生も終わるのか。

179

2008-06-06 21:26:04 | Weblog
リュート

 久しぶりにつのだたかしのリュートのCDを聴く。
 なんだか、500年くらいタイムトリップしたかのような気分。
 不思議な音色だ。

 
たので、

 今日は気分が良い。

 昨日、血液検査を受けて、そのときの注射のあとが、
 まだ青く残っている。
 結果がよければ、このくらいの痕、どってことないんだけど。
 来月のお楽しみということで、
 今月は、いままでどおり。

 それにしても、どうして、こう気分が変わるんだろう?
 今日は、いつものわたしなら激怒しそうなことで
 朝がはじまったのに、ぜんぜん、穏やかだった。
 でも、ハイな気分というわけではない。
 お天気のせい?

178

2008-06-05 20:07:44 | Weblog
『文盲』

 アゴタ・クリストフの『文盲』を読んだ。
 スターリンが亡くなったときのことは、
 ヌレエフの言葉もあわせて、ちょっと興味深い。

 これを読むと、当時のハンガリーは、まるでソヴィエト連邦の中の
 ひとつの国のようだ。

 彼女は、スターリンが亡くなっても、何の変化もない国を捨て、
 オーストリアに亡命した。
 西側の人たちはみんな親切だったという。
 でも、しばらくは言葉が通じず、好きな本も読めず、辛かったという。

 かつて「東欧」と呼ばれ、ソヴィエトと仲が良いように見えた、
 国々も、早々にEUに加盟したのは、過去のいやな経験を
 くり返さない、という思いがあったから?
 

177

2008-06-03 19:52:28 | Weblog
もうちょっとだけ

 昨日は、現実にもどろう、なんて殊勝なこと考えたけど、
 やっぱり、もうちょっとだけ。


あの講演の印象など

 先生のお話は、いきなりというかんじだった。
 パソコンをひらき、画面をじっとみつめ、
 ほんのちょっとの前置き。
 そのあとは、画面内の原稿を猛スピード(に私には聞こえた)で、
 読み上げる、あの、少し高い、優しいトーンの声で。
 リズムを刻むように、先生の身体も少し揺れる。
 
 最初は静かだったのが、だんだん、少しづつ声が大きくなっていく。
  
 終わりは唐突だった。
 「これで終わります。」
 なんだか、ボレロを聴いたみたい。
 
 最後まで同じリズム、だんだん高まる気分、なのに、
 「これで終わります。」


見た目の印象は・・・

 昨日から、ずっと思ってたんだけど、
 エリザベス女王の就任50年記念のコンサートのときの
 Brianのようだと思った。
 背が高くて、華奢。 
 でも、ときに、なにかに憑依されたかのように激しい感じに変わる。
  
 ちょっと、そばにいたら理解しづらいかな。


終わって

 8階から、階段を使っておりた。
 長時間座っていたので、頭がぐらぐらしてたけど、
 大勢でエレベーターに詰め込まれるのがいやだったから。
 
 そのとき、ふと頭をよぎった曲は「さくらんぼの実る頃」
 なんでだ?と自分に質問、わからないな。

 この曲は「哀しみの終わる時」の中で使われた曲で、
 この映画では2番目に好きなんだけど、なぜ、これが出てきたのかな。
 
 ちなみに1番は「Tous Les Bateaux... Tous Les Oiseaux 」

 ブログを読んでいると、ときどき先生が「涙が出た」と
 表現してて、でもなんだか、大人の男の人と涙は似合わないな、
 なんて思ってた。
 でも、実際に先生にお会いすると、あー、この方なら、
 こういう場面で泣いたりするんだろうな、と素直に思えた。

 もう、お会いすることはないかもしれない。
 ほんとに、夢の一日だった。

 

 


176

2008-06-02 20:24:54 | Weblog
衣替え
 
 心の中も、変えていこう。
 いつまでも、五月末日のことを思って、ふらふらしてては、いけないな。

 先生は、「私はユートピアに生きる人」と、何かに書いていた。
 
 わたしは、けっしてユートピアに生きているのではない。
 だから、もういい思い出にして、
 現実に戻らなくちゃ。

175

2008-06-01 20:32:48 | Weblog
目を閉じると・・・

 まだそこに先生がいるかのような錯覚。
 
 ・・・ちょっとあぶないな。
 ま、それほど夢見心地な一日だったってこと。

 でも、
 ついさっき開いた本に「私は、ただ一回だけ死ぬ。」
 という言葉を読んだ。
 たしかに、人は一回だけ生きて、一回だけ死ぬんだ。
 
 そう思ったとたん、怖くなった。
 死んだら、いままでの、少ないけれど、楽しかったこと、
 ぜんぶ、忘れて、いや、わからなくなるんだろうか?